鬼太郎ファミリーでは、ぬりかべが一番好きです。
あの無骨な感じがいいですよね。
一瞬だけ攻撃を防いだあと、よく粉々に粉砕されてるけど。
2020年の東京オリンピックでは、ボルダリング(スポーツクライミング)も正式種目になりました。
簡単に言えば、壁登りですね。大人になってから知りました。
正確には、スポーツクライミングというジャンルの中にボルダリングがあるようです。
まだ選手枠が空いてるかもしれませんので、数年ぶりにボルダリングをやってまいりました。
新しい趣味を模索するうえでも、ボルダリングを趣味にするのもありかという好奇心も。
- ボルダリングの基本ルール
- 最初にコースを決めることが大事
- 登ってみると指の力の限界を感じる
- ボルダリングのコツを教わった
- プレイ後は、軽い火傷&筋肉痛祭り
- 筋トレになりつつ、テクニック勝負な面も
- ボルダリングブーム到来?
ボルダリングの基本ルール
正式なルールは、公益社団法人日本山岳・クライミング協会のホームページにあります。
どうやら、制限時間5分以内に、いくつのボルダー(コース)を登れるかを競うようですが…
ボルダリングジムでは、そこまでの厳密なルールはありませんが、以下のような説明があります。
(2か所のジムで同じルールでしたので、恐らく共通なのでしょう)
スタートの「ホールド」(=壁に付いてるでっぱり)から、決められたホールドを掴んでいき、最後のホールドを掴めばクリアです。
足の置き場は、指定されていることもあれば、自由というものもあります。
もう少し細かく説明します。
壁には多数のホールドがついていますが、コースごとに掴んでいいホールドが指定されています。
最初のホールド(=トップホールド)を、両手でつかみ、両足が浮いて安定したら、スタートです。
その後は、掴んでいいホールドを伝っていき、ゴールとなるホールドを両手でつかめば、そのボルダーはクリアしたということになります。
最初にコースを決めることが大事
というわけで、登り始める前に、トップホールドからゴールまで、
どのような道のりであるかを把握しておくことが大事です。
そしてボルダリングジムでは、数字と色のついたテープにより、トップ~ゴールまでが示されています。
くどい説明ですが…例えば、「青の1コース」であれば、「1S」と書かれた青いテープの脇のホールドからスタートして、「1」と書かれた青いテープのあるホールドをつかんでいき、「1G」と青いテープに書かれたホールドを目指すことになります。
また、テープの色によって、難易度も分かれています。
最初のうちは、最も難易度の低いのから始めるといいでしょう。
また、壁の角度も80度くらい(=垂直よりも楽)のがあれば、そこから始めると大変楽です。
こんな急角度の壁にいきなり挑むと相当しんどいです。
登ってみると指の力の限界を感じる
ホールドをつかんで登っていくだけなのですが、これが一筋縄ではいきません。
指を引っ掛けるところがしっかりついていたり、握れたりするようになっているホールドもあるのですが、レベルが上がるにつれて、「これ、どこをどうつかむの…?」というものも出てきます。
トップホールドを両手で持って両足を浮かせた時点でスタートですが、そもそも掴めないのでスタートの姿勢すら取れないコースも多々あります。
そして、1時間という短時間のつもりでしたが、すぐに身体の限界はやってきます。
なによりも、指が駄目になります。
それまでは指を引っ掛けて楽に維持できたものが、指の力を失ったことで、もはやぶら下がることができなくなります。
難易度のレベルは1~8まであったのですが、私は下から2レベルくらいで限界でした。
以前行ったときにはもう少し登れたような気がするのですが、
いかんせんその後に2発目の交通事故&むち打ち悪化を食らったため、握力や背筋力の衰えが大きいです。
まだむち打ちが悪化する前、筋力が多少残っていたころの映像がこちら。
ボルダリングのコツを教わった
そんなふがいない私に、その道のプロである店員さんから、いくつかアドバイスをいただきました。
腕力に頼ってはいけない
初心者がやりがちなのが、腕をぐっと引いて(肘を曲げて)体を壁に寄せる動き。
これは多くの場合、無駄に疲れるだけでなく、動きが制限されてしまうので良くないとのことでした。
基本は、指を引っ掛けた状態で、腕を伸ばしてぶら下がり、足(ヒザ)の力で登っていくイメージだそうです。
体を大きく使う
重複しますが、体を大きく使うことも重要です。
体を捻ったり、振り子のように使ったりすることで、より遠く、より高いホールドにも行けるようになります。
つま先で乗る
乗りにくいホールドに、足の横の方(サッカーで言うインステップ、アウトステップ辺り)で乗っかることがありますが、それも基本的にはNGだそうです。
つま先で乗ることで、足の動きの自由度が大きくなるため、その後の動きがとりやすくなるとか。
といっても、つま先で乗るのってかなり難しいんですけどね。
プレイ後は、軽い火傷&筋肉痛祭り
ずっと指先がザラザラしたホールドに触っているせいか、まず肌荒れを起こします。
摩擦によって軽い火傷のような状態らしく、水で冷やすとものすごく気持ちいいです。
逆に言えば、水で冷やさないとずっとヒリヒリした状態が続くことになります。
そして、何より筋肉痛がひどい。握力が一切失われてしまいます。
手をグーに握るだけでもちょっと抵抗がありますし、指で何かをつまむ動きが致命的にできなくなるため、飲料缶のフタを開ける、眼鏡を拭くのにも苦労します。
私の場合は、ボルダリング後の書道ですら少しつらかったですね。
一日たっても完治はしていないので、仕事への影響がありえるかもしれません。
筋トレになりつつ、テクニック勝負な面も
しかし、ボルダリングのような動きというのは、日常ではまずすることはありません。
握力や背筋、バランス感覚など、健康や筋トレ面でもいい影響が期待できます。
また、私が行った際には小学校1~3年生くらいのチビッ子が同じくやっていたのですが、
私が苦労するコースも、するっと登っていけていたので、
単純に身長差や筋力差が、プレイの優劣を決めるものでもないようです。
(もしくは、あの小学生は私を遥かに超える筋力の持ち主だったのかもしれないが)
ボルダリングブーム到来?
冒頭に書いたように、オリンピックの影響か、近所にもボルダリングジムがいくつもできていました。
スポーツジムもやたらと増えているなあと思っていましたが、ボルダリングもかなり増加していて、これは流行の兆しなのでしょうか。
ジムが増えて、誰もがプレイする機会が増えるというのは良いことだと思います。
一度もやったことのない方は、一度体験してみると、意外とハマるかもしれません。
私もチビッ子達に負けないように、指立て伏せ(腕立て伏せを平手ではなく指で)を中心に鍛えなおして、また登りたいと思います。