「星野リゾートの教科書」 中沢康彦 著
星野リゾートといえば、いわずと知れたリゾートホテルですね。
今は運営会社が変わってしまいましたが、
そんな思い出も交えながら読んでみました。
ちなみに星野社長が書いた本ではありません。
「教科書通り」と言われると
教科書通りという言葉にどんなイメージを持つでしょうか?
恐らく、融通や応用が利かない、基本しかできないという意味で
捉える人もいるのではないでしょうか。
アルバイトの方が「マニュアル通り」の対応しかできないという
不満が聞かれることもありますが、それと似たニュアンスかと。
とはいえ、何のために教科書やマニュアルがあるかといえば、
ある学問やノウハウを体系的・効率的に教えるためと言えます。
本書では、まず「教科書」の大切さについて触れています。
時代を超えて読まれるビジネス書
本書自体が2010年に出たものですので、
今ほど星野リゾートの名前も知られていなかったかもしれません。
この本の構成は、「星野社長の課題意識⇒参考にした教科書の紹介」です。
その教科書は、古典とまではいきませんが、
長期的に読まれている経済本がほとんどです。
言い換えれば、たとえ8年前の本であろうと、
それくらいの時差は関係ないということです。
ホテル業以外でも役に立つ
私は経営者でもないですし、ホテル業でもありません。
しかし、書かれていることのいくつかは大変参考になりました。
そして、自分の勤める会社のダメな部分を再確認できました。
例えば、自分の会社のダメな部分として
社員と経営の距離が遠い(心的な意味で)がありますが、
やはり経営と社員のコミュニケーション不足や、
組織の縦割り・体育会系的な縦社会思考の蔓延が原因だろうとか。
解決しようと日々言ってるのですが、単なる犯行的な人という扱いを受けています。
リゾナーレ西表島(現・ホテルニライカナイ西表島)の思い出
唯一、私が泊まった星野リゾートのホテルがリゾナーレ西表島です。
運営も変わりましたが、施設そのものは残っているようです。
石垣島から船で40分ちょい、そこから送迎バスで迎えに来てもらいました。
行った時は天候がイマイチでしたが、
オーシャンビューの素敵な部屋でした。
そして、ひとりで行ったのに50平方mの広い部屋に案内してもらいました。
恐らく、タイで泊まった高級ホテルを除くと、
これまでで一番広い部屋に泊めてもらったと思います。
ホテルで様々なアクティビティも申し込め、
私はジャングルクルーズを体験することができました。
食事もバイキング&泡盛飲み放題が付いており、
沖縄&八重山の郷土料理もたっぷり食べられました。
運営は変わっていますが、また行ってみたいなと憧れています。