Switchゲーム紹介のコーナー。
今回はシミュレーションRPGの「スライムの大いなる野望」です。
ゲームのあらすじ
100年ほど前に、スライムたちが跋扈して危機的状況に陥ったことがあった。
人々は恐れ慄いていたが、なぜか突然スライムたちは弱まり、人々に再び平和が訪れた。
以降、スライムは雑魚モンスターとして、村の周りに出現しようとも警戒されるモンスターですらなかった。
そのスライムたちが再び動き出す。
100年前に人々を脅かした、人を乗っ取る能力を身につけて。
スライムが主役?
主人公は…スライムといえばいいのでしょうか。
操作キャラはスライムなのですが、特に発言があるわけでもなければ、そもそも意思表示をすることすらありません。
最初に黒幕っぽいサキュバスたちが出てきましたが、20ステージくらい進んで残り4ステージまで来ても再登場せず…エンディングではきっと出ると思いますが。
一応、ガリシア帝国に向かって進軍しているようです。
と思って調べてみたら、「スライムの野望」という前作が存在していることに今更気がつきました。
もしかしたら、100年前の話だったのかもしれませんね。
乗っ取りシミュレーションRPG
ゲームとしては、シミュレーションRPGです。
ルールはシンプルに、マス目に沿って移動して攻撃。
ターン制で味方全員が終われば、敵全員が攻撃…の繰り返しです。
そして最大の特徴が、スライムによる相手の「乗っ取り」です。
スライムは人間とまともに戦うと、ほぼ100%勝つことができません。
しかし、敵である人間を吸収(捕獲)→乗っ取ることができ、乗っ取られた人間はそのまま操作することができます。
スライム自体も一部特殊能力を持っていますが、人間を乗っ取ると人間の能力になり、スライムに戻ることもできません。
一番強力な敵も、乗っ取ることができれば最強の味方とすることができます。
また、細かい話ですが、一旦「吸収」するとバリアを身につけることができ、その状態は最大数回程度攻撃を完全に防ぐことができます。
敵の戦力を奪いつつ、味方が大幅強化されるため、どのタイミングでどのユニットを吸収し、どのタイミングで乗っ取りを行うか…
そういった多数の戦略がいくつも生まれます。
動画はこちら
感想まとめ
上にも書いた通り、シンプルなゲームではあるのですが、結構シビアです。
他のSRPGのように、装備で調整したり、多数のスキルやコンボを駆使したり、ということはあまりなく(要素的にゼロではないものの)またユニット自体にはほとんど特殊能力はなイノで基本的には殴り合いなのですが、吸収&乗っ取りで複雑さが増します。
シミュレーションRPGでも捕獲や勧誘する作品もありますが、自キャラが入れ替わる(スライムから人間)ようなシステムはありそうでなかったかなと思います。
敵の行動様式はちょっと理解できないところが多かったです。
吸収状態になると優先的に狙ってくるという行動があるようなのですが、急に分散して攻撃してきたり、スライム状態の弱い味方を狙ってきたり、なぜか逆方向に逃げて行ったり(基本は向かってくるだけなんですが)。
その特性が掴みきれず、負ける時は一気に負けて、勝つ時は非常に楽な時もあって、振れ幅がありますね。
苦手なステージは10回くらいやり直しましたし、後半でも1発クリアも多かったです。
なお、相手を乗っ取って初めてまともに戦えるようなシステムなので、レベル上げにあまり意味はありません。
一応、レベルが上がるとステータスは上がり、強化アイテムが使えるようになることはあるんですけどね。
シンプルなゲームではありますが、戦略性が独特なので結構楽しいです。
ステージごとに進んでいくのですが、1ステージは10分程度で終わるので、短時間細切れプレイにも向いていて良かったと思います。
↓裸
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