いきなり昇格いたしまして、中間管理職的な立ち位置になりました。
普通の会社で言えば、係長~課長くらいでしょうか。
そんな中、名ばかり管理職について思うこと。
<目次>
昇格時に言われたことと言ったこと
社長「GOさんもこれで中間管理職になるので、部下の指導・育成等も含めて、全社的な視点を持って業務にあたり、責任ある立場として活躍してほしい」
GO「うちの管理職に、それができている人がいるのですか?(いや、いないだろ)」
GO「そもそも今の管理職は「部下は指導するもの」としか認識していないから問題です。世代も違い、時代の変化も大きい中、部下からも学ぶという視点が必要ではないでしょうか?管理職の方々は、単なる押し付けの管理をしていて、相手を尊重する意識がそもそも欠けてますよね。若手が委縮するうえ、考える力を削いでいるのではないでしょうか」
社長「(だからこいつを昇格させたくなかったんだ)というテレパシーが、最後には聞こえてきました。
だいぶ省略して書いてますが、それなりの激論を交わしました(一方的に)。
最後に言われたことは、「将来的にはそのような考えが主流になるかもしれないので、時代を待て」とのこと。
本音なのか、呆れられたのかは分かりません。
当社における「名ばかり管理職問題」
一応、私は大企業とされる企業に属しています。
もしかすると、うちの会社の問題だけではないかもしれませんが…
一般的な「名ばかり管理職問題」といえば、部下も裁量もないのに「管理職」というポストを与えられ、残業代等の一般社員が持つメリットだけを奪い取る問題を指します。
当社の場合は、それとは違う、ある意味ではもっと深刻な問題です。
つまり「管理職」なのに「管理」をしないという問題です。
というわけで私は、「名ばかり管理職」と呼んでいます。
具体的にはどのような感じか
うちの部署で言えば、全部で部員が20名います。
トップに役員がいて、次に部長がいます(残り18人)。
そしてマネージャーと呼ばれる課長級が8人います(残り10人)。
さらに私が昇格した係長~課長手前くらいの役職が6人(残り4人)。
最後に、平社員が3人とパートさんが1人という構成です。
お隣の部署(同じく20人くらい)は、パート3人を除くと、全てマネージャーという名称がつき、管理職として任命されています。
なぜこのような事が起きるのか
なぜこのような事が起きるのかというと、「年功序列」+「横並び主義」が一つの原因です。
さておき、基本的には〇年経てば係長、〇年経てば課長、〇年経てばマネージャー、というような流れは決まっています。
バブル期に大量採用された50代くらいの世代がまだうようよしていることが、マネージャーが最大ボリュームを占める要因となっています。
なので、よっぽどの問題児か病欠でもない限り、同時期に多くの人が管理職へと転向します。
※数年前後の出世スピードのバラつきや、「役員候補の人」は除外します。
結果、起きている問題点
その結果、起きている問題点が、名ばかり管理職問題です。
ほとんど大半が管理職なので、誰も管理業務を率先して行いません。
若手の管理の一つでもしてくれればいいのですが、命令はできても教育ができないため、若手が委縮するばかりです。
何とか成長した若手もそのような環境で育っているため、
自分が指導する立場になっても「自分もただ命令に従っていた」ということに慣れてしまい、徐々に徐々にレベルの低下が起きていきます。
…という風にできあがったのが、今の当社の問題です。
もしかしたら、一部の企業の方も程度の差はあれ、同じ課題認識をしているかもしれません。
解決するにはどうすべきか?
管理職の意識改革を進めたいところですが、前にも書いたように、当社は「下の意見を聞く」文化が全くありません。
何人かでもそういう人が出て来てくれればと思って吠え続けているのですが、今のところは暖簾に腕押し。
40歳前後は比較的マシなので、冒頭の社長の言う通り、人が入れ替わる「時代を待て」ということなんでしょうか。
それまでうちの会社が存続できればいいのですが…
今のうちに転職先の仕込みと、副業の仕込みを進める今日この頃。
散らかすことを是としてきたこのブログも、もう少し収入が上がるように努力してみようかな…