今日は文化の日ですね。
「自由と平和を愛し、文化をすすめる」が内閣府の定義だそうです。
というわけで文化的なことをしようと、
国立歴史民俗博物館の行き方
国立歴史民俗博物館は、公共交通機関だと行きにくい場所にあります。
JR佐倉駅から徒歩は30分以上かかり、バスでも15分くらいかかります。
また、京成電鉄の京成佐倉駅より徒歩15分強。これもちょっと遠いかな。
あるならば自動車が一番のお勧めです。
※ちなみに私は千葉方面から自転車で行きましたが、2時間程度かかりました。
国立だからすごい。だけど・・・
やはり国立の博物館ということで、
展示場も広い上に、数も豊富です。
また、人類史をスタートから近現代まで一気通貫で学ぶことができます。
ただし、第一展示場の「原始・古代」が現在工事中で、
それが2019年1月頃までかかるとのこと。先は長いですね。
というわけで、平安時代からスタートしました。
藤原道長の名前を久々に聞いた気がします。
当時高価だった「紙」を、作者である紫式部に提供していたとのことです。
…と、見学者のお婆さんが語っていました。
真実かどうかは分かりません。
平安貴族のお屋敷のジオラマもあります。
池があって平屋建てで広いっていいなあ。
近現代まで一通り
その後は時代ごと・テーマごとに展示が続きます。
「民俗」博物館ですので、特徴的な部分も。
例えば江戸町人の暮らしぶりや、近現代の道具など。
江戸の街並みの再現。水路のある街並みも憧れます(金沢とか)。
特に戦後の街並み・家庭の再現は、あまり知らなくても懐かしい感覚に陥ります。
10歳児の部屋の再現。
昭和?大正?の街並みの再現。
また、妖怪伝説や河童の特集、おまじないなども「民俗」として展示されています。
私が子供のころは「ミスバリ」(確かバリア的なもの)でしたが、
それは紹介されていませんでした。
エンガチョは、私よりもう少し上の世代(今の40~50代)のイメージ。
感心したこと
「印刷の歴史」に関する展示が、丁寧にされていました。
人類の発展は「言語」を生み出したからだとよく言われますが、
よくよく考えてみるとそれと同じくらい、
「印刷」も凄い発明なのではないかと改めて気づかされました。
本格的に国内で印刷技術が広まったのは、
10世紀頃だそうで、その後は日本書紀など貴重なものが刷られたそうです。
そのおかげで、今日もその歴史的価値を享受できるというのは、
大変すばらしいことで壮大な印象を受けました。
最近で言えば、文書の拡散ができるということで、
電子メールの発明と同じようなイメージでしょうか。
と、真面目な感想を抱きました。
主旨が違うのかもしれませんが、
「印刷博物館」にも今度行ってみたいと思いました。
もう一つ、江戸城の写真が残っていたのも少し感動しました。
子ども向けの体験コーナーや、動画、ジオラマなど、
展示にも工夫があるので、なかなか楽しいです。
先述の通り、広くて展示も多いので、本気で見ようとすると
丸一日かかることでしょう。
日本史に興味がある人は、まずは広く浅く全体を俯瞰したり、
興味を持つ第一歩にしたりするにはいい施設かなと思います。
【国立歴史民俗博物館・公式】
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構|大学共同利用機関法人 人間文化研究機構|国立歴史民俗博物館
その後、温泉へ。
20km近く自転車をこぎ、2時間近く展示を見て歩いたため、
かなりぐったりしてしまったため温泉へ。
佐倉市に温泉が出ているとは知りませんでしたが、
「佐倉天然温泉 澄流」(すみれ)という施設が
2016年12月にオープンしていたようです。
佐倉市の染井野という新たに開発されたエリアに立地しており、
周辺は新興住宅地が立ち並ぶ住宅街です。
竹林に囲まれた和風な造りになっていますが、
お風呂の種類も一通り何でもあるという印象です。
(温泉、露天、電気風呂、炭酸泉、サウナ、塩サウナ…)
温泉そのものは、琥珀色の透き通ってサラリとした感触。
真っ昼間でしたが、けっこう混んでいました。
詳細は公式サイトまたは「Yutty」という温泉情報サイトが一番詳しそうですので、
そちらもご参照いただければ幸いです。
【澄流・公式】
【Yutty記事URL】クーポンは期限切れ。
長風呂が苦手なのですが、一時間ほどいろんな湯とサウナに入りました。
自転車の疲れからも多少は回復してきたので、
何とかその後20kmくらい漕ぐことができました。
文化の日でしたが、スポーツの秋も体現できた気がします。