G-log 日々思うこと

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【読書感想】「夫以外」。世の中、不倫って意外と多いんですね。

「夫以外」新津きよみ 著

 

 

独身であり男性である私ですが、今回はじゃあ関係なさそうなジャンルを読んでみようと。

本の帯には『「夫さえいなくなれば…」一度でもそう考えた事のあるすべての方へ!」と書かれています。

 

 

不倫の話だけではないです

一冊で一つの話ではなく、独立した話が6話入った本です。

タイトルや帯の文句からすると、不倫話のようですが、そればかりではなく、臓器移植や夫婦別姓など、話題は多岐に登ります。

ただ主人公は全員女性です。

 

まあ第一話は不倫に近い話でして、夫が亡くなった直後、若くて気さくな夫側の甥っ子がやってきて、それに惹かれてしまう未亡人の話。

主人公の未亡人は48歳、男性は28歳くらいでしたが、それでもそういう感情を持つんでしょうかね。

まあジャニーズファンの年齢などを考えると、十分ありえるか…と思いましたが、嵐ですらもう40歳くらいなんでしたっけね。

 

描写が分かりやすいような、にくいような

心理描写は比較的分かりやすく、登場人物が平凡な人々であるため、気持ちを理解しやすいです。

出てくる夫の気持ちも分かるし、妻の気持ちも分かります。

テーマがテーマなのでアレですが、国語の問題で「この時の気持ちを~」があれば分かりやすく正解できそうです。

 

反面、このままこの場面で行けばいいのに…というところで場面が切り替わってしまって、それがマイナス方向に働いているようにも感じました。

文章がほぼ主人公目線なのに、それが急に変わってしまうせいで、人間関係が若干分かりづらかったかなあと(許容範囲ですが)。

本の帯にはもうひとつ、「全話あざやかな逆転劇!」と書かれていますが、そもそも事件性や戦闘シーン等があるわけでもないので、「逆転劇!」というほどのものではないような感じがします。

人間関係などを叙述トリック的にズラしていくことが逆転劇なのかな。

どちらかというと平凡な日常の中で、ちょっとした悪意や好意などの気持ちの変化を捉えた作品かなあと感じました。

 

不倫と浮気の違い

不倫と浮気の正確な違いが分からなかったので調べてみました。

以下のサイトによると…

chigai-allguide.com

 

不倫:結婚している、肉体関係あり、継続的な関係性

浮気:結婚は問わない、肉体関係は問わない、一時的も含む

 

ということで、浮気の方が範囲が広くて軽め。

不倫の方が限定的で重めということでしょうかね。

 

不倫はよくある?

ニュースで一番価値のない情報のひとつは、芸能人の不倫報道だと思っていますが、それなりの頻度で報道されていますね。

社会人の皆さんの周りはいかがでしょうか。

 

大人になって、浮気や不倫ってけっこう周りにもよくあるんだなあと思いました。

まあどこからどこまでがOKでOUTなのかというのは人それぞれ、家庭それぞれだと思いますが、客観的に見ればマズイんじゃないっていう話もそれなりに聞きます。

男女を問わない(普通は男女セットなんですが、私が知っている側の人が男女問わないという意味)ですし、年齢も20代後半~60代まで幅広いです。

かくいう私も昔、婚約中の女性上司から「結婚すると遊べなくなるから…」的な感じで誘われる等の被害に遭いましたが、私にも降りかかるくらいなら世の中もっともっとあるんじゃないかなーという認識です。

また、数か月前に仕事で会った中年サラリーマンに、名刺交換して一言二言雑談した後に「いやー、カミさんに内緒でソ〇プに行ったら、バレて離婚になっちゃいまして」とも言われました。会って2分程度の人にそれを言われてもかなり困ったのですが、そういうケースも浮気といえば浮気でしょうね。

 

これは当社とその周りの風紀が乱れているだけでしょうか?

皆さんの周りはどうでしょうか?

 

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