Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は、魔界塔士Sa・Gaシリーズのコレクションソフトより、「魔界塔士Sa・Ga」(1)を紹介します。
元々は1989年発売のソフトで、私がこれを初代ゲームボーイでプレイしていたのは、小学校高学年くらいの頃だったでしょうか。
サガのあらすじと概要
せかいの まんなかにたつ とうは
らくえんに つうじている という
はるかな らくえんを ゆめみて
おおくの ものたちが
このとうの ひみつに いどんでいった
だが かれらの うんめいを
しるものはない
そして いま またひとり・・・
あらすじはこれだけです。
簡単に言えば、塔に登っていくRPGです。
そして主人公の種族を選択します。
そして説明なしにいきなり街に放り出されます。
まずは、アドベンチャーズギルドに行って、仲間を登録します。
仲間たちを作成しよう
そして出来上がった仲間&パーティがこちら。
ドラクエのルイーダの酒場と同様に、特に思い入れなく仲間が集結します。
今回はこんなメンバーにしました。
主人公は「エスパーマン」のふなちょ。
ヒロイン枠として「エスパーレディ」のあたい。
その他ペット枠として、「にんげん」のご、「モンスター」のけろがいます。
最初は、塔の入り口にかかった封印を解くために英雄の像を何とかします。
えいゆうのまちに行ってみると、英雄の像はありますが、何かが足りないようです。
英雄の像の持つ、剣・盾・兜がなくなっており、それぞれ剣の王、盾の王、兜の王に会いに行きます。
まず鎧の王。恋に悩んでいます。
しかし、一国の王様に対して、フランクに話過ぎじゃあないですかね。
王様もノリがいいけど。
ちなみに王様の恋の相手は、むら1番のびじん!?らしいです。
王様はロボット風ですし、美人は一つ目モンスターですが、種族を超えているんですね。
盗賊に脅されていた美人のために盗賊を征伐。
すると無事に王様と結ばれることになりました。
御礼に返す言葉が「かんしゃはともかく ほうびのほうは?」
この切り替えの早さは、ぜひ見習いたいですね。
盾の王様は既におかしくなっており、急に襲い掛かってきます。
最後は剣の王様。
既に殺害されていました。
大臣が意外とさわやか。
そして3つの宝を英雄の像に装着すると、玄武が襲い掛かってきます。
玄武を倒すと、黒(玄)のクリスタルが貰えます。
そのクリスタルで塔の封印を解き、登って行くのです。
ゲームシステムとキャラクターについて
このゲームは、オーソドックスなターン制のRPGです。
フィールドを歩き、敵が出現すればコマンドを選択して行動し、倒します。
成長システムは独特です。
まずエスパーキャラは、完全に成長がランダムです。
ステータス上昇は戦闘後に勝手に成長しています。
また、わざを4つ覚えますが、これもランダム。
戦闘が終わるとわざが変わっていたり、昔忘れたわざになっていたり。
にんげんは、戦闘では一切成長しません。
ただし、HP・ちから・すばやさは、店売りのアイテムで上昇させることができます。
比較的安価で、ちからとすばやさはすぐにカンストできます。
モンスターは更に独特です。
成長は一切しないですし、アイテムも装備できません。
敵を倒すと一定確率で「にく」を落としますが、これを食べると別のモンスターに変身し、そのモンスターごとのステータスやわざになります。
法則性がありますがかなり難しく、ランダムにモンスターに変身しながら、強化されることを祈ります(弱いモンスターになってしまうことも)。
昔のRPGは油断できない
昔のRPGって、かなり難易度の波があるイメージです。
サガもそうで、油断しているとすぐにやられます。
特に本作はかなりアイテム所持数が少なく、回復手段がかなり限られているために連戦が厳しいです。
序盤の成長もせずに装備も乏しい時期は、フィールドの雑魚相手にも全滅することがあります。
反面、エスパーが強いわざをたまたま覚えたり、やたらと成長してくれたりすると、序盤からサクサクと進めることができます。
いずれにしても、序盤は街のそばから離れずに、セーブもこまめにしていくのがいいでしょう。
こまめなセーブで詰む恐れも
ただしセーブも注意が必要で、このゲームは敵出現パターンの乱数(?)が変動しません。
ひとつのフィールドに入った時点で、敵の出現パターンだけでなく、敵味方の行動順やダメージなどが決まっています。
例えば、セーブ&ロードしてから5歩移動して、敵に出現し、先制攻撃で50ダメージを受けて全滅したとします。
次にロードすると、5歩歩いたら戦闘が始まり、同じ敵が同じように先制攻撃で50ダメージを与えてきて、全滅します。
このように、敵の出現パターン、攻撃パターン、ダメージなどが完全に固定されます。
そのため、うっかりセーブした直後に敵に全滅されると、ロードしても全く同じ敵、同じダメージを負うため、全滅します。
そして全滅するとタイトルに戻ってセーブした場所からやり直しになってしまうため、「詰む」可能性が常に存在します。
小学生当時は、この仕様によって何度か最初からやり直したような記憶があります。
流石に大人になったので、そこはテレポート(フィールド移動スキル)やドア(塔の一階に戻れる)などの回避手段をちゃんと用意できました。
まとめ
リメイクの特徴について。
リメイク版は以下の通り、「ほぼ再現していますが、社会的文化的情勢に配慮し、メッセージ文などが一部変更されています」とのことです。
いわゆるポリコレですかね、30年以上前のゲームなんだから良い気もしますが。
そして一番のメリットは、高速モードがあることでしょう。
移動・戦闘速度が高速化(倍くらい)にできるため、昔のRPG特有のもっさり感がかなり解消されています。
一方で、上にも書いた通り、セーブ機能はもう少しどうにかできなかったのかという気がします。
セーブファイルを複数化できるとかね。
記事タイトルの「淡泊なのにドラマチック」部分に触れる前に長くなってしまいました。
まあせっかくなので、またプレイ日記形式で書いていくかもしれません。
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