Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅」です。
ゲームの概要
「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」がゲームボーイで登場したのが1998年で、今作(2023年発売)はちょうど25周年。
ゲームとして非常にざっくり言えば、ドラクエシリーズに出てくる様々なモンスターを仲間にしてパーティを組み、敵を倒していくRPGです。
ストーリーは、ドラクエ4のifストーリーとなっています。
魔族の王と人間(女)との間に生まれたピサロ。
少年期、父である魔王を倒すため立ち向かったものの返り討ちにあい、その際に「魔族やモンスターを攻撃できない呪い」をかけられてしまう。
それでも魔王を倒す方法を考えた結果、「モンスターマスターとなって、モンスターに攻撃させる」ということに。
ドラクエ4のストーリーとある程度並行して進んでおり、ピサロナイトが仲間になるきっかけや、勇者の村襲撃なども組み込まれています。
ただ、最終的なストーリーは多少違ってきます。
動画はこちら
冒頭部分はこんな感じ。
途中でインフルエンザにかかって声が出なくなったため、最後まで動画収録できませんでした。
良し悪し
良くも悪くも、あまり変わっていないドラクエモンスターズの世界という感じでした。
一番良かった点は、ボタン1つで使えるルーラがかなり便利なので、割と行きたいところにポンポンと行けるという点。
モンスターはエンカウント方式ですが、やたらと群れていたり、変な行動を取っていたりとちょっと面白いですね。
群れてスライムを蹴っているようなスライムナイトたち。
悪かった点は、まず難易度。
比較的低めだと思いますが、大味過ぎる感じもしました。
スキルポイントを振り分けて特技を覚えるのですが、それぞれの最強呪文(マヒャデドス、イオグランデなど)やブレス攻撃を覚えると、通常戦闘はほぼ全てそれで乗り切れます。
レベルアップでHP・MPが全回復するため、それほど連戦も苦ではありません。
個人的MVPは、中盤にマヒャデドスで無双状態だったフロストギズモです。
ボス戦は、逆に敵がそうした強力な攻撃をしてくるので、耐性がないと1ターンで300〜500ダメージくらいもっていかれます。
事前に相手の攻撃方法が分かっていれば対策を立てて…ということもできますが、ボスの情報がわからないので、基本的にぶっつけ本番。
相性が良ければあっさり終わりますし、相性が悪ければあっさり負けます。
補助呪文やサポート系の特技もあまり活躍せず、回復系特技もそれほど使いませんでした。
強い呪文・特技で押すか、最終的には物理を鍛えて殴る(殴る系の特技を使う)が正解でした。
また、ストーリーはそれほど楽しめませんでした。
ドラクエらしく、魔王を倒すというのはいいのですが、ピサロは魔族でもありますから途中で割と鬼畜ですし。
ロザリーも思ったより関わってこないというか、結局何だったのだろうという感じ。
新キャラのベネットに至っては、結構嫌いだったので途中の一時退場期間が良かったです。
人間になったホイミンを仲間にしたかった…
まあこの人たちは、戦闘には一切関わらないんですけどね。
最初のファミコン版ではなく、リメイクでピサロが仲間になるストーリーをなぞっているため、勇者チームも味方になります。
ただ、魔王討伐後の話やら、目的を失ったコロシアムでのランクバトルやら、ちょっとストーリー的には消化不良というか、あまり面白味を感じませんでした。
そしてドラクエモンスターズで一番の魅力の配合について。
「検索配合」で、これまでに仲間にしていないモンスターの組み合わせなどが出るのは良かったです。
一方で、「????系」(いわゆるボス系)は作り方が分からないままクリアしてしまいました。
ようがんまじんとひょうがまじんでゴールデンゴーレムができたはずなのに…とか、昔と勝手が違うみたいですね。
クリア後にやることも、結局はひたすら強くするだけみたいですね。
一応、オンライン対戦要素があるので、そこを目標にすればいいのかもしれません。
レベル上げは、裏ボスまで倒せばメタルキングの出現率が急上昇するため、クリア前・クリア後で効率が数十倍(大袈裟でなく)変わります。
レベル100(最大)にするのも、15分くらいあれば可能です。
ただ、その頃には強化してもゲーム内で戦う相手がいない…となるため、虚しくなりました。
ポケモン的に、コレクションを進めるというのもあるのかもしれませんが、配合方法に特にヒントがないため、延々と組み合わせを探していく…というのも私には飽きてしまいました。
感想まとめ
悪いところも書きましたが、さすがドラクエと言ったところで、無難に面白く楽しめました。
特別な事情としては、インフルエンザで外にも出られず何もできない時に、長時間プレイできるので買っておいて良かったなと思いました。
とはいえ、もう少し戦略性などが合っても良かったかなとも思いました。
私がパワープレイでゴリ押ししてただけかもしれませんが…
インディーズゲームで遊ぶことも多い私にしては、7,600円はちょっとコスパは良くなかったかなと思いますが、ハズレなしではあると思います。
過去ゲーム紹介記事