最近、ほとんど何も活動できていないので思い出話が多いですね。
今回書くのは、中3~大学くらいに乗っていた自転車の話です。
それは黒いママチャリです。
確か近所の店舗を持たない自転車屋のおっさん(父親の知り合い)から、中古で2000円くらいで購入したものです。
そして、ボディには「FATCAT」(ファットキャット)と書かれていました。
そのため、FATCAT号と呼ばれ、そのおんぼろボディと共に人気を博したものです。
たぶん元の持ち主も10年くらいは乗っていたのではないでしょうか。
そこから私も6~7年は乗っていたのか。
様々な場所に行きましたし、警察にはしょっちゅう盗難自転車を疑われて何度職務質問をされたことか。
そんな相棒だったファットキャット。
ある日、いつも通りまたがってお出かけをしたところ。
近所のけっこうな急坂の途中でブレーキが断絶され、足でブレーキしつつ壁で何とか停止。
幸いにも私自身は無傷でしたが、タイヤはひしゃげ、ボディも曲がり、ファットキャットはその生命を終えました。
(直そうとすると購入金額の何倍かかるか分からないくらい)
というのが、ファットキャット号の思い出です。
もっとポエミーに書こうかと思いましたが、素敵な文章を書く気力がありませんでした。
小学校の頃は、ママチャリ=ださいというイメージが強かったです。
高校くらいになると、もう格好悪いことこそがいいと思っていた、ちょっと斜に構えていたので、おんぼろファットキャット号はとても素敵な乗り物でした。
黒くてぼろぼろのママチャリに乗ってる高校生は他にいませんでしたけどね。
今乗っている自転車も、もう10年くらい乗っています。
またファットキャット号が売っていたら、また買いたい・また乗りたいなあ。
とは一切思いませんが、一番思い出深い自転車です。