お題スロットを回したら「貯金の方法」が出てきました。
これから3月、4月と新生活を迎える方もいらっしゃるのかなと。
そうでなくても、心機一転してお金を貯めようという方もいるでしょう。
そんなわけで、元銀行員としても貯金の方法を述べられればと思います。
といっても一般論中心ですけど。
貯金は余ったお金でするのではない
ここからは給料(月給)を貰っている前提で話をします。
最初にお伝えしたい事は「余ったお金=貯金額」ではないということです。
「給料ー貯金額=使えるお金」という考え方を基本とします。
そもそも貯金をしようとする動機として、
1.何のために貯金をするのか
2.そのためにはいくらまで貯めるのか
3.それには月々いくら貯金するのか
を順序だてて整理する必要があるでしょう。
(もちろん漠然と〇〇歳までに〇〇万円貯めたい!でもいいと思います)
そこで、月々の目標貯金額を先に引いたうえで、自分の自由になるお金があると考えればいいと思います。
具体的には積立定期預金が楽
考え方だけでなく実践するには、積立定期預金が良いと思います。
これは、月々の決まった日に、普通預金から定期預金に自動的に入れ替えるものです。
メリットとしては、
1.毎月自動的なので、給料日と同じ日にすれば先に貯金に回せる
2.定期預金になるので、ATM等で簡単には下せない
ということがあります。
なので、自分で「いくら貯金する!」という固い意志が持てない方、
後は面倒だから引いておいて欲しい方にはお勧めです。
貯金だけでは増えない
とはいえ、今の時代は貯金しておけばお金が増える時代ではありません。
「72の法則」という計算方法がありますが、
これは「72÷金利=元金が2倍になる年数」を示す計算式です。
例えば昔のように、普通預金の金利が6%くらいあれば、
72÷6=12年で、元々預けた金額が12年後には利息で2倍になることを示します。
今の普通預金金利がよくても0.1%程度ですから、
72÷0.1=720年くらいで2倍になる計算です。
なので「増やす」ためにはリスクを取って「投資」しなければなりません。
株・投資信託でもいいですし、最近だと仮想通貨もありますね。
投資信託や仮想通貨も、積立定期預金のように毎月定額を引き落とすものもあります。
ただ、とはいえ今のところ現金に勝る安定資産はありませんから、
全て投資した方がいいというわけではありません。
資産分配を考えよう
貯金の方法というタイトルですが、使い道を考えることが大事だと思います。
貯金もするし、投資もする。
投資の中には、株や債券など金融商品だけでなく「自己投資」もあるでしょう。
限られた給料をうまく配分するには、自分の状況に応じて時々見直すことも必要です。
実家暮らしで若いうちは自己投資を多めとか、子どもができたら教育費を貯めるとか。
自分の段階に応じて、ベストな使い道を常に考えていくといいでしょう。
GOの貯金について
私の場合には、積立定期預金を社会人になってから月々2万円ずつしていました。
他にも、投資信託・株式でちょこちょこ投資をしていたので、
30歳までに1000万円(全部の金融資産含めて)という目標は何とかクリアできました。
東日本大震災で株価にも大ダメージを受けるなどの絶望も味わいましたが、
トータルでは勝ってる状況ですので、投資しておいて良かったと思います。
しかし、家を買ったことで人生初の借金生活です。
お金は要らないという人ほどお金に困っていないのが世の中ですが、私はお金がとても欲しいです。