せっかくのAppleMusicですからね。
寄席に落語を見に行きたいと何度か書いておりますが、まだ実現できていません。
たぶんそこまで行く気がないんだろうなと自分でも薄々気づいてはいます。
そこでお手軽な落語体験として、AppleMusicを探したところ、古典落語もいくつか入っていました。
とりあえず聞いてみたのは、以下の4つです。
- 時そば
- まんじゅう怖い
- 火焔太鼓
- あくび指南
上の2つは有名ですし、私も元々知っている話でした。
火焔太鼓とあくび指南は聞いたことありませんでした。
元々知っていて、オチまで決まりきった話でも、抑揚、ペース、ちょっとした小ネタなどが盛り込まれているのが一番の腕の見せ所なんですかね。
まんじゅう怖いでは「福岡空港限定のひよこ饅頭」というワードもありましたし、故・桂歌丸さんの落語では「嫁の名前が藤子ってんだから」みたいな自分の嫁ネタも入っていました。
一方で、音声だけだからかちょっと聞いていて辛い場面も多々。
まずは時そば。
(これも噺家によるのでしょうが)そばをすする音が、思った以上に不快感が強く、聞いてられませんでした。
外国人がヌーハラ(ヌードルをすする音がハラスメントというらしい)という気持ちも分かるくらい。
あとは単純に、マイクのせいかわかりませんが、音量が不均等なんですよね。
小さい声からいきなり叫び出したり、逆も然り。
ぼそぼそ聞こえないから大きくすると、いきなり叫び出すからこれまた聞いていて辛い。
日本映画が同じ理由であまり好きじゃありませんが、話そのものより外的要因で駄目でした。
一方で、生で観に行けばまた違う印象もあるのでしょうと思います。
音声も寄席で収録されているので、明らかに動作を伴っているはずなのに、それが伝わりませんし、耳元でそばをじゅるじゅるぐちゅぐちゃ食われることもないですし。
というわけで、落語が合うか合わないかは、行ってみないとわからないかもしれません。
まだ4つしか聞いてませんが、桂歌丸さんは非常に聞き取りやすく、上で上げたような音量問題もありませんでした。
生前に一度、生で聞いてみたかったですね。
火焔太鼓、オチがよくわからなかったけど…そういう私が理解できないような言い回しなども多いのが、寄席への二の足の原因かなとは思ってます。
前にもこんなことを書いたなあと思ったら、Spotifyに入っていた2年半くらい前のことでした。
やっぱりそのときも歌丸さんが良かったようです。