日本三大〇〇のコーナー。
今回は、日本三大居酒屋のひとつ、大阪阿倍野にある「明治屋」です。
過去に2つは行っているので、今回が最後のひとつとなります。
あべのハルカスのすぐ下あたり
過去に行った三大居酒屋。
東京・月島の岸田屋さんは、もんじゃ焼き屋だらけの商店街の一角にありました。
和歌山・白浜の長久酒場さんは、白浜という(やや辺鄙な)場所にあり、海の目の前で周りは正直それほど栄えた場所でもありませんでした。観光地ではありますけどね。
今回の明治屋は、大阪の阿倍野です。
駅で言えば、天王寺駅が最寄です。
高い高い、あべのハルカスが有名ですね。
そのあべのハルカスのすぐ隣、ヴィアあべのウォークという小奇麗な商業ビルの1階に位置しています。
ここにそんな老舗居酒屋が入っているようには見えませんでした。
しかし、よくよくテナント一覧を見てみると、「明治屋」というマークを発見できました。
どうやらここの通りに入っている様子。
テナントビル内ながら、商店街の様相を残したようです。
飲食店が数多く立ち並んでいました。
どちらかというとこじゃれた洋食屋とかありそうな感じ。
明治屋について
そんな通りを歩いて行くと、いきなり渋い外観の店が出てきました。
こちらが今回のお目当ての明治屋さんです。
居酒屋であることが大変分かりやすく、「酒」と書かれていますね。
明治屋さんについて。
創業は昭和13年=1938年。戦前からやっています。
ちなみに岸田屋さんは1900年から、長久酒場さんは1960年から。
その後、2010年にこちらに移転して、現在に至るとのこと。
あべのウォークで既に10年やっているんですね。
外観は(恐らく)当時のままを残したのでしょう。
食べたもの・飲んだもの
さて明治屋さんですが、店内は「撮影禁止」とのことですので、記憶と文章のみで説明します。
ですので、メニューの写真などは禁止になる前または無視して撮られた画像が貼られた食べログなどをご参照ください。
店内はそれほど広くなく、コの字型のカウンターが15席前後、テーブルが数卓程度。
昔ながらのお店らしく、壁にメニューが貼られて、神棚などもあります。
13時からオープンしており、ちょうどに行ったら一番乗りでした。
コロナウイルスの影響があったのか、開店一番は空いているのかは分かりません。
真昼間でしたし食後だったので、軽めにしようとまずはウーロンハイ。
食べ物は何にしようか迷っていると「ゆどうふにする?」と言われたのでYesと。
出汁のかかったゆどうふにネギと柚子が添えられ、これはシンプルで美味しかったです。
続いて、「きずし」と「だしまき」、「ぬた」を注文。
すしと付いていますが、別にシャリはなくシメサバに近い味わいでした…と思ったら、シメサバのことを関西では「きずし」と言うんですね。
「ぬた」はあまり魚肉系を感じず、野菜の酢味噌合えって感じでした。
また名物のひとつ、シューマイを食べました。
普通のシューマイはひき肉を皮で包み、くるっとトップで丸まっているもの。
ですが、明治屋のシューマイは皮が黄色く、全体を包んでいません。
肉団子が半分くらい皮に覆われている感じといえばいいのか。
これはこれでまあ美味しいですね。
そんなもので、合計2180円とお安めのお値段。
滞在時間も20分程度と非常に短時間。
BGMも何もなく、静かに酒や食事と向き合うことができるような場所でした。
普段はもしかしたら混んでいるのかもしれませんけどね。
日本三大居酒屋制覇!!
というわけで、今回で日本三大居酒屋を制覇しました。
そんなに酒好きでもないのですが、たまたま和歌山・白浜で教わって行ってみたことから、足掛け2年で終えました。
何となく達成感があります。特に大阪の天王寺には、全く用事が思いつかないですし。
さて三大居酒屋について。
店構えは昔ながらで、カウンターが必ずあり、店員さんとの距離が近い。
それでいて静かでありながら客同士も近いため、窮屈である一方で、お互いに気遣いも必要であり、それはそれで良い。
お値段はそれほど高くなく、奇をてらったメニューというよりは定番+名物がある。
そんな空間をひっくるめて、三大居酒屋に選ばれているんですかね。
それほど居酒屋、特にチェーン系以外に行くことは少ないですが、たまにはいいものです。
また変わった日本三大〇〇があれば、巡ってみようかと思います。
何かあれば教えてくだけろ。
【日本三大居酒屋①長久酒場に行った話】
【日本三大居酒屋②岸田屋に行った話】
おまけ
新大阪駅についたときに食べたもの。
これでタイムセールで500円と破格でした。
これを食べなければ、もっと明治屋で飲み食いしたんですけどね。