大地の芸術祭2022について書いていく、連続シリーズ。
今回は、「越後妻有里山現代美術館MonET」です。
場所など
越後妻有里山現代美術館MonETは、十日町の(恐らく)中心街にあります。
前回記事の清津峡トンネルからは、車で30分くらいの距離です。
里山と付いていますが、商店街から程近い場所です。
外観はこんな感じ。道の駅も併設されていました(寄ってませんが)。
中に入る
その前に、庭にもいくつか展示が置かれていました。
何を意味しているかは、それぞれ感じ取ってください。
モグラTVは放送しているのでしょうか?
ON AIRと書かれたところを覗いてみましたが、特にありませんでした。
大地の芸術祭パスポートを持っていると、期間中に3回まで無料で入ることができます。
入ると、中心が巨大な吹き抜け(もはやこれを吹き抜けと言えるのか…?)がありました。
水が張ってあり、絵が描かれています。通り抜けはできません。
上から見た方が分かりやすいので、後でお見せします。
腹ごしらえ
朝食を取らず、11時を迎えていましたので、ここの名物っぽい「TSUMARI BURGER」を食べることにしました。
分厚いメンチカツに、ふきのとうなどが挟まっています。
パンはこんがり目。
分厚いですが、圧縮すればかじることができます。
ふきのとうはそれほど得意ではないのですが、肉やソースと苦みのバランスは結構よかったですね。腹も膨れました。
MonETに入る
厳密に言えば、まだ美術館ではないようでした。
このスペースから見た限り、別の喫茶店や銭湯などが併設されていました。
建物のスケールは大きいですが、美術館部分はこの一部でした。
カフェを背にして右手側に、美術館MonETがあります。
MonETは読めなかったのですが、「モネ」でした。
中は二階建てで、それほど広いわけではなく、回るだけであれば10分くらいで歩けます。
まずは謎の飛行物体たちがお出迎え。
二階部分から見ると、ほぼ同じ目線で見ることができます。
何を表しているかは分かりません。
こちらは何か小さなものが、無数にぶら下げられていました。
近づいてみると、全てが文字盤のない時計。全て動いていました。
こちらはデジタル技術を使ったもの。
眼前に大きなモニターがあり、円盤状のコントローラをなでると、3Dマップを移動できるのですが、移動の仕方が難しく、私には乗りこなせませんでした。
こちらは動くオブジェ。
ドレスが躍っているような、戦っているような動きをしていました。
小物がつるされ、何か一言メモが書かれたもの。
群馬の中之条ビエンナーレでも、似たような、意味のあるのかないのか分からない一言メモ作品がありましたが、現代アートでは一般的なのでしょうか?
こちらは銀の紙吹雪が5分に一度舞い落ちてくるもの。
ただ、期待したより吹雪の量が少なかったかな…
細かく見ると、銀の紙が家の形をしていました。
一番興味深かったのはこれかなあ。
最初は、天井と床に黒い糸が張り巡らされているだけかと思いました。
ただ、近づいてみると、細く流れる墨のような黒い液体でした。
くっつかないんでしょうか?
ニュースになったLost#6
ネットニュースで話題になっていました、「越後妻有で中学生が作品を壊した」というもの。
ここにもそのひとつがあり、非公開となっていました。
作者の方は寛容ともとれるような発言をされていましたが、残念なことです。
一部を除き、全部紹介しました。
残りはミュージアムショップなどです。
池のアート
冒頭に書いた、吹き抜け部分の絵を上から見るとこちらです。
中心から見ると、建物と青空が水に反射しているかのような絵が描かれています。
水も張ってるので反射っぽいですが、あくまで底の絵です。
感想まとめ
というわけで、越後妻有里山現代美術館MonETでした。
「現代アート」と言う感じで、よく分からないものもありましたが、墨の滝(私が命名)など、面白いものもありました。
そして建物の解放感や構造などは、珍しくて規模も大きく、面白かったですね。
大地の芸術祭特集は、まだ少しだけ続きます。