汐留カレッタ内にあるBook+という本屋さん。
たまたま通りかかったところ、「AI書店員」がいるとのこと。
どうせペッパーあたりじゃないの?と思ったけど、気になったので寄ってみました。
<目次>
ミームさんとは
ミームさんは人型ロボットではなく、カメラとボタンとモニターでできています。
モニターの前に立ち、カメラで顔を撮影すると、
AIが表情から気分を判断しオススメの本を教えてくれるというもの。
今のところ、全国に3台(3人?)しかいないとのことで、レアですね。
汐留カレッタに勤めていたのも、限定でたまたまだったようです。
JR駅にある飲料自販機「acure」なんかも、顔で年齢や性別を判定してオススメのドリンクを提示してると聞いたことがあります。
そういう時代なんですね。
使ってみた
というわけで、物は試しで使ってみました。
1 スタート
モニターの前に立ち、右下のボタンを押すと開始されます。
今の気持ちを思いきり表情に出せとの指示が飛ぶ。
マスクしたまま実験しようかと思ったけど、一応指示に従いマスクも外す。
2 ご挨拶
書店員にあるまじき髪型をしたミームさん。
モニターの上のカメラで表情の撮影を行います。
3 写真撮影
パシャリ。
恥ずかしいので顔は塗りつぶしましたが、全力で今の気分を表現しました。
4 診断結果
解析結果は…
穏やかな心を持ちながらも、悲しみに包まれていたようです。
ミームさん、それは失恋ではなく仕事中だったからです。
でも仕事中にこんなことして遊んでられるという「嬉しさ」が1%くらい出てますね。
5 オススメの本
オススメされた本は「羊と鋼の森」でした。よく本屋さんで見かけますね。
失恋した君は祝福に満ちた本で癒されなさいということなのでしょう。
しかし買わずに出てしまったのは、申し訳ないミームさん。
面白い本との出会い方
これはこれで面白かったですね。
本屋さんの魅力、言い換えればAmazon等のネットにはない魅力は「本との出会い方」だと思います。
こういうAI書店員みたいな面白いものも一つの本屋さんに行くきっかけにもなるでしょう。
確かに今どきのPCならカメラもあるので自宅でもできてしまうのでしょうが…
うまく言えませんが、それとはまた違うような気がします。
ミームさんに近いものとして「文学効能辞典」という本をパラパラ見たことがあります。
「こんな気分・こんな悩みがある」という「症状」ごとにオススメの本が書いてあるものです。
ミームさん的なAIの今後の活躍と進化にも期待したいですね。
本屋に行くきっかけ、本を読むきっかけにつながりそうです。