こっちは敗北というよりは引き分けくらいかな。
花巻温泉→遠野市へ向かう
遠野市にて雲海が見られるらしいという情報を得て、早朝5時頃にホテルを出ました。
花巻温泉に泊まっていたので、およそ1時間くらいの行程です。
ホテルのチェックアウトに20分くらい時間を取られてしまったので、予定が遅れました。
また、晴れていたもののマイナス2度のため、窓ガラスが凍り付いていました。
運転しようにも何も見えないため、氷を溶かすのに暖房付けて待機をしており、結局30分以上遅れました。
遠野市と言えば、遠野物語。
というのは聞いたことがあったのですが、遠野物語についてはタイトル以外の知識はありません。
民俗学者の柳田邦男が遠野地方に伝わる民話を取りまとめて編集したもので、天狗・妖怪・神隠しなどのホラー要素もあるもののようです。
青空文庫で読めるのですが、やや古い言葉遣いのためちょっと難儀しそうで読んでいません。
アクセス
目指したのは高清水展望台です。
花巻温泉から向かうと、釜石方面の高速道路が無料になっていました(今だけなのか、恒久的なのかは不明)。
制限速度は70km〜80kmくらいでしたが、それでもノンストップで行けるのはありがたいです。
ただ、目的の高清水展望台は住所がありませんでした。
そのためカーナビでは特定することが困難で、Googleマップで頑張って行くことに。
道中は山道で、勾配はそれほどでもないものの急カーブ箇所もいくつかあります。
夜明け前に到着したかったですが、逆に太陽が出てないと危なかったかも。
しかもほぼ1車線です。
そのため、対向車が来ると何とか避けないといけません。
苦労して到着
細くうねった道、時々来る対向車を何とかかわしながら、山道を15分くらい登り続けました。
すると目指す「高清水展望台」の看板と駐車場が見えてきました。
そして午前6時30分過ぎに高清水展望台に到着しました。
自動車は10台くらいは停められて、私が行ったときは4~5台の先客がいました。
ただの原っぱが最初にあるのですが、展望台の小屋もありました。
簡素ですが一応トイレも。詰まってたけど。
雲海は…
さて、気候的には好条件だったように思うのですが(前日から晴れ、気温低め)、残念ながら雲海はありませんでした。
「遠野市観光情報サイト 遠野時間」のサイトでは、よければこのような雲海が見られるらしいです。
とはいえ遠野の街と自然が一望できるのは、それはそれでいいのかなと。
ここの標高は約800m。
太陽が出ていますが、風も強く気温もマイナス2度のまま。
けっこう寒いですね。
雲海というか雲?に見えなくもないですが、たぶん工場の煙。
遠くには風力発電のプロペラがたくさん見えました。
ここから少し、傾斜を歩くことができます。
そしてなぜか千切れた鯉のぼりが1匹だけ。
今回は秋~冬の間くらいの季節でしたが、米の時期だと緑や黄金色なのかもしれません。
小屋も含めたこのカットがお気に入り。
雲海は見れませんでしたが、それほど敗北というわけでもないかな。
なお、12月上旬~5月頃まで、冬季につき道路が封鎖されるそうです。
まあここで雪道だった場合、素人の私は登れないし、帰ってこられなかったでしょう。