今回は、書道について思うこと。
このデジタル時代ですが、書道はやってて良かったなあと思います。
- 書道と僕
- 書道とは綺麗な字を作り出す芸術
- 書道を習っていて良かったこと
- 超偏見で言えば、字が綺麗なバカは見たことがない
- 書道を再開しよう!としたら1000円ちょいで済んだ
- 最近の作品
- 手軽に自由に楽しめる書道
書道と僕
三人兄弟の真ん中ともなると、親の興味も薄れていたため、
ほぼ習い事をすることなく少年時代を過ごしました。
予備校にすら行ったことがなく、人に教わる機会の少なかった私ですが、
唯一の「習い事」が書道でした。
週1回、1時間程度で、週替わりで硬筆と毛筆。
小中学生のみの時間で、年代はバラバラでも、女子率が高かったです。
最初はひらがなが中心でしたが、徐々に漢字へと。
お手本となる「お題」を先生に書いてもらい、
2枚くらい書いては先生の所に持って行って添削してもらい、また書く。
それを5~6回くらい繰り返して、作品を高めていくというものでした。
書道とは綺麗な字を作り出す芸術
「綺麗な字」とはどういうことでしょうか。
形、線、バランス、順序など、様々な要素が整って書かれた文字が「綺麗な字」です。
こうした複数の要素が総合的・相乗的に絡み合わなければ、綺麗な字とは言えません。
美人と言われる顔も、パーツが1mmズレれば全く変わると言いますしね。
そんな「綺麗な字」を強烈にイメージしたうえで、それを自らの手と筆で作り上げるのが書道。
書道を習っていて良かったこと
私が書道を習っていたのは、小学校3年生~高校1年くらいまでです。
そんな私が、書道をやってて良かったと思うこと。
字が綺麗で損はない
単純な話では、字が綺麗で損をすることは一切ありません。
ワープロ、パソコン、スマホと時代が進んでいますが、手書き文字を使う機会はまだまだ残されています。
当然ながら、字が汚いより、字が綺麗な方が良いです。
集中力
次に、集中力が身につくと思います。
書道中は、「綺麗に字を書く」ということにかなり集中して取り組んでいました。
今では集中力の全く無くなった私でも、つい最近、書道を再開したところ、字を書いている間はかなり集中できたなあという実感があります。
やたら評価が高い
そしておまけとして「字が綺麗だと性格がいい」という評価も貰えます。
特に年長者、または女子から。
超偏見で言えば、字が綺麗なバカは見たことがない
バカというのは学力のお話です。
「頭が良いのに字が汚い奴」はいましたが、
「字が綺麗なのに、どうしようもないバカ」は会ったことがありません。
皆さんの周りに、字は物凄く綺麗なのに全く勉強ができない子はいましたか?
因果関係があるかは分かりませんが、何らかの「学習に通じる効果」があるのではないでしょうか。
先述の集中力なのか、単に漢字を覚えるということもあるのか…
書道を再開しよう!としたら1000円ちょいで済んだ
とはいえ、高校2年の書道の授業を最後にして、筆を握らずに過ごして20年弱。
先日、同僚と書道トークが弾んだため、再開してみることに。
「弘法、筆を選ばず」とはいい言葉ですが、お金をかけたくないので安価に揃えました。
かかったお金はこんな感じ。合計で1,000円ちょいですね。
筆:700円
下敷き、墨汁、すずり、半紙(60):それぞれ100円(ダイソー)
文鎮:買い忘れた
最近の作品
というわけで、Twitterにもあげてましたが、最近の作品とその解説を。
昔は3段の腕前は合ったのですが、17年ぶりにつきご勘弁ください。
1
記念すべき、17年ぶりの作品第一号。
書こうとしたら文鎮がないことに気がついたという、書道から長いこと遠ざかっていたことを表した作品。
全体的に細いですね。「文」以外は力強さが足りていない。
2
続いてはこちら。
Twitterで「書道やるのに文字ネタがない」と言ったら送られてきたリクエスト。
誰でしょうね。
3
小学生がやたら書かされる選挙用語の書。今でもそうなんでしょうか?
筆が新品のため、墨の量の調節が上手くいってませんね。
「清」はボテっとしてるし、「票」はかすれちゃってるし。
4
四文字熟語も書いてみようと思い、思いついたのがこちら。
この時は、闘病生活だったから仕方がない。
「災」の書きづらいこと、書きづらいこと。
5
長文を書いてみようとトライ。(画像が縦にできんかった)
小さい字を大筆で書くのは、それはそれで楽しかったです。
ひらがなと、画数の少ない漢字は難しいですね。
6
だめ人間だもの。
7
ムンク展開催おめでとうございます。まだ行けてないので書いてみた。
8
「文字リクエスト」で「荒城の月」と来たので、滝廉太郎を。
1~2分で描いた割には似てるという評価を得たのですが、もっと輪郭細かったですね。
手軽に自由に楽しめる書道
とまあ、偉そうに書道について語った割には、滝廉太郎の似顔絵やら、相田みつをのパクリ風やら、自由に楽しんでいました。
あまりに型にハマったやり方は、私の好みではありませんし。
それでも、集中力は使っていますし、ストレス発散・心の安定にはつながるような気がしています。
「習い事」というタイトルで書き始めましたが、習ってなくても楽しんでみてはいかがでしょうか。
書道セットも、思ったより安いんですね。こっちにしても良かったかも。