バスケットボールをやらないために生まれたと言っても過言ではないくらい、バスケは苦手でした。
そんな私がバスケットボールのプロの試合を見に行った話。
- 千葉ジェッツVS秋田ノーザンハピネッツ
- でかい人たち
- バスケットボールの試合の流れ
- 会場の盛り上げは工夫がいっぱい
- 試合自体の感想
- バスケットボールの応援文化
- 短時間&省スペース&屋内だからちょうどいい
千葉ジェッツVS秋田ノーザンハピネッツ
たまたまお出かけしていたところ、千葉ジェッツVS秋田ノーザンハピネッツの試合の割引チラシをもらいました。
さらにたまたま、試合の日の夜は千葉駅周辺におり、会場であるポートスクエア(千葉みなと)に近かったので、ふらりと寄ることにしました。
私も千葉県民の端くれですので、千葉にプロバスケットボールチームの「千葉ジェッツ」があることは知っていました。
「昔は、ジェッツ船橋じゃなかったっけ?」と思ってましたが、正式名称が「千葉ジェッツふなばし」なんですね。
でかい人たち
会場では、チケットとともにガイドブックをもらいました。
選手名鑑が入っていて、千葉ジェッツと秋田ノーザンハピネッツの選手一覧があるのですが、やはりでかいですね。
なお一番小さい富樫選手は、167㎝65㎏でした。
ステキな笑顔です。
(うろ覚えだけどお笑い芸人の「カミナリ」に似てるなあと思いました)
私が筋肉的な意味で肉体のピークだったころ、166㎝75㎏でしたから、バスケは100%無理でも、相撲なら立ち向かえたかもしれません。
一番でかい人が206cm。そんなの私からすれば、もはや人というより塔ですよ。
そんな人と押し合いへし合いをすると考えただけでも、同じコートには立ちたくないですね。
バスケットボールの試合の流れ
あまり知らなかったのですが、改めてバスケットボールの試合の流れを書いておきます。
4クォーター制で、1クォーターはそれぞれ10分間。
第1~2クォーターの間は2分、第2クォーターが終わると20分休憩、第3~4クォーターは2分です。
何のタイムもなければ、試合時間は40分、休憩入れても64分です。
ただ、頻繁にタイムは止まりますので、今回は2時間弱(110分くらい)かかりました。
あまりルールに詳しくないのですが、試合展開をスピーディにするための工夫があります。
(一部、推測があります)
まずボールを持ったら、そのチームは25秒以内にシュートを打たなければなりません。
次に、ゴール下の赤いゾーンには、ボールを持った状態で3秒以上とどまってはいけません。
これにより、少なくとも25秒ごとにシュート(またはクリアされる)ので、試合展開は早くなります。
会場の盛り上げは工夫がいっぱい
オープニング、ハーフタイムショーだけではなく、2分のインターバルや、更にはタイムアウト中にもショーが繰り広げられます。
こちらはオープニングの様子。ちと小さいですが、選手入場の演出に炎まで登場しています。
試合中、隅っこではチアガール的な方々が盛り上げに一役買っています。
タイムアウト中。各チーム、第1~2クォーターと第3~4クォーターで2回ずつ作戦会議タイム30秒が取れます。
その30秒ですら、チアや着ぐるみがサササササッと出てきて、ダンスなどを行うのは徹底してるなあと感心いたしました。
ハーフタイムは20分と長いので、少し大がかりなショータイムになります。
照明も落ちました。
1000円ではあまりいい席ではないので、全く正面ではありませんが、ラインダンスなどが繰り広げられます。
さっき書いたように、2分の休憩、30秒のタイムアウトの度に引っ張り出され、そして試合中もほぼ動きっぱなしなので、チアの方々も相当な体力がいることでしょう。
大相撲中継で見るような、スポンサー企業タイム。30社くらいは軽くあったのかな。
これもハーフタイムに行われます。
試合自体の感想
エンタメはすごかったですが、試合自体の感想について。
やはり身体能力についてはすごいですね。
攻防がすぐ切り替わるので、その点は飽きないと思います。
一方で、ファールは比較的出やすいので、すぐに試合中断が起きます。
10分のクォーターで、10回弱くらいはホイッスルがなるので、結局20分くらいはかかりますね。
仕方ないのですが、少し間延びしてしまうかなあというのが正直な感想です。
ちなみに、コーチがうるさいということでテクニカルファール(?)を取られるシーンも。(このポーズを決めている方は秋田の監督ですが)
スラムダンクしか知らないとリバウンドに注目してしまいますが、漫画ほど綺麗なリバウンドはそれほどありません。
バスケットボールの応援文化
ここから先は個人的偏見も含めた、体育会系嫌いな私の意見です。
まず、私のスポーツ観戦の前提として、「どっちが勝とうが面白い試合が良い」というのがあります。
オリンピックだろうとワールドカップだろうと、別に日本人の活躍には興味がなく、ボルトが9秒切ってくれればそれでいいですし、ブラジルVS日本が10-0で負けてもそれはそれで面白い試合だと思います。
時々怒られるというか注意されますが、楽しみ方はそうなんだから仕方ない。
さて、今回の試合ですが、千葉ジェッツVS秋田ノーザンハピネッツなので、千葉がホーム、秋田がアウェーです。
そして、アウェーに対して厳しいというか、ホームびいきが過ぎるなあというのが見ていて少しイマイチでした。
観客の応援がホームに偏るのは仕方ありません。
しかし、公式(運営)もかなり偏っているんですよね。
まず、千葉ジェッツにボールが渡ると、会場全体のBGMがオフェンスの曲、秋田ボールになるとディフェンスの曲に変わります。
デジタルサイネージ部分も、ジェッツのボールの有無に合わせてオフェンス・ディフェンスに切り替わります。
ここまではまだしも、会場のアナウンス(得点決めた選手の読み上げや、ファールの数などを伝える人)も、「ディーフェンス!!」「Go ジェッツ!」と会場マイクで叫びます。
それは野球のテレビ中継で言えば、実況が巨人しか応援しないようなもので、けっこう違和感がありました。
そしてフリースロー。
秋田側のシュートの際は、会場一体となってブーイングを行います。
相手(ホームじゃない方)のフリースローの時は、公式がブーイングを煽るのはそういう文化なんですかね😗#バスケ pic.twitter.com/w7N6As9RoJ
— GO@ひとり旅・読書・ブログ (@GK_GK21) 2019年4月11日
試合の情報を流すビジョンが設置されているのですが、そこに「Booooo!!」とブーイングを煽る映像が毎回流れます。
また、運営サイドの公式応援団のような人がいるのですが、相手のフリースローの瞬間、彼がゴール下で奇妙な踊りでミスを誘おうとします。
(タオルをぐるんぐるん回しながらはしゃいでる感じ)
別にスポーツマンではないのでスポーツマンシップ云々は言いたくありませんが、この辺りがけっこう嫌でしたね。
特にフリースローはホーム側が反則をしたおかげで与えられるものであるので、元々はファールした方が悪いでしょうと。
メリケンヤンキーのストリートスポーツだから仕方ないのか(偏見)?
繰り返しになりますが、バスケットボールの文化を知らないので、そこはイマイチ合わなかったですね。
短時間&省スペース&屋内だからちょうどいい
野球を見ようと思うと、だいたい3時間くらいかかりますね。
サッカーはもう少し短いですが、コートが広く、基本的に屋外です。
バスケはその点、時間が短いのと、コート全体を見渡せて、しかも屋内です。
天候も関係ないし、選手全員が視界に入っています。
様々なショータイムもありエンタメ性も高いので、素人でも楽しめるかもしれません。
私はどうでしょうね…
バスケは、少なくともやるのは好きではなかったので、今回のように1,000円くらいならたまに観てもいいかなあという感じです。
綺麗なシュートが決まった瞬間などは、見ていて気持ちがいいものですしね。
ちなみに試合は、91-62で千葉ジェッツの勝利でした。
この試合が、〇〇リーグの〇〇戦だとか、さっぱり分かりませんが。
バスケの試合の点数相場が分かりませんが、だいたいこのぐらいに収まるんですかね。
というわけで、初めてのプロバスケットボール試合の観戦体験でした。
スラムダンクを読んでいて、体育の授業でやっていれば何となくわかるものです。
サッカーも観に行ったことはないので、次はサッカーですかね。