Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「タケシとヒロシ」です。
タイトルだけではなかなか想像できませんが、シミュレーションかRPGになるんですかね。
タケシとヒロシのあらすじ
(おれはタケシ)
タケシはゲーム制作に取り組む中学生。
いずれは有名なゲームクリエイターになることを目指していて、「マイティー・ウォーリアー」というゲーム作りを続けている。
父親がおらず、病弱な弟・ヒロシの父親代わりということも自負している。
ヒロシは、そんな尊敬する兄・タケシが作ったゲームをプレイしたがるが…
実際のゲームは、敵のプログラムが未完成。
そこでタケシは、リアルタイムで敵キャラを操作することにした。
そう、俺自身がゲームになるのだ。
タケシとヒロシのゲーム性
そうして、いろんな意味でゲームが始まります。
プレイヤーはタケシとなり、「ヒロシに適度に苦戦させつつ、最後には勝たせてあげる」のがこのゲームの目的です。
ルーレットでデッキのように選ばれたモンスターのうち、何を配置するかを決めていきます。
主人公っぽい左のキャラクターはヒロシが操作している設定です。
例えば、最初にスライム2匹を選択します。
するとスライムが現れ、後はターン制の自動戦闘が始まります。
そこで「ギリギリまで追い込みつつも負ける」のが最も良いです。
ギリギリで勝つとヒロシの楽しさが上がり、ハートが増えていきます。
このハートを、限られた戦闘数で一定数にするのがゲームのクリア条件です。
ゆうしゃ(ヒロシ)がレベルアップしたので敵を増やしてみます。
が。
今度は敵が強すぎてヒロシを倒してしまいました。
こうなるとやり直しです。
後半には敵の種類も増えますし、「絶対回避」「必殺技」なども任意で発動させ、より駆け引きができるようになっていきます。
こうして、適度に苦戦させるような敵を配置して、ヒロシを満たしていきます。
ちなみにストーリー
まあストーリーはそれほどボリュームがありません。
病弱なヒロシがゲームに教わってメンタル成長しましたというものです。
それを支えた兄タケシと友人達もいて、めでたしめでたしって感じです(適当)。
ただ、全編クレイアニメでできているというのが特徴ですね。
「タケシとヒロシ」感想まとめ
ゲームの発想が逆転的で面白いと思いました。
普通は勝利を目指すのが当たり前ですので、「ギリギリで負けないといけない」っていうゲームって初めてやりました。
いわゆる「接待プレイ」ってやつですね。
残念なのは、難易度がかなり低いことと、ゲーム自体が短いこと。
2~3回ゲームオーバーになりましたが、「このモンスターはこれくらいの攻撃力」とか「何回攻撃に耐えられるか」といったことが分かってくると、ギリギリで負けるのは非常に簡単。
ゲームの短さもあって、だいたい2~3時間くらいでクリアできてしまいます。
操作も、モンスターを選ぶだけですしね。
ゲーム内の設定が、小学生のヒロシでもできるだからというのもありますが、もっと戦略的に「負け」を追求できるゲームだったらもっと良いなあと思いました。
現実の接待プレイ
まだ友達とゲームをしていた幼い頃、私は仲間内でゲームが上手い方でした。
その仲間内ではキレやすい元友人(もう縁を切って20年くらいですが)がいて、ゲームに負けるとコントローラーを投げるタイプでした。
当時、任天堂64のスマブラやマリオカートなど、4人対戦が流行っていたのですが、その元友人に負けが積もると、非常に険悪な雰囲気になったものです。
そこでやはり、接待プレイが必要になるのです。
まず他の2人を倒しつつ適度にダメージを負い、そして最後にタイマンとなった際にどのように負けるか。
そうした逆に戦略的なプレイは、それはそれで面白かったように思います(続いてしまうと流石につまらないですし、私の実力も衰えますが)。
そもそも私は、勝ち負けにそれほどこだわりがありません。
そして、100対0で楽勝で勝ちたいというよりは、相手に100の力を出させて、それに110くらいのギリギリで勝ちたいんですよね。
逆に100の力を出し切って110の力で負けるのもアリです。
なので、ワザと負けてあげる接待プレイには、それほど抵抗がありませんでした。
大人になったら接待ゴルフでもやるのかなと思っていましたが、今のところそんな気配はありません。
今どき、コロナ中はできないとしても、平時に接待ゴルフとか接待テニスとかあるんですかね?