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【マルシェ】新宿バスタマーケットに行ってみた。流行りの貨客混載に期待。

バスタ新宿といえば、新宿新南口にできた、高速バスの集積地。

利用者は、一日平均約3万人。

ここから全国に向けてバスがびゅんびゅん走っています。

地方から新宿にバスと人がやってくる⇒モノも集めよう!というマルシェ「バスタMARKET」が、実証実験的に開催されていました。

今注目の「貨客混載」の可能性も感じられるマルシェでした。

 

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貨客混載とは、今注目の新しい物流

ちょっと真面目な話ですが、そもそも貨客混載とは何かと。

地方を走るバス・鉄道は、非常に厳しい経営状況です。

乗客がほとんどいないため、「空気を運んでいる」とよく言われます。

そもそも、「田舎=車社会=バス乗らない⇒バス廃れる⇒高齢化で詰む」という負のスパイラルもあります。

 

かといって、バスがなくなってしまえば、完全に動けなくなる人が出てきます。

また、バスすら走っていない町に住みたいと思うでしょうか?

つまり引っ越されて人がいなくなってしまうため、

赤字路線であっても補助を出してでも走らせている市町村も多いです。

 

更に、人口減少する中で物流業界も人手不足は否めません。

特に長距離トラックドライバーもどんどん減っています。

地方から東京や大阪などの巨大市場を狙おうとしても、物流が機能しなければ進出不可能です。

 

そんな課題を解決するひとつの方法が、貨客混載。

つまり、人と荷物を一緒に乗せよう!ということです。

2017年9月には、基準を改正し、貨客混載の許認可基準が緩くなりました。

 

分かりやすい事例として、地方⇒東京への高速バスの貨客混載を考えると、

メリットとデメリットには以下のようなものがあります。

 

【貨客混載のメリット】
  • 空いているスペースの有効活用。
  • バス会社の収益改善=地方路線の維持
  • 宅配便よりは安く運んでくれる場合が多い
  • 地元の産品を大都市で売れる
【貨客混載のデメリット】
  • 安全性や定時運航の確保ができるか(またはダイヤ改正)
  • 道路交通法などの法律の壁がある
  • バスは荷物運びを想定しておらず、大きさや重さに制限が大きい
  • バスの停車場所からの配送手段の確保をどうするか

 

単純に金銭的にはメリットは多いのですが、あくまで「公共交通機関」という中では、課題・弊害も想定されており、それゆえまだ本格的に事業化している例は多くはありません。

とはいえ、地方の市町村からすれば、東京にモノを持って行って売りたいということもあって、非常に期待される物流手法であることは間違いありません。

 

バスタの路線網をみると、北は青森から西は福岡まで、ほぼ全国的に網羅。

つまり、ほぼ全国からいろんな産品を運んでくる経路は出来上がっています。

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もちろん、問題もありますけどね。

夜行バスって意外と混んでいて、荷物を乗せる余裕はないかもしれません。

 

ただ、東京⇔関東路線の高速バスってけっこう空いてるんですよね。

そもそも、電車でも事足りる上に、電車の方が時間が確実。

 

私の住む千葉県でも、東京都の高速バス路線は、本数が意外と多い反面、かなり空いていることがほとんど。

これだけ空いていて儲かっているわけないよなあ…と心配していたので、貨客混載が進むことは良いと認識しています。

 

と、たまには真面目な話をしてみました。

 

バスタMARKETとは

前置きが長くなりましたが、そんなバスの貨客混載で地域活性化をしようというのが、2018年11月16日から実証実験的に始まったマルシェ「バスタMARKET」です。

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主催者が、「バスの利用(貨客混載)を通じ、地域の活性化を目指す協議会設立のための準備会」というそのまんまの会です。

運営はマイナビ、協賛に国土交通省なども入っています。

 

「バスタMARKET」の開催は、

第一回が2018年11月16~18日。

第二回が2018年11月23~25日。

時間はいずれも11:30~20:00。

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初日である11月16日は、千葉県から3つの市町と、長野県から伊那市がブース出展しています。

日替わりで、微妙に出店者や商品が変わるみたいです。

バスタから路線が出ている市町が基本ですが、何で急に長野県なんだろう?

そして、調べた限りでは、銚子市⇔新宿というバス路線は無いようです。

基準が違うのかしら?

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新宿駅新南口から徒歩10秒。物販とキッチンカー。

バスタマーケットは、新宿駅新南口の改札出て10秒のところでやっています。

改札出る前から、ちらっとテントが見えていました。

新宿駅を降りたはずなのに、「ようこそ銚子へ」の文字が。

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さすがは日本一乗り降りの多い駅、新宿。

平日の真っ昼間でも、けっこう人が通ります。

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大きく二つ、物販と飲食(主にキッチンカー)に分かれています。

お腹が空いていたので、最初にキッチンカーコーナーに。

10台弱のキッチンカーが出ていましたが、肉料理が中心でした。

まあここへ来て、特に関係ないものを食べても仕方ないのでローカルフードを。

千葉県大多喜町名物の、イノシシ肉丼です。柚子胡椒添え。

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たぶんそのまま食べると獣臭いせいか、だいぶ濃いめの味付けです。

本音を隠さないで言えば、豚の方が美味いかな…

 

お口直しに、唯一の長野勢の、伊那市のどら焼き。

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あんバターをいただきました。

焼きたて!とありましたが、若干ぬるいくらいの温度だったのが少し残念…

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物販コーナーは混沌としていた。噂のまずい棒も。

続いては、物販コーナーを眺めてみます。

千葉県銚子市がやたらと目立っていました。

真ん中の2.5次元~2.8次元くらいの子は、リコちゃんというそうです。

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※Twitterを発見しました。

リコってトマトに含まれるリコピンのリコなのね。

 

そうこうしていると、新宿にヒーローが降り立っていました。

こちらも銚子市からやってきたそうです。

名前は「銚電神・ゴーガッシャ―」。銚子電鉄のヒーローキャラですね。

新宿の街並みをとぼとぼ歩いてましたが…
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せっかくなので、記念に写真を撮ってもらいました。

それなりのカオス感が出てよかったです。

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それで、少し前にニュース等でも話題になった「まずい棒」も買ってきました。

何度か食べてはいるんですが、経営がまずい=買わないと銚子電鉄が潰れてしまうので、少しばかりの支援を。

味は前にも書いたかもしれないけど、コーンポタージュです。というかうまい棒味です。

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まとめ

11月に、まだ数回開催予定のバスタMARKET。

私が見たところ、場所柄、外国人が多かったので、現金以外の決済方法と英語・中国語表記は必要だと思いました。

かくいう私も英語でやたら話しかけられ、単語とボディランゲージで全て切り抜けました。

 

いずれにせよ、こんな巨大駅の駅前で開催するには、警察・消防・保健所等々、そうとうな苦労があったことでしょう。

しかし一度開催してしまえば、手続き等も含めて、お互い慣れるものです。

 

今回は実証実験的に開催したと聞きましたが、今後も継続してくれるといいですね。

その際には、千葉県からはぜひ新鮮な魚介類も運んでほしいなあ。

他の県はさておき、千葉の海なら近いから鮮度も味もばっちりで、朝どれ魚介類が運べると思うんだけど。

 

バスタ新宿って使ったっけ?と思い返したら、草津温泉に行ったなあ。

www.gk-gk21.com

 

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