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【科学】「日本を変えた千の技術博」展へ。かがくのちからってすげー。

上野の国立科学博物館にて2018年10月30日~2019年3月3日まで開催の、

「日本を変えた千の技術博」へ行ってきました。

こちらも、明治維新150年イベントということで、私が行ける関連イベントとしては、たぶん今年最後になるかな。

 

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技術史っていいよね

私は高校の時の進路決定を鉛筆倒しにより文系にしてしまいましたが、

今にして思えば、ものづくりの方向に進めば面白かっただろうなあと思っています。

(隣の芝生は青く見えるだけかもしれませんが)

 

 

音声ガイドは、松重豊さんでした。借りなかったけどね。

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身近な技術から産業技術も

展示は、けっこう地味なものが多いのが正直なところ。

スタートが、幕末~明治の頃の物理の教科書ですからね。

昔は物理学のことを窮理(キュウリ)と呼んだそうな。

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明治の頃の時刻表。文字がびっしり。

現代の時刻表もまともに読んだことありませんが、こっちはもっと難しそう。
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単位や時刻の話。

メートル法や24時間表記なども何気なく使っていますが、こういう日常に密接にかかわることがガラリと変わるというのは、影響も大きいでしょうね。
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昔の自転車。

「ダルマ型自転車」というらしいです。

乗り心地は分かりませんが、全長が短いことだけは、今の自転車にも採用してほしいなあと思いました。
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先日行った、富岡製糸場。明治近代化の象徴ですね。
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日本初のエレベーターと、エレベーターボーイ。

この無骨な感じが、今ならデザインとしてありかもしれません。

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電話機も、考えてみるとすごいことですよね。

その場にいないのに、音声が伝わるのですから。

昔の電話はそれぞれ交換手の方が、人力でケーブルをつなぎ合わせていましたが、

電話の普及につれて追いつかなくなり、今の自動電話交換機が作られたそうな。
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エジソンの蓄音機。

それまでは文字しか残せなかったのに、音が残せるようになりました。

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これがゆくゆくは、ウォークマンやiPodにつながるのですね。

ウォークマンの1号機も展示されてました。

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磁石。大人になるとU字磁石は見なくなりましたが、子供の頃は砂鉄を集めて遊ぶなどしていました。

いまだに磁石って不思議だなあというのと、磁力にはまだまだ可能性がありそうという漠然とした期待があります。
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「あかり」も生活を一変させましたね。

囲炉裏や焚火はたまにやるから風情を感じるのであって、普段は電灯が一番です。

ここに書いてある「夜間でも働けるようになった」が果たして生物学的に良いことなのかは分かりませんが…
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生活家電のコーナー。

初めての「電気扇風機」は1894年には登場していたそうです。
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初期のアイロンがなんとなくかわいらしい。
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初期の電気ストーブ。ハロゲンヒーターっぽい。

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冷蔵庫。本当に電気式なのでしょうか?氷を入れるタイプに見える。

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1925年の化粧品の広告。

「白色美顔水」の広告は、今の女優を使う広告とは違って絵なんですね。
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こちらはタービン、モーターなど、インフラや大型機械などを支える技術。
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アメリカで流行った自動車も展示。

知らなかったのですが、1900年頃のアメリカでは、電気自動車が3割を占めていたそうです。

最近のEV車の流れは、新しいというより電気の再評価ということみたいですね。

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繊維・素材系のお話。

科学というより化学になるのでしょうか。

この辺りは、名前は聞くけどよくわからないものの筆頭です。
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セルロイドのおもちゃ。

私の年齢だと、そこまで馴染みはないかな。ブリキのおもちゃもあまりなかったですし。
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顔がこえー。
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セルロイド製品。見た目は綺麗だと思います。
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ナイロン繊維を初めて作った機械だそうです。

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カーボン繊維(炭素繊維)。そういわれると、軽くて強い!というイメージがあります。

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富岡製糸場の説明もありましたが、蚕というのは様々な品種改良によって、

ある意味科学的な生き物になっているようです。

こちらは、蚕を改良して、光る繭を作るように進化させたもの。

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品種改良でいえば、お米は古来から改良され続けてきました。

もはや名前はよく分かりませんが、コシヒカリは50年以上前のものなんですね。

最近だと、北海道のゆめぴりか辺りが有名でしょうか。

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続いて重機。

国産第一号のブルドーザーだそうです。
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戦後、アメリカに没収されたあとに海中に捨てられたにも関わらず、

まだ動くということでオーストラリアの農場で使われていたというタフガイ。
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電話機も進化したものです。

さっきは通信技術の話でしたが、今度はハードの話。

初期の電話は、幼児くらいの大きさはあります。
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それがダイヤル式の「黒電話」スタイルになり。
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ポケットベルなどの分岐を経て。(使ったことないけど)
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スマートフォンや折り畳み式携帯電話へと進化したわけですね。
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そして現代人に欠かせないコンピューター。

国産のものは、そろばん替わりの計算機からスタートしたようです。
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これが日本初の大型コンピューター。配線が気持ち悪いことになっています。

全く疎いのですが、恐らく今のスマートウォッチくらいの処理速度もないんじゃないでしょうか。

とはいえ、こんなものを作り上げたという熱意は素晴らしいことです。
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こちらは、腕につけるコンピューター「腕コン」。

なんと、私が生まれる前の1984年には製品化していたそうです。
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外付けのキーボードとつながり、メモ機能や電卓、スケジュール管理ができるそうな。

スマートウォッチの走りですが、機能だけ聞くとけっこう凄い製品だと思います。

逆に言えば、それほど進化していないのか?

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これが一番驚いたかもしれません。
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アイボも欲しいんですけどね。
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お土産コーナー

だらだらと展示を紹介してきましたが、最後にお土産コーナーです。

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お土産は、昔ながらの懐かしグッズが売られています。

懐かしいと言いつつ、私世代(昭和末期生まれ)よりもさらに前だと思いますが。
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ケロリンは、実家で洗面器を使っていたなあ。
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駄菓子も売られています。

最近、New餅太郎になってしまいましたが、このデザインのものはよく食べていた思い出があります。
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ちなみに、本館の「シアター360」は2019年3月まで工事中だそうです。残念。
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「日本を変えた千の技術博」の感想まとめ

今、私の部屋を見回しても、パソコン、スマートフォン、電灯、バッテリー、NintendoSwitch、エアコン、冷蔵庫など無数の製品に囲まれています。

それに限らず、テーブル、シャーペン、コップ、画鋲、サプリメントなど、目にするもののほとんどが、科学技術に支えられています。

これらも当然のことながら一朝一夕ではなく、先人または現代人の知恵によって生まれたと考えると感慨深いものがあります。

普段こんなこと考えてませんけどね。

 

ただ、展示が地味なせいか、テーマが(昆虫などと比べて)子供向けじゃないせいか、

3連休の真ん中に行った割に、ガラガラだったんですよね。

上野科学博物館の特別展は何度も行ってますが、ここまでガラガラなのは初めてです。

展示もせいぜい20~30人くらい、お土産コーナーも私含め2人くらいしかいませんでした。

空いていてオススメできるといえば、逆にそうかもしれません。

技術の進歩を振り返るのもいいですよね。

 

おまけ:NINJAフェスタがやっていた

上野恩賜公園にて、伊賀上野NINJAフェスタが開催されていました。
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三重県・伊賀の里から忍者がやってきて、忍者文化を体験できるというイベントのようです。

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子ども達は刀を取り、大人たちに戦争の道具として使われていました。

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食べ物も、忍者にちなんだものと、全く関係ない唐揚げなどが売られています。

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三重県と言えば、海女さんのキャラで叩かれてましたが、このくノ一「伊賀嵐マイ」さんは大丈夫でしょうか。
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忍者体験として、吹矢や手裏剣投げ、またレーザー技術を使ったレーザー手裏剣対戦などができたようです。
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もう終わってしまったイベントですが、忍者文化も今後の観光やエンタメで使えそうだなあと思いました。

 

おまけのおまけ

水で絵を描くおじさんがいました。
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