アンデスと言えば「アンデスの春」。GOです。
今日は上野の国立科学博物館へ「古代アンデス文明展」を観に行きました。
国立科学博物館、通称「カハク」の企画展示は、
ここ数年は毎回行くようにしていましたが、今回は遅れてしまいました。
というわけで、あと1週間で終わってしまうので、内容をさらっと。
ポスターが「美少女」で釣りに来てましたが、ミイラだからなあ…
アンデス文明とは(地理と歴史)
アンデスの場所すら知りませんでしたが、現在のチリやペルーなどの南米です。
アンデス山脈(あ、これ知ってた!)で南北に分断されており、東側は湿潤で肥沃な森林・山、アンデス山脈を挟んで西側は年間雨量が10㎜程度という極度の乾燥地帯だそうです。
時代としては、紀元前3000年頃~から栄えた文明の始まりで、本展では16世紀のインカ帝国滅亡までを指しています。
インカ帝国は何となく知ってますね。
日本で言うと縄文時代の後半~戦国時代なので、改めて考えるとかなり広いですね。
有名なモノを単語で挙げると、
■ナスカの地上絵
■マチュピチュ
■ウユニ塩湖
…くらいは私でも知っていました。
何となく学んだこと
■初期は「ジャガー」が神格化されていた。
左が人間ですが、徐々にジャガーが神格化していったそうです。
その他、太陽が絶対的な存在でしたが、基本は万物に神が宿る思想だそうです。
ジャガー含め、人間の力を超えたものが全て信仰の対象だったそうで。
■文字の無い文化
基本的に文字が存在しないため、絵や像など形で後世の我々は判断しなければなりません。
また、お金もなかったそうです。
説明によると、基本的に「なんでも作れる」のでお金がいらず、
他には物々交換で何でも手に入ったそうで。
■死生観が異なる
死者は死後も生者と交わって暮らすと言われていました。
「自分の首を切り落とす像」や「死んだ男性と性交する女性像」なども。
そして、非常に厳しい乾燥地帯だったため、ミイラが簡単に作れました。
王族ともなると、ミイラのまま散歩などにも出ていたそうで…
なお、ミイラも本物が3体持ち込まれていましたが、写真撮影が禁止されていたので冒頭のポスターのみです。
死者への冒涜になっちゃいますからね。
■ナスカの地上絵
先日、トラックが突っ込んだことで話題にもなったナスカの地上絵。
説としては、雨ごい説があるみたいですね。
これも神(太陽や雨の神)が空にいるという信仰が元なら、頷けます。
先述の通り、徹底して雨が降らない地域だから現在まで残ったというのも、
何となく壮大なロマンを感じました。
デザインは現代にも通じる?
私自身にセンスがないので評価しづらいですが、デザインは今にも通じるものがあると思いました。
動物は可愛らしいですし、人間も表情豊かです。全体的にデザインに丸みがあるせいでしょうか。
これは魚の描かれた皿ですが普通にちょっと欲しかったです。
次に、アンデスの人形です。割と可愛らしいですよね。レゴ人形より欲しい。
その他、画像を何枚か貼っておきます。1枚目のリャマが可愛いです。
全体の感想
楽しかったです。でも混んでました。
カハクの来月からの企画展は「人体」だそうで、これも楽しみ。
余談:アンデスの春
冒頭でアンデスの春と言いましたが、曲もうろ覚えです。
ちなみにググったらこんな歌詞でした。
太鼓をならし ケーナを吹いて 行列が行く 僕らの町へ 真っ赤な仮面 綺麗なポンチョ 行列 が行く 緑の谷へ ほらほら踊れ 今日は祭りアンデスの春
小学校(?)の授業で習った気がします。
何となくは覚えていたので、印象深かったのでしょうね。