働き方改革が叫ばれて早数年。
コロナ禍でその動きは加速し、それ以上に加速せざるを得ない状況になりました。
対面・現場でしかできない仕事もある一方で、改めて仕事を見つめ直し、リモート化・効率化に結び付けることに成功した企業もあるでしょう。
そのような中で、注目されるのが「ワーケーション」です。
ワークとバケーションを掛け合わせたこの造語は、コロナ禍でも地方や観光地の新たな需要創出につながるとして、注目されるキーワードの一つです。
国内のワーケーション先として有名なのは、和歌山県の南紀白浜。
南紀白浜空港があり、白良浜という真っ白な砂浜を持つ紀伊半島南部の地には、三菱地所が拠点を整備し、セールスフォースが活用するなど、国内外の大企業がこぞって参入したことで注目を集めました。
その南紀白浜と歴史的につながりのある千葉県銚子市。
銚子市では、ワーケーション事業として「電車でサウナしようぜ」という無謀な企画を敢行。
もはやワーケーションとは何なのかと考え直すきっかけとなる取り組みですが、人を呼び込む、耳目を集めるという点では高評価できます(担当者に聞いたら、結構な応募人数だったそうです)。
さて、比較的まじめに文章を書きましたが、ここまでが前置きです。
先日、東京のコンクリートジャングルでWEB会議の時間に間に合わなそうになりまして。
コワーキングスペースやカフェで仕事ができる時代とは言え、発言もしなければならないWEB会議は、そういった場所ではできません。たまに無視してやってる奴もいますけどね。
そこで目を付けたのがカラオケです。
ここは声を出す、むしろ叫ぶくらいが前提の場所。遠慮なく音も出せますし、こちらの声も出せますし、エコーをかけたりミラーボールも回せたりします。
そしてカラオケでフリータイムでWEB会議をやってみたのですが、これがいいですね。
会議が始まる前に歌ってられますし、個室ですし、ドリンクバーもついてますし。
背景が若干いかがわしい以外は、何の問題もなく、むしろ自宅よりもいいくらいです。
そんなわけで1時間弱のWEB会議が終わったあと、4時間くらい籠っておりました。
カラオケなんて2~3年振りですので、のどもすっかりやられてしまいましたね。
これこそが、ワークとバケーションの掛け合わせ、つまりはワーケーションの第一歩なのではないでしょうか。
いや、単なるサボタージュですね。ほぼワークしてないし。
ちなみに個人的にはワーケーションはまだ反対派です。
休みはちゃんと休みたいですし、個人事業主やクリエイティブな仕事はさておき、一介のサラリーマンには向かないと思います。