新しいサービスを使ってみようとして、無駄足に終わった話。
これだからLINEは信用できねえ。
今年、望んでいないのに年賀状2通が来てしまいました。
数年前から、きっぱりと誰から来ても返さないと決めておりました。
部長だろうが社長だろうがその決意を貫き、その甲斐もあって過去2年は広告以外来なかったのですが、昔の知り合いから年賀ついでの結婚報告1通と退職報告1通が来ました。
私なんぞに送ってくるということは、よほどコミュニケーションに飢えているんですかね。
これは流石に返すかと思いましたが、出来合いの年賀状は3枚セット600円くらい(東急ハンズ調べ)するので、そのために買うのももったいなあと。
そういえばLINEで「スマートねんが」というサービスがあったので、それならば年賀状っぽさとデジタルの手軽さを併せていいんじゃないかと試してみました。
ここまで前フリ、以下愚痴です。
結果として送ることができませんでした。(正確に言えば、送れない場合があるということです)
さて、このサービスは200円からLINE上で年賀状のデザインができ、
1)LINE上で年賀状として送る
2)相手に住所を入力してもらい、印刷したものを送る(1件230円)
の2種類のサービスができるというものです。
デザインはテンプレートに好きな画像やテキストをはめ込みます。
スマホの画像が直接貼れるので、そこそこ便利でした。
それでデザイン後「送る友だちを選ぶ」になったのですが、目当ての相手が出てきません。
すると、以下のような注意書きがありました。
なんと、相手方の設定変更が必要なようです。下の画面ですね。
(プライバシー管理⇒アプリからの情報アクセス⇒プロフィール情報へのアクセス許可)
ちなみに私の場合は「お互いに友だちの場合は許可」としています。
上記が「拒否」の設定では、既にLINE上で友だちになっているにも関わらず、そもそも一覧に友だち名が表示されず、送ることは不可能でした。
これは完全に想定外。この時点で既にLINEに対して200円を支払っています。
それならばと『2)相手に住所を入力してもらい、印刷したものを送る(1件230円)』の方法を試してみます。
これは、相手に住所を聞くLINEが行って、相手がそこに自宅住所を入れると、デザインした年賀状が届くというものです。
結果から言いますが、こちらも引き落としが済んでから同じ注意書きが出ました。
どうやら、相手に「年賀状を送りたいから住所を入れてくれ」という通知すら送ることができないサービスのようです。
ちなみに他の送信可能な人に送って試してみましたが、結局はLINEのトークルームを介してリンクを送るだけで、普通のメッセージと大きな差は感じませんでした。
また、見る側は「スマートねんが」を友だち登録しないと見られないらしく、嫌な人は嫌でしょう。
さらに送った側が「届いた年賀状を見る」をタップしても、作ったデザインの一覧が表示されるため、どのデザインを送ったか確認することはできませんでした。
宛名面(これはなくてもいいのですが雰囲気のため作成)でも、「&」使ったら文字化けしてますしね。
まとめると、名ばかりスマートで、利便性以前の問題な年賀状でした。
送りたい相手に「スマートねんがを送りたいから、LINEのプライバシー設定変えてくれ」と送るくらいなら、最初から通常のメッセージで「おめでとう」と画像でも併せて送ることでしょう。
そもそもLINEは何度かやらかしたせいで個人情報関連の設定を「拒否」にしている人も多かろう、という自覚が足りていないのではないでしょうか?
というわけで、LINEの使えないサービスに430円という大金を取られた話でした。
※金額の問題で傷ついているのではありません。
最初からハガキの年賀状を買ってきた方がよほど有意義なお金の使い方でした。
郵便局公式LINEアカウントのぽすくま君はブロックしました。
やはり年賀状は送らないに限りますね。
※追記※
230円だけ、後から返金されてきました。
特に申請などはしていないのですが、使われなかったということでしょうか。