国内ひとり旅が趣味ですが、今年は3回程度しかできていません。
9月には少し解禁しようと思いますが、過去10年で一番少ない旅数かもしれません。
そんな移動自粛の世の中、いろんな場所でオンライン化が進んでいますが、今回はそのうちのオンライン居酒屋のお話です。
オンライン飲みやzoom飲みではなく、オンライン「居酒屋」のお話です。
オンライン居酒屋とは
オンライン飲み・ZOOM飲みとは違うのだよ!
オンライン居酒屋について。
明確な線引きがあるのか分かりませんが、知人・友人が自宅で飲んでるのを繋ぐのとは異なり、ちゃんと居酒屋と映像がつながっています。
そしてオンライン飲みはみんなが好き勝手なものを買ってきて、そして食べる・飲むというやり方です。
しかし、オンライン居酒屋は、事前に料理を頼んでおき、基本的にみんなで同じものを食べます。
この後解説していきます。
オンライン居酒屋ながやと、その仕組み
今回お邪魔(?)したのは、長崎県にある「旬彩 ながや」さんです。
オンラインショップが作れる「BASE」で売られています。
また、新聞でも取り上げられているのでこちらも合わせてどうぞ。
でも先読んじゃうと私の記事の意味がないので、後でどうぞ。
さて、仕組みとしては、BASEのショップから、食べ物の詰め合わせとZOOM参加券を購入します。
そうすると、食べ物はクール宅急便で自宅に届き、ZOOMミーティングのID・パスワードも別途届きます。
こんな感じですね。
届いたものがこちら
さて、届いたものがこちらです。
鰤のうまか漁師漬け、エソのかまぼこ、サバ、からすみチーズ、よりより(菓子)などが届きました。
冷凍で届きますが、冷蔵のものもあるので事前に仕分けしておきます。
基本的にはほとんど調理のいらない、せいぜいレンジでチンする程度のものです。
肝心のお酒はないので、飲まなくてもいいかなと思ったのですが、やはりオンライン居酒屋という名称である以上、飲まないわけにもいかないかなと。
近所の酒屋で長崎の麦焼酎「ちんぐ」を買ってきました。
余談ですが、壱岐は麦焼酎発祥の地らしいですね。
盛ってみた
盛り付けるとこんな感じ。
かまぼこ、からすみチーズ、サバなど、長崎県らしく魚介類が中心となっています。
ルヴァン(ナビスコ)といぶりがっこは私が追加しました。
いただきます
それではオンラインにつないで、いただきます。
エソ(魚偏に曾、または狗母魚と書いてエソ)という魚を初めて知ったのですが、このカマボコがとても美味しかったです。
固すぎず柔らかすぎず、ふわふわした感じもあります。
それでいて魚の旨味が濃かったですね。
あとはからすみチーズ。ルヴァンにもいぶりがっこにもとても合いました。
と、ただ食べているだけではなく食材の解説などを、画面の向こうの店主がしてくれます。
私も長崎の五島列島に行った話をしたり、軍艦島に行った話をしたり。
観光情報なども教えてくれました。
店主の永石いっせいさんが仰るに、コンセプトは「居酒屋のカウンターにいる」ことだそうです。
確かに、画面の目の前には店主がいて、料理が並んでいますので、カウンターに近いと言えば近いですね。
最後はちゃんぽんで締めです。
この頃には店主はもういませんでしたし、少しだけ調理の手間はかかりますが、これもリンガーハットより美味しかったです。
オンライン居酒屋はアリかナシか?
とはいえ、オンライン居酒屋が良い!これからはオンライン居酒屋だ!と言えるかというと非常に難しいですね。
強いて言えば、ナシ寄りのアリかなあ。
確かに料理は美味しいんですが、送料とzoom参加券込みで5000円程度かかるので、やはり割高感は否めません。
お酒付きなら、居酒屋で5000円はまあまあ許容範囲ですが。
準備と洗い物も自分でやるので、好きな人はさておき家事嫌いの私にはちょっと不向き。
ただ、料理はけっこう美味しかったですし、いっせいさんの喋り・キャラクターは非常に良かったです。
なので、その点はアリですが、全く知らない店を同じシステム・同じ料金でオンライン利用するかというと、非常にハードルが高いと感じました(今回はちょっと紹介もあって)。
裏を返せば、知ってる店や紹介があれば、遠方から応援する気持ちも含めてアリだと思います、
なので、トータルではナシよりのアリくらいかなと。
誤解なきよういうと、店主は実際に長崎市にある「旬菜 ながや」という居酒屋を経営しており、そこで調理などをしながらZOOMで生中継で参加している、という状態です。
こんな珍しい出会い方でしたが、料理も美味しかったし喋りも上手かったので、長崎に行く際は実店舗にも行きたいなあと思っています。
まあそれにしても面白い経験であったことは確かです。
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