AmazonPrimeで「メンタリスト」を見終えました。
6シーズン×23話(平均)+ラスト1シーズン×13話=151話あり、時間に直すと151話×42分=6,342分、100時間超観ていたようです。
とても面白かったので、まだ観てない方は是非ご覧ください。
と言いつつ、後半にはネタバレも含みますので、これから観る方は気を付けてください。(注意文はつけておきます)
登場人物紹介
簡単に、登場人物紹介を。
パトリック・ジェーン
主人公のメンタリスト。子どもの頃から、サイキックとして霊感商法で人をだましていた。実際には、記憶力・観察力が天才的であり、人の行動・容姿・発言から、様々なことを見通していた。テレビ等にも出演していたが、ある番組で「殺人鬼:レッドジョン」を挑発したことで、妻と娘を殺害されてしまう。
以降、CBI(カリフォルニアの架空の捜査局)にコンサルタントとして捜査協力をしながら、レッドジョンへの復讐機会をうかがっている。
性格は基本的に冷静だが、立場が上の者にも媚びることなく、はっきり物事を言う。レッドジョンが関わる事件では、しばしば冷静さを失い、問題を起こす。
手先が器用で、スリ・手品・ピッキングなども得意。また催眠術も得意であり、しばしば捜査にも利用していた。
テレサ・リズボン
ジェーンの相棒であり、CBI捜査チームの女性リーダー。3人の弟がおり、恵まれない家庭で育った。
正義感が強く、捜査官の仕事に誇りを持っている。ジェーンのやり方にいつも振り回されているが、お互いに信頼関係を築いてきた。
しかし、しばしば説明不足なジェーンに対して本気で怒ることも。
キンブル・チョウ
CBI捜査チームの一員。アジア系で、背は低いが筋肉質。
愛想はあまりないものの、いつも冷静に捜査に臨んでいる。
しかし、恋人のサマーや部下のヴェガのことでは、感情的になることもあった。
青年時代はギャングに入っていた。猫やオカルトが苦手。
ウェイン・リグスビー
CBI捜査チームの一員。背が高く、愛想はいい。チョウの相棒。
純粋で子どもっぽいため、よくジェーンにからかわれている。
食欲も旺盛で、いつも何か食べたがっている。
父親は前科者であり、仲は良くない。
グレース・ヴァンペルトに一目ぼれしていた。
グレース・ヴァンペルト
CBI捜査チームの一員。パソコン・ネットを駆使した捜査が得意。
チームに来て日は浅いが、現場に出たがるなど上昇志向は強い。
しばしば感情的になり、容疑者に強く当たることも多い。美人だけど、ガタイがいい。
割と露出が多い。
レッドジョン
猟奇的な連続殺人犯。殺人現場に必ず被害者の血でスマイルマークを残す。
自分を追いかけてくるジェーンに対して強い興味を持っており、何かと挑発することも多い。
テレビ番組にサイキックとして登場していたジェーンに批判されたため、ジェーンの妻と娘を殺した。
初期の主要メンバーはこんな感じですかね。
その他、捜査チームのボスであるミネッリ、リズボンの元チームメイトのボスコなどもいます。
「リグスビー」がなかなか聞き取れず、リブスビー?ディグスビー?となってました。
なお、私がシリーズを通して一番好きな登場人物は、ジェーンを除くとチョウでした。
基本的には一話完結、コナン的な進み方
基本的には、事件が起きて解決まで、一話完結型です。
作品自体、ジェーンVSレッドジョンが大筋ではありますが、それ以外の事件がほとんど。
コナンで言う「どうでもいい殺人してないで黒の組織編を早く進めろよ」的な感じですね。が、普通の事件も、見てて面白かったので、それでも悪くないです。
逆に、リグスビーとヴァンぺルトの恋模様とかは要らなかったかなあ…
メンタリストというか超人
「メンタリスト」についてはあまり知りませんでしたが、
シーズン1では、「メンタリスト。それは人の心を読み、暗示にかけるもの。思考と行動を操作する者のことである」と説明がありました。
実際には、メンタリストというより「ジェーン無双」が繰り広げられることが多いです。
多くの場合、犯人(捜査チームも)はジェーンの手のひらで転がされています。
巧みに心理をついているようですが、理不尽なほどに相手を的確に動かすジェーン。正に無双です。
不倫が多すぎる
毎回のストーリーの中で、とにかく事件関係者の不倫が多いです。
どこぞの偉い先生がいうには、日本では7割が不倫経験者らしいですが、アメリカもそうなんでしょうか?ってくらい多い。
殺人の動機は「憤まん」「怨恨」に次ぐくらいに「痴情」が多いようですから、事件に不倫が絡むことも多いです。
が、犯行と関係なくても、ジェーンから「君は○○と不倫してるよね」と言われ、だいたい不倫が暴かれています。
以下、ネタバレを含みます。
これ以降は、最終シーズンについても触れるので、ネタバレ嫌な方は気を付けてください。
シーズン6以前とそれ以降
シーズン6の途中で、急にレッドジョン編が終わります。
正直なところ、レッドジョンの正体は「こいつ・・・?」的な感じで、決着も意外とあっさりでした。
一応、ポッと出のキャラではないのですが…まともに覚えていた人は少ないのではないでしょうか?
CBI及びFBIはレッドジョンを頭とする「ブレイク結社」なる裏組織に牛耳られているという設定でしたが、レッドジョンが死亡して以降、組織もいつの間にか潰されてました。
レッドジョン死亡後は、残党との争い等に展開していくと思ったのに…
以降は、CBIは解散してFBIになり、紆余曲折を経てジェーン、リズボン、チョウはFBIに所属。
ヴァンペルトとリグスビーはここでサヨナラです(時々出てきますが)。
この二人は人間的に不安定で、あまり好きではなかったので、まあ別に。
リズボンとチョウは残留。人気の差でもあったのでしょうか?
FBI編の新しいメンバーのアボットとワイリーは良いキャラでした。
ただシーズン6では結構メインで登場していたFBIチームのキム捜査官が、すぐに「異動」でいなくなったのは、何かしらの大人の事情があったのかな…と想像してしまいます。
終わりよければすべて良し
最終シーズンであるシーズン7は、これまでのシーズンとは違和感がありました。
ジェーンがこれまでとは異なり、ずいぶん不安定な人物になっているなあと。キャラがぶれていましたね。
リズボンと相思相愛になったかと思いきや、急に命がけの捜査に怯えて逃げたり…
ただ、最終回の結婚式は、なんだかんだで感動しました。
終わりよければすべて良し。
全部を見終えて
海外ドラマを全て見たのは「フレンズ」に続いて2作目ですが、大人気作ということもあって、非常に楽しかったです。
命がけの捜査はこちらも緊張する場面もありましたし、
ジェーンの仕掛ける心理戦も(特に最初のうちは)先が読めない展開続きでした。
私もジェーン並みの観察力と度胸を身に着けたいなあと思いました。
なお、今回は吹き替え版で見ましたが、一部のちょい役以外は声優さんの演技も上手ですし、イメージにあっていたと思います。
海外ドラマの良いところは、演技力が特に気にならないところ。
ジェーン役のサイモン・ベイカーの声を聞いてみましたが、これはこれで観てみたいなと思いました。
字幕版がAmazonPrimeに来ないかな。
吹き替え版だと、口と発言が合ってないのがたまに気になるんですよね。
と思っていたら、字幕版が来ていましたので改めて見直しています。
意外とジェーンさんは声が低かったんですね。