BoooN!! BoooN!!
お盆ですね。私は休みではないですが、電車が空いているのと、なんとなくサボってても許される雰囲気があるので好きです。
墓参りは気分が乗ったときに行くもの(もしくは墓が荒れた時)と考える私にはあまり縁の無いイベントですが、皆さまの中にはお休みに帰省・墓参りがある方も多いでしょう。
そんな国民的行事であるお盆。
そもそもお盆について知識があまりないので、自分の整理のためにも本とネットで由来を調べてみました。
といっても、大したことないですけどね。
なお、諸説あるかと思いますので、その点もご留意ください。
お盆の正式名称は、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」
お盆の正式名称は、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」というそうです。
これは数多くの仏教用語の元となったサンスクリット語の当て字ですが、意味は「逆さまに吊るされた苦しみ」だそうです。
いきなり物騒な話ですね。
それにはこんなエピソードがあります。
釈迦の弟子のひとり、目連(目連)が、地獄で逆さまに吊るされた母親の姿を神通力で観ました。
何とか母親を救いたいという願いに対し、「修行の終わる7月15日に、食べ物やお布施を供えれば母親は助かる」と釈迦が答えた。
その通りにしたところ、目連の母親が救出され、翌年以降も供養を続けることになった。
その後、新暦になって8月15日にやるところもありますが、少し形は変わったとしても、今でも続いているのがお盆という風習です。
ちなみに、日本には7世紀頃、中国から伝わったとされています。
我が家のお盆の風習
どこまで共通なのか分かりませんが、我が家のお盆の風習について。
8月13日にお墓に出向き、一通りのお供え物(ナスとキュウリを和えたもの等)をしたのち、提灯に灯をともします。
ここから家に帰るまでは、ご先祖様が後ろから付いてきているので、決して後ろを振り向いてはいけないと教わりました。
なお、後年になって自動車で墓と家を往復するようになったので、ご先祖も相当なダッシュ力を求められたことでしょう。
家に上がると、ご先祖様方も家に上がり、仏壇の中に格納されます。
その後は、8月15日まで仏壇の中に入っています。
8月15日になると、再び灯をともした提灯を持って、今度はお墓へと向かいます。
ここでも、ご先祖のダッシュ力が試されます。
こうして、送り届けた後、提灯の火を消して、来年までさようなら。
こんな感じでした。
記憶が曖昧ですが、確かナスとキュウリで乗り物は作りませんでしたね。
代わりに、ナスとキュウリの和え物を供えていたのは何の意味があるのか分かりませんが、カラスが食べないとか理由があるんですかね。
周りの人に聞くと、後ろを振り向いちゃいけないルールがあったりなかったり、そもそも7月にやったりとか、各家庭や地域によって多少異なるのでしょう。
奇声ラッシュ
前にも書いたかもしれませんが、お盆シーズンになると兄が「奇声ラッシュだ!」と言って奇声をあげるのがお盆の風習でした。
懐かしいなあと思いつつ、あいつ30歳過ぎてもやってた気がする。
お盆くらいゆっくりしようという文化
お盆という風習、そもそも広く宗教行事にそこまで関わらないのですが、お盆=休みという文化は大切だと思いますね。
こういうのがないと、日本人はなかなか休みませんから。
家庭がある人は夏休みを子どもと過ごしたいでしょうし、最近の猛暑っぷりは体にも堪えます。
まあ私の勤務体系は暦通りなので平日として過ごしておりますし、夏に休みを取るのはもったいないので休みませんが。
休みの取れる方は、せっかくの休みを無駄にせず、ご自由にごゆっくりとお過ごしください。
覆水盆に返らず。
【今回、主に参照した本】