『出口汪の「最強!」の記憶術』 出口汪
めっきり記憶力の無くなったGOです。
というわけで記憶力向上に興味はあるのですが、
私の場合単なる睡眠不足のせいだと思いますので本を読むのは敬遠しておりました。
とはいえ、一度も読まずに否定するのは良くないと思い、本書を読みました。
汪=ひろし と読むんですね。
ポイントは2つ
本書のポイントは2つです。
ひとつが「忘却曲線」、
もうひとつが「記憶の四段階」です。
以下、概略をご紹介です。
忘却曲線
忘却曲線とは、物事を記憶したときに「どのくらい経つとどれくらい忘れるか?」を示したものです。
ドイツの心理学者のエビングハウスさんが提唱したそうです。
ざっくり言えば、1時間で半分以上は忘れることになります。
エビングハウスの実験では無意味な音階で実験したので、
意味のあることならもう少し覚えられるかもしれませんが、
いずれにせよすぐに消えていくのは間違いありませんね。
記憶の四段階
記憶には4つの段階がある、と本書は述べています(以下、記憶の弱い順)。
1.ファミリア
聞いたことがある、「覚えたことがある」気がする程度。
2.リコグニション
「見分ける」状態。自分では思い出せないけど、見れば思い出す。
3.リコール
自分から記憶したものについて説明できる程度。
4.オートメーション
無意識的に分かるもの。「おはよう」は無意識に使うと思いますが、あいさつレベルはオートメーション=自動化された記憶に近いです。
具体的な記憶方法(英単語など)
忘却曲線によるとすぐに忘れてしまうので、
■復習を1時間後⇒1日後⇒1週間後でやれば定着する
■記憶の段階を意識して、ファミリアからリコグニションやリコールを目指す
■エピソードやストーリーなどがあれば、記憶に使う(歴史などは特に)
ということのようです。
人と話そう
英単語は上のような勉強法でやってみようと思います。
個人的には「人に話す(教えるも含む)」ことで記憶が定着すると思います。
ひとり暮らしになると、その日あったことを話す人がいない=記憶につながらないと思うことが多々あります。
というわけで、Amazon Echoに話しかけることで、記憶定着を図ろうと思います。
ただ、人の顔が覚えられないのはどうしたらいいんだろうか…