Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は「モン勇」です。
正式名称は「モンスターを倒して強い剣や鎧を手にしなさい 死んでも諦めずに強くなりなさい 勇者隊が魔王を倒すその日を信じています」だそうです。
このタイトルですでに若干すべってる感があり不安でしたが、セールで100円でしたからね。
モン勇の概要
妖精女王に頼まれて、ダンジョンに挑む3DダンジョンRPGです。
ストーリーとしては、塔に秘宝を守るボスがいるので倒して取り返してくれ、みたいな話です。
ストーリーはあってないようなものです。
キャラクターも主に2人しかいません。
ひとりは妖精女王。もう一人は豚。
本作は完全にキャラメイク型で、逆に言えばキャラクターには個性はありません。
名前や職業、見た目を選ぶことができます。
よくわからない固有名詞の見た目も用意されているんですが、何か内輪ネタでもあるのでしょうか?
ダンジョン攻略と成長システム
ダンジョンは3Dダンジョン。
世界樹の迷宮のように、1マスごとに進んでいくパターンです。
敵はシンボルエンカウント。
追いかけてくる敵、動かない敵、逃げていく敵などのパターンがあります。
戦闘はコマンド式です。
前後の隊列(距離)の概念、属性(弱点・耐性)の概念があります。
ターン制なので一方的にやられることは少ない…と思いきや、命中率の概念や素早さ、また敵によっては複数攻撃やカウンターがありますので、勝てない敵には絶対に勝てません。
成長はレベル、スキル習得、装備強化の3種類があります。
このゲームはレベルに特徴があるので(後述)、スキル習得と装備強化がメイン。
ずっと戦っていると経験値とは別にスキルポイントが取得でき、ポイントによってスキル習得ができます。
装備も使っていると成長していきます。
また同じ装備でもレア度などが異なるので、定期的に装備の見直しも必要です。
ボスと評価システムについて
このゲームの特徴として、評価システムがあります。
ダンジョンを1階クリア(ボス討伐)をする際に、「低レベルクリア」「少ターン数クリア」「マップ完成度」によって評価が出されます。
これがけっこう厄介です。
レベルは経験値が溜まった段階で、好きなタイミングで上げることができますが、評価のためにはレベルを上げることができません。
評価が低いとレア度の高い装備が出なくなるので、結果的に以降のダンジョンで苦戦することになります。
ボスは無策で挑むと確実に負けるくらい、かなり強力でした。
一応、装備を育てて戦術をきちんと考えればどうにかなるんですけどね。
なお、このゲームは全滅してもノーペナルティです。
むしろ、全滅すると少しだけHPとMPの最大値を上げてくれます。
正式タイトルで言っていたことは確かですね。
感想まとめ
さて感想ですが、全体的に嫌いではないんですが…
この手のゲームなのでストーリーがほぼないのは別に気になりません。
スキルポイントの振り直しも自由ですし、マップも完成させれば自動的に指定したマスに移動してくれるなど、その辺りは便利でした。
しかし、評価制度のおかげで育成に制限がかかるため、自由にレベリングして進めることができません。
そのために、装備やスキルポイントという上げにくいステータスを上げなければならず、育成に時間がかかります。
またスキルの種類がそこまで豊富でもないので、スキルによる個性というのが出しにくい印象を受けました。
ダンジョンもどの階層に行っても同じグラフィックです。
そんなわけで、4階層目(?)をクリアした辺りで完全に飽きてしまいました。
稼ぎが悪いので同じような作業の繰り返しになりますし、死んでもすぐやり直せるからプレイに惰性感が出てきました。
一応、稼ぎ用の敵もいるんですけどね。
そんなわけで、100円にしては十二分に楽しめましたが、定価だったらどうだったかは考えないようにしたいと思います。
過去ゲーム紹介記事