「ジャガー自伝 みんな元気かぁ~~い?」 ジャガー 著
いつもならAmazonリンクを貼りますが、今回は千葉県内の書店で買ってほしいので画像のみです。理由は最後に。
千葉県民なら誰しも知ってるジャガーさん…と言いたいところですが、私も名前くらいしか存じ上げませんでした。
たまーに千葉テレビを見ると「ファイトファイト千葉!」みたいなことを言っている派手なおっさんだなあというくらい。
しかしながら、これだけ愛される人になったのは何か理由があったのでしょう。
興味を持ったので手に取ってみました。
ジャガーさんについて
ジャガーさんを知ったのは、ここ数年でした。
一度、テレビやポスターで見たことはあったのですが…
1945年の東京大空襲まで経験されており、想像以上に高齢の方でした。
千葉県では1980年代頃から活動をはじめ、その頃は今以上にテレビが力を持っていたこともあり、千葉県(神奈川・埼玉辺りでも)では話題だったようです。
私が物心ついたころには、その頃よりだいぶ落ち着いていたようですが、冒頭に書いたように千葉テレビなどではちょくちょく姿を見かけました。
ここ何年かで全国区のテレビで取り上げられ、若者も知るところになったようですね。
公式Youtubeには、「ファイト!ファイト!ちば!」という楽曲が上がっていました。
見た目よりもハスキーでスローなテンポでしたが、味のある声と映像です。
本の感想
本書はタイトル通り、ジャガーさんの自伝です。
一応設定上は、地球上の仮の姿での人生とされていますが、その設定は途中から消し飛んでいるので、普通に自伝です。
中身については、ジャガーさんの若いころの家族の話や千葉県の話、大人になってからはビジネスの話と音楽・芸能活動の話です。
何にしても、自分でとことん突き詰めて自分で作り上げていく姿が印象的でした。
特に、高校生の時にエンジン付き三輪自動車を自作した話や、自社ビルを社員とともに造り上げた話は本当にすごいと思います。
洋裁業をベースに財を成してますが、それも自身がコツコツと洋裁を学んだ結果ですし、音楽機材・スタジオも自前、編集も自前など、ありとあらゆるものが自前主義です。
地方局とはいえ、個人で番組を買い上げて番組作りも自分でやっていく。
その傍らで、本業の洋裁店をチェーン運営したり、カフェをやったり、ライブをやったり…
その何でもやってしまう恐ろしいバイタリティには感服しました。
自伝本ってほぼ初めて読んだのですが、知っている地名ばかりでしたし、スルスルと読むことができました。
あとは、ここ70年くらいの千葉の様子もちらほら描写されているのが良かったです。
今でこそ多少は栄えている千葉ですが、昔は鉄道も高速道路も今ほどではありませんし…
1980年前後に東京ディズニーランドや成田空港ができたことが転換点だったのかなあと思います。
最近のジャガーさん
さてジャガーさんですが、先日故郷のジャガー星に帰ったそうです。
平たく言えば「亡くなったのでは?」という噂も流れていますが、いわゆる芸能活動から引退したとの説もあり、真偽は定かではありません。
そう言えば千葉にはコリン星出身の方がいたり、銚子でUFOを呼んでいたりと、宇宙とのつながりを感じられる場所なのかもしれません。
そうじゃないかもしれません。
ちなみに千葉県内の書店で本を買うと、オリジナルステッカーがついてきます。
何に貼ればいいのかな?
※ふなっちょステッカーは付属しません