ゲゲゲの鬼太郎で有名な、故・水木しげる氏。
彼の出身地は大阪ですが、育ちはここ、鳥取県境港市。
幼少の頃、家政婦(?)的に家に出入りしていた「のんのんばあ」という老女から、妖怪の話を聞かされたことが、妖怪の第一人者としてのルーツだそうです。
そんな境港市に行ったところ、思った以上に「水木しげる一色」でしたので、写真を中心にご紹介です。
境港市への行き方
境港市は、鳥取県の西端。島根県との県境にあります。
しかし、島根との間には、中海という海があるので直線距離ほどは近くありません。
半島といえば半島なのか?
私は、島根県松江市のJR松江駅から、境港駅直通バスで行きました。
概ね45分くらいかかりましたね。
米子空港からバス、またはJRでも行くことは可能です。
駅前から妖怪たちがお出迎え
バスでもJRでも、境港駅前に到着します。
でっかい鬼太郎の看板が目立っています。
郵便ポストの上にも、鬼太郎がハガキに乗った銅像が。
妖怪ポスト風にすればいいのに、とも少し思いましたが。
そして水木しげる氏の執筆風景と、鬼太郎&ねずみ男。
実際の水木しげる氏は、こんな細身の気の弱そうな感じはしませんけどね。
そして何となく気に入った、目玉のおやじの看板。
このトコトコ感がいい。
街の街灯も、目玉化していました。
光るとどんな感じなんでしょうね。
妖怪の並ぶ、水木しげるロードを歩く
境港駅から歩いて数分のところに、水木しげるロードはあります。
2018年7月にリニューアルしたばかりとのこと。
妖怪の銅像は後に回すとして、ロードの状況を。
こちらは妖怪神社。願い事は叶うのかしら。
目玉のおやじが、変な風呂の入り方してました。
古民家風の建物も多く、鬼太郎関連の看板も多数です。
土産物屋が多く立ち並び、全長800m程度の道はそれなりに人通りがありました。
妖怪饅頭屋さん。中をのぞいたら、スタイリッシュな内装でした。
以下、妖怪たちをご紹介
水木しげるロードは、1993年に整備されました。
以降、商店街の再生事例としても有名になったようです。
その最も大きな特徴は、ロードの左右に立ち並ぶ妖怪の銅像たち。
というわけで、妖怪の銅像たちをご紹介。
順番は有名どころ、そうでないもの、特に決まっていないようです。
(有名か否かは、私基準で判断してますけどね)
まずは鬼太郎。最近のアニメとは違って、目が怖いですね。
目玉のおやじ。ややこんがり感があります。小銭が多い。
これは駅前にいたバックベアード。西洋妖怪だったと思います。
たしか、鰯坊主?ねずみ男の顔した風船っぽいものを持っています。
丸毛。知らない妖怪ですが、かわいらしい。
名前をド忘れしました。再び丸い奴。
さがり。馬の顔をしてぶら下がる奴。
コロポックル。もっとかわいい顔している精霊というイメージでしたが…
竹切狸。竹を切るだけなのか?
金霊(かなだま)。蔵に憑りついている妖怪?
クサビラ神。何か、作風が違うような感じがした。
龍。そのまんまの名前でした。
蟹坊主。鳥取県らしい妖怪です。
豆腐小僧。豆腐専門のパシリなんでしたっけ?
べとべとさん。水木しげる氏が、のんのんばあから聞いた妖怪だそうです。
夜道で後ろから歩いてきたら、「べとべとさん、お先にどうぞ」と道を譲りましょう。
がしゃどくろ。ボスっぽい扱いをされている気がする。
ねこ娘。レギュラーメンバーですね。
最近のねこ娘はスタイリッシュですが、この頃は完全に妖怪。
牛鬼。確か、強い妖怪でしたよね。
ぬりかべ。仲間妖怪では、ぬりかべ好きですよ。
ぬらりひょん。こちらも日本の妖怪のボスとして登場することも。
厚かましいだけの妖怪だったような気もしますが。
輪入道。火の車ですね。
ひょうとく。ひょっとことは違うのかしら?
名前は知らないけど、リポビタンD感があったので撮ってみた。
名前知らないけど、ブレーメンの音楽隊っぽさがある。
雪女。有名ですね。数少ない女性キャラ。
こなき爺。何で泣くんですかね。
石に変身しますが、重さ3000kg程度になるそうです。
天狗。このスパイダーマンっぽいポーズは何だろうか。
算盤小僧。普通の子どもじゃないのだろうか。
こっちが鰯坊主だったかもしれない。
土用坊主。ちょっと形が卑猥と言えなくもない。分からない人は気にしないで。
ヤマタノオロチ。酔わせないと勝てないですね。
お気に入りの妖怪がきっと見つかる
他にも妖怪は立ち並んでいて、全部で100体を超すそうです。
ある意味、アニメ・漫画の聖地となっています。
台風明けの平日なので、そこまで客足はありませんでしたが、商店街再生の成功事例といわれるのも頷けます。
ぜひ、いろんな妖怪を観て回って、お気に入りの一体を見つけてくださいね。
おまけ:米子鬼太郎空港
米子空港は、命名権を売買し「米子鬼太郎空港」となっています。
顔出し看板や、鬼太郎のちゃんちゃんこも空港内に置かれています。
ぬりかべの顔出し看板は、あの位置でいいのかな。
こちらは謎の乗り物。
一反木綿とカラスのブランコ以外に、乗り物持ってたんですね。
妖怪のステンドグラス風なオブジェ。
砂掛けババアはいるけど、レギュラーの味方妖怪はいませんね。
というわけで、米子~境港は、水木しげるワールドとなっていました。
ここまで行き過ぎた自治体も珍しいかもしれません。
何が、彼らをここまで掻き立てたのでしょうか?
妖怪のせいかもね、そうかもね。やはり妖怪はすごいニャン。