能作という企業が最近テレビ等で取り上げられているようです。
錫(すず)加工のメーカーで、様々な面白いアイテムを作り出しています。
今回は、そんな錫製品をひとつ買ってきてみましたので、楽しんでみたいと思います。
固いのに、固いのに
能作云々についてより、先に買ってきたモノのご紹介から。
今回買ってきたのは「kago(カゴ)」シリーズのローズ(小)。
3,800円ほどするので、それなりの高級品です。
(今回はお試しで買ってみたかっただけなので、ほぼおもちゃ利用ですが)
これが箱から取りだした状態です。
名前の通りローズですが、これではただの飾りにしかなりません。
しかし、こんなふうに自分の好きなように加工することができるのです。
「錫(すず)」に触れ合ったのもほとんど初めてですが、「柔らかいのに固い」「固いのに柔らかい」のは不思議な感じです。
もちろん、普通の針金等も素手で加工できますが、こんなに狙ったように調整することはできません。
それはメーカーである「能作」の技術であり、錫の特性でしょう。
動画でのご紹介
動画の方が分かりやすいかと思い、一応撮ってみました。
こんな感じで変形できます。
それほど力が必要ではなく、小学生くらいなら十分いじれるでしょう。
動画の最後にも出演していますが、けろ隊のお尻にはフィットしているようです。
ですが、安定感には欠けますね。
重さは金属ですので、少しばかりずっしり感はあります。
まあ今回は10cm四方くらいの大きさなので、大したことないですけどね。
アイディア次第で使い道は多数
好きな形に融通がききますし、素手で加工できるのに硬さはキープされているので、アイデア次第でいろいろな使い方ができそうです。
けろ隊の椅子にはイマイチでしたが…
とりあえず、キーホルダーをひっかけるのに使ってみることにしました。
今回買ったローズ(小)は、せいぜいリンゴ1個分くらいのカゴにしかなりません。
が、もう少し大きければ、多数の果物カゴやお菓子入れ、ワインボトル立てなどの用途にも使えるようです。
メーカー「能作」について
今回買った錫製品は、富山にある老舗金属加工メーカーの「能作」で購入しました。
工場見学には年間10万人以上が訪れ、もはや一大観光地だとか。
【能作公式ホームページ】
その能作のお店が、この度「コレド室町テラス」内に立地したことで、関東の人も私も身近に体感・購入できるようになりました。
【コレド室町テラスでハンバーガーをかじった話】
贅沢して買ってもいいかもしれん
Kagoシリーズもローズだけでなく、いろいろなものが売られています。
お触りもOKですし、撮影もどんどんどうぞと言われました。
こちらは風鈴。錫の風鈴は音が適度な音量で澄み渡っており、これもいいなあと思いました。風鈴自体がそこまで好きではないので買いませんでしたが。
こちらはKagoシリーズのように、様々な形状をした錫製品。
こんなにウネウネできるんですねえ。
それだけではなく、タンブラーなども多く売られていました。
だいたい5,000円~8000円前後はしますが…
その他、錫の食器などの実用品に加え、カラフルな加工品も売られていました。
これはお触り不可で、しかも10万円弱くらいします。
この「ぐい吞み」は3000円ほどしますが、父親の誕生日プレゼントに購入しました。
店員さん曰はく、「錫の飲み口は他のぐい吞みよりも美味しく感じられる」そうです。
親父にあげたあとに、飲み比べてみたいと思います。
ここまで結構褒めてきましたが、どうしてもちょっと高級ですので、私が日常用に買うのは贅沢かなあと思います。
私の分はおもちゃ代わりのKagoのみで今のところは十分です(これも面白そうと思って買っただけで使い道が未定なので、少し後悔していますが)。
ただ、例えば誕生日などの贈答品には結構良さそうですし、父親の感想次第では、自分用にもタンブラーが一個あってもいいかなあと思いました。
ボーナスも多少は入りますしね。