四日市では、ご当地グルメという程多くのモノを食べませんでした。
ランチに松阪牛を食べてしまって金を使い過ぎたことと、四日市駅周辺にもあまり名物らしきものはなかったので…
そんなわけで、伊勢うどんと四日市名物「トンテキ」を食べた話。
伊勢うどんってこんなだっけ?
伊勢神宮の内宮についたとき、小腹が空いていました。
バスターミナルの真ん前に、伊勢うどん屋「丼どん亭」なる店が。
「本日12時まで300円」という安さに釣られて入ってみることに。
店内はカウンターが7~8席、テーブルが3セットくらい(うろ覚え)。
さっそく、伊勢うどんを頼みます。
こちらが伊勢うどん。
特徴としては、麺がぶよぶよ&汁がほとんどなし。
汁と言うよりもタレに近いイメージです。
伊勢うどんを伊勢で食べたのは実に10年振りくらいなのですが、記憶の改変の中で、もっとぶよぶよ&汁無しを想像していたため、思ったより普通のうどんでした。
とはいえ、300円は安いですし、美味しくペロリといただきました。
四日市名物がなぜトンテキ?
さて、この日は特急しまかぜで帰ってきて、四日市駅付近に泊まる予定でした。
三重県内では一番(?)栄えているエリアと聞いていますので、ここなら泊まる場所にも食う場所にも困らないだろうと。
駅ビルやアーケード商店街がまだ生き残っており、地方都市の中でもいい感じです。
三重県グルメで調べると「四日市名物トンテキ」がずいぶん出てきました。
先にどんな歴史があるか説明しておくと…
「トンテキ」はひと昔前にビーフステーキを「ビフテキ」と呼んだように、豚肉のステーキのこと。
それ自体は全国的にどこでも食べられていますが、わざわざ「四日市トンテキ」というWikipediaまで用意されています。
Wikipediaによると。
元々は戦後間もないころ、四日市にある「來來憲」(らいらいけん)という店が発祥。
本格的に四日市名物にしたのは、2005年に大学教授が市職員に対して発案したこと。
その後、2008年に四日市とんてき協会が発足、B級グルメブームも相まって市内に普及したということだそうです。
ちなみに元祖とされる「まつもとの來來憲」は2019年現在も営業中です。
ただ、近鉄四日市の駅からは歩ける距離ではなかったので、今回は諦めました(伊勢神宮で疲れちゃってましたし)。
トンテキを食べよう
さて、トンテキ屋はいくつか駅周辺にもあったのですが、今回行ったのは「トンテキ屋ちゃん」というお店です。
ラーメンもありますが、トンテキ屋と書いてある以上はトンテキメインなのでしょう。
こちらが店内の様子。
まあ普通の定食・ラーメン屋という感じですね。
四日市名物トンテキ!が前面に押し出されています。
こういうお店で、しかも豚肉200gで1,540円というのは、それなりに高め設定な気がしました。
とはいえ、ライスと味噌汁抜きでは食べられるものではないでしょう。
届いたトンテキセットがこちら。
肉の盛りが凄いですが、それ以上にキャベツが凄い。
そしてニンニクはカケラでゴロゴロと入っています。
いただきます。見た目通り、味は濃いです。
分厚い豚肉に、濃くしょっぱめのソースがかかり、そこにニンニクがパンチを効かせてきます。
ただ、それほど重いわけでもなく、意外にもサクサクと食べることができます。
とはいえ、キャベツの力は絶大でした。
ライスもそうですが、この山盛りキャベツがないと、この濃い味には耐えきれなかったでしょう。
総じて美味しかったのですが、残念なのは肉が少し焼き過ぎか、固めだったことですかね。
これでもう少し柔らかければ、月2~3くらいのペースで食べたくなるようなスタミナ料理だったのですが…
それがトンテキなのか、店のせいなのか、たまたまなのか分かりませんけどね。
市町村単位の名物グルメって珍しい?
よくよく考えると、市町村単位でのグルメってそれほどないかもしれません。
千葉県で考えてみても、千葉市グルメと言われて何も思いつかないですし、船橋、柏、成田でも思いつきません。
強いて挙げるならば、勝浦市の勝浦タンタンメンくらいでしょうか?
そういう意味では、ご当地グルメとして頑張っているトンテキというのも、また地域のためになっているのかもしれませんね。