畜産によるCO2排出、ヴィーガン、動物愛護、食糧不足…などいろんな文脈で、数年前から「代替肉」が話題になることも増えてきたように思います。
そんなわけで、今更ですが代替肉を食べてみました。
今回食べたのは2種類です。
まずはハンバーグから。
「お肉みたいで、おいしい大豆!」と書かれています。
チーズが入ってるから結局牛では?と思ったら、豆乳成分からできているようでした。
名称も「そうざい(大豆加工食品)」となっています。
袋ごとレンジで温めて取り出したのがこちら。
見た目は普通のハンバーグですね。
中を割ってみると、豆乳チーズが入っていて、これまたチーズインハンバーグ的な感じです。
肝心のお味ですが「肉汁したたるハンバーグ」に比べれば薄味なのは否めません。
一方で、食感はハンバーグ感がありますし、デミグラスソースがぶっかかっているので、いい意味で誤魔化しが効いていて、何も聞かずに食べたら「特別美味しくはないけど、まあレンチンのハンバーグだからこんなもんで十分かな」という感じでした。
つづいてもう1つは、がんもです。
正確には代替肉とは違うのかもしれませんが、「イノセントミート」と書かれています。無害?
豆腐で有名な相模屋さんが作っていて、同じようなシリーズがいくつかありました。
これは単純に、フライパンで焼けばいいようです。
ただ片面3~4分×2なので、ちょっと時間がかかりますね。
というわけで、油とともにフライパンに入れてみます。
片面を焼きあげると、こんな感じの色味になりました。
そして8分ほどして、両面を焼きあげた姿がこちら。
でっかいがんもどきというか「青魚のつみれ」みたいな見た目です。
表面は焼き上げたのでパリッとしていますが、中身は豆腐なので開くとボロボロと崩れていきます。
味ですが、「肉」感はほとんどありません。
どちらかというと、味も魚のつみれに近い印象を受けました。
普通に美味しいんですけど「肉」を求めて食べるのとは少し需要が違うようにも感じました。
さて、そんな注目(?)の代替肉(フェイクミート)。
私も1年ほど前に「これは代替肉関連株が上がるのでは?」と思いまして、買っておきました。
そんなアメリカの「ビヨンドミート」という会社の株ですが、絶賛だだ下がりです。
買ってしばらくは一進一退だったのですが、直近決算も売上増&赤字大幅増という形で、買ったときから半値以下になっています。
今さら売ってもどうしようもないので、10年くらい放っておこうかと思います(10年も会社が続いていれば)。
というわけで、代替肉に関する全体としての感想です。
代替肉市場は数万年食べられてきた肉に比べてまだ途上状態ですし、値段も肉の方が安いです。
そもそも代替肉というのがイマイチで、それこそビヨンドミート(肉を超える)くらいの勢いというか、肉との差別化をもっと図れると面白いのかとも思いました。
珍しさ又は健康面を意識して食べることはあっても、環境意識も低くお金もそれほどあるわけではないので、現状では私はそれほど買わないなと思います。
ビヨンドミートの株式で数百万円でも儲かれば、話は別ですけどね。