今週のお題「人生で一番高い買い物」
今週のお題は「人生で一番高い買い物」ということで、思い出を振り返ろう。
あなたが生まれてきてくれたことが、私にとって一番価値のあったお買い物なの。
上手い綺麗事を言おうとして、失敗しました。
改めまして、人生で一番高い買い物について。
私の場合、世の中の同世代の大半がそうであるようなつまらない答えですが、「家」が一番高いですね。
3000万円超はしてますし、見学翌日に「明日中に300万円払ってもらわな売れまへんなあ?」ということで、300万円以上振り込んだのも初めてでした。
300万円という額だけなら、車で超えている人もいるかもしれませんね。
私は父親と割り勘で車を買って貸しているので、車についても100万円超ではあるものの、新車にしてはそこまで高い買い物ではありませんでした。
3000万円、というより不動産を超える可能性のある買い物で言うと…
装飾品(宝石とか貴金属、時計)、芸術品、スーパーカーなどでしょうか。
どれもお金があっても興味ありませんし、それだったら3000万円分の投資の方がいいです(買い物と言えるのか?)。
投資も入れるのであれば、売り買いの往復も含めて、延べ3000万円以上は動かしているような気がします。まあ買い物とは違うかな。
これから先、100万円以上のものを買う可能性を考えると…
装飾品・ハイブランド等に興味がないと、車くらいしか可能性がありません。
が、今の車も父親に貸しているため2~3か月に1回乗れば十分ですし、なくても特に困ってないんですよね。
仮に結婚等で家族が増えたとしても、3LDKに(無駄に)ひとりで暮らしているため、引っ越す必要もなさそうですし…
ジャンル別に考えると、もう少しばらけそうですけどね。
例えば服で言えば、オーダーのスーツが6万円くらいだったかなあ。
これはもっといいスーツやドレスやTシャツを着ている人もいるでしょうが、ファッションに興味がない人からすれば6万円のスーツはけっこうな奮発度合です。
食事は、量当たりで換算すれば、たぶん神戸牛(2万円)を食べたときでしょうか。
このブログでもかなり初期の頃ですね。
高いものはいいものが多いのは分かりますが、やはり安いものでも満足できることが多々あります。
満足度の曲線って、価格が増えるにつれて上昇度が逓減していく形になると思います。
具体的には、1万円(で何か買ったとき)の満足度と比べた3万円との満足度は、3倍の差はなく、むしろほとんど差がありません(下図)。
経済学的に言えば、消費の増加による限界効用が徐々に下がるという、「効用逓減の法則」ですね。
そんな小難しい例えをしなくても、「100円と1万円の価値の差は分かるけど、1万円も3万円ならどっちもいいもの」というざっくりとした評価基準しか持っていないということです(私は)。
それでも3万円ならば、1万円では得られないような満足度の高さがあります。
しかし今度は、「後からの絶望」というパラメータを登場させます(これは経済学にはないと思います)。
例えば、1万円でもかなり満足なのに、よりいいものが欲しいと3万円のものを買いました。
その時は恐らく「いやー、いいものを買って満足した」と言い切れるかもしれません。
しかし後になって冷静になるにつれて、「2万円分の差はなかった」「2万円稼ぐのって大変だよな」「あなたが1日コーヒーを飲むお金で何人の子供の命が」といった「絶望要素(後悔)」がやってきます。
逆に言えば、1万円で当初は不満でも「でも、3万円のものを買っていたら、後から絶望していただろう」ということで、後から前向きになるかもしれません。
この効用と時系列と卑屈さによる「効用逆転の法則」で、もう少しグラフや行動経済学・心理を精査して、ノーベル経済学賞を狙っていくことにします。
前回の「今週のお題」が全く話が広がらなかったので、今回は少し広げてみました。
ーおわりー