今回は変わった景色を紹介するショート記事です。
場所は千葉県中南部の大多喜町にある、二階建てトンネル。
本多忠勝やタケノコ、天然ガスなどで(一部では)有名な町です。
大多喜町にある二階建てトンネルをくぐってきました。
確かに奇妙な感じです。
昔は上のトンネルが使われていたのですが、「やっぱりやーめた」ということで下に改めて掘ったそうです。
その際に、上の方は埋めなかったので、このような二階建てトンネルとして残されました。
後続車もいなかったので、停止して撮影しました。
緑っぽく見えているのは、ライトの関係のようです。
車がすれ違える横幅があるようには思えないのですが、対向車が来たらどうしたらいいんですかねえ。
厳密に言うと向山トンネルと共栄トンネルが連結していて、両方の名前が付いているようです。(細かいところはよく分かりませんが)
ちなみにトンネルを抜けると「弘文洞跡」というところがあります。
かなり目立たない場所に入り口があります。
川沿いの遊歩道を進んでいきます。
途中、飛び石のような橋があるので渡っていきます。
下の写真の左側、台風&大雨で土や木が積もっていますが、本来は通れるそうです。
飛び石も、水が多いときは注意が必要です。
一部壊れており、木の板が橋替わりになっていました。
少し歩くと、弘文洞跡です。
両サイドに絶壁があり、真ん中を川が抜ける、それなりの迫力のある場所です。
なぜ弘文洞”跡”というかと言えば…
1970年代までは、この絶壁同士が上部でつながっており、まさに「洞」=穴になっていたそうです。自然になったのではなく、トンネルとして掘ったそうですが。
それはそれで迫力があったのかと思いますが、1979年に上部が崩落し、今の姿になったそうです。
なお、弘文洞跡の先にもキャンプ場などがあったみたいですが、2019年の台風・大雨でこの先も通ることはできませんでした。
というわけで、大多喜町にある変わった景色をご紹介しました。
時々、ショート景色記事も書いていきたいと思います。