カフェ巡りのコーナー。
今回は、山梨県北杜市にある「七賢」が営む「くらかふぇ糀’s」です。
「くらかふぇ こうじいず」と読むそうです。
くらかふぇ糀’sの場所
くらかふぇ糀’sは、山梨県北部の北杜市白州町に位置しています。
すぐ近くには、桔梗屋と並ぶ信玄餅の老舗「金精軒」台ケ原店があります。
白州といえば、全国でも屈指の名水の産地ですね。
サントリーのウイスキー「白州」も、この地に工場を構えています。
経営するのは、日本酒「七賢」を擁する七賢さん。
正式な会社名は「山梨銘醸株式会社」で、創業して300年とか。
糀糖とは
一般的には「麹」の方が目にする気もしますが、七賢では「糀」だそうですので、そちらに統一したいと思います。
まずは「糀」とは何か?
〝こうじ〟(麹・糀)とは、蒸した米、麦、豆などの穀物にコウジ菌を付着させて繁殖させたものをいいます。日本酒などのお酒はもちろん、味噌、醤油、みりん、酢など醸造調味料には欠かせないものです。
〝こうじ〟は、「米糀」「麦糀」「豆糀」などの種類があり、米に「コウジカビ」が花が咲いたように生える様子を「糀」という国字としても表します。(糀の字は米糀のみを表します)
(七賢|山梨銘醸株式会社HPより)
なるほど。「糀」というのは米糀のみなんですね。
それでは、「糀糖(こうじとう)」とは何なのか。
七賢が独自に生み出した、米糀と米粉からできた自然の甘味料だそうです。
以前は、糀を使った甘酒や塩糀などを製造・販売していたそうですが、
「糀糖」を開発してからは、カフェでのスイーツ販売などにも挑んでいるそうです。
カフェだけど、コーヒーはありません
ちょっと反射してしまってますが、メニュー紹介。
糀糖を使ったトースト、アイス、ブリュレなどの、軽食・スイーツが中心です。
注目はドリンクメニュー。
コウジードリンクと名付けられたメニューには、コーヒーや紅茶などはありません。
全てがコウジーです。
座席は、椅子とテーブル席の他、和室の座敷が設けられています。
こちらが注文カウンター。システムとしては、セルフ方式の喫茶店と同様です。
葡萄コウジーは期間限定だそうです。
限定メニューの糀トースト&コウジードリンク(プレーン)
けっこう朝早めにお邪魔したせいか、土日祝は20食限定の「糀トースト」を注文できました。
こちらは、ゴマ、きなこ、シナモンが添えられています。
また、おちょこには「糀糖ドリンク」(という名称でいいのか分かりませんが)が入っていて、
ここにトーストを漬けたり、逆にかけたりしていただく料理とのこと。
味としては、甘酒に近いですね。
ただ、甘酒ほどクセがなく、控えめな甘さでした。
個人的には、ゴマとの相性が良かったように思いました。
こちらはコウジードリンクのプレーン。
キンキンに冷えた甘酒のような味ですが、こちらも同様にただの甘酒よりも適度に控えめな味わいだと思います。
ビタミンや食物繊維も豊富らしく、夏バテ予防にもいいそうです。
店内では糀ドリンクや日本酒が買える
元々、七賢は日本酒の酒造会社ですので、蔵内では日本酒も買うことができます。
また、日本酒を宅飲みするには欠かせない、お猪口や徳利なども売られています。
これらは通信販売もしているようです。
斜め向かいには、金精軒が!
七賢の斜め向かい、徒歩15秒くらいのところに、信玄餅の老舗「金精軒」があります。
こちらの夏の名物といえば、「水信玄餅」。
水信玄餅の揺れっぷりはこちら。おっ〇いのようだ。
水信玄餅、2年ぶりに再び😗
— GO@ブログ・読書・日常・ひとり旅 (@GK_GK21) 2018年9月23日
揺れる揺れる😗😗#水信玄餅 pic.twitter.com/AAxV9o4gYK
水信玄餅は、夏季(9月まで)限定です。
期間中ならば、金精軒で「水信玄餅」からの、七賢で「くらかふぇ糀’s」という流れもできるので、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。