岡山県といえば桃太郎。
そして、私が昔ハマったのは桃太郎電鉄。
特にPS1で出ていた「桃太郎電鉄7」。
99年を友人達と始め、だいたい30年で飽きるという流れ。
その桃鉄で最も高額な物件である「桃太郎ランド」は岡山にあります。
そのおかげで、岡山=桃太郎というイメージでしたが、今回その桃太郎伝説の残る吉備津神社へ行ってきました。
あぁ前置きが長い。
吉備津神社へはレンタカーで
吉備津神社は、吉備津駅から歩ける距離にあるのですが、本数や次の目的地などを考えると、電車移動はつらそう。
https://goo.gl/maps/WF23GkP6L9VWaEAR6
なので、大人しくレンタカーにまたがって岡山駅からブーンと。
岡山駅周辺は、一方通行が多過ぎて難儀しましたが。
「吉備津彦神社」というのも、吉備津神社から少し離れたところに立っています。
建てられた目的としては、どちらも吉備津彦命を祀ったものということで、時間の都合上、今回は訪問しませんでした。
駐車場は広くて無料
駐車場は100台は優に停められそうな広さでトイレもあり、しかも完全無料です。
観光要素が強くなると、駐車場で数百円取るところもあって、積み重なるとそれなりの出費になるんですよね。
駐車場に着くと、何者かが立っていました。
首相も務め、五・一五事件で殺害された方ですね。
今ではステキに青空に溶け込んでいます。
その犬養毅の視線の先には、目指すべき吉備津神社があります。
吉備津神社と桃太郎伝説(≠電鉄)
それでは吉備津神社に参る…前に、桃太郎伝説について。電鉄じゃないよ。
温羅(うら)という鬼がおりました。
それを朝廷から派遣された「吉備津彦命(きびつひこのみこと)」という人が、
犬飼部の犬飼健命(いぬかいたけるのみこと)、鳥飼部の留玉臣命(とめたまおみのみこと)、猿飼部の楽々森彦命(ききもりひこのみこと)の3人を率いて、温羅を討伐したそうな。
まとめると、この2行に集約されます。
もう少し詳しく。
犬飼部、鳥飼部はWikipediaもあり、ヤマト政権において、犬・鳥の飼育や管理、調達などを行っていた役職だそうです。
しかし、猿飼部は特にネット情報は出てきませんでした。
猿は飼わない気がしますし、食べるのは中国のイメージですし、何をしていたのでしょうか。猿回し?相当な閑職だった気もします。
ちなみに、犬飼部、鳥飼部、猿飼部は、いぬかいべ、とりかいべ、さるかいべと読みます。
それにしても、鬼退治をしなければならないのに、動物管理の人達を連れて行くのは正しい人選だったのでしょうか。
調達=狩猟が業務に入っていたなら、それなりの武装集団だったのかな。
最後は、吉備津彦が温羅を弓で射殺したそうな。
というわけで、鬼、イヌ・サル・キジ(鳥)が登場する言い伝えは、桃太郎そっくりですね。
なお犬養毅は、犬飼部の子孫と言われています。それで銅像があるんですね。
境内に侵入する
朝一ということもあって、ほとんど人のいない境内に侵入しました。
温羅と吉備津彦は、互いに弓矢で戦ったようですが、吉備津彦が矢を置いていたのが、この矢置岩だそうです。
鬼って金棒じゃなくて飛び道具使ってくるんですね。
本門?正門?と言うのか分かりませんが、こちらは工事中でした。
境内の見どころ。いくつかありますが、廻廊が有名なようです。
また、季節によってはアジサイ(6月)やぼたん(4月)もありますが、5月というのはちょうどその間だったみたいですね。
少し馬鹿っぽい顔をした馬。
メインである本殿と廻廊へ
こちらが本殿です。立派ですね。
令和記念の旗が立っております。
どすこい感を感じる…と思ったら、なぜか千代の富士。
相撲でも行われたのでしょうか?
これが有名な廻廊です。一周するのに5分くらいですね。
廻廊を巡るとこんな景色。
弓矢で戦った伝説があるためか、敷地内に弓道場があります。
高校生が朝から練習に来ておりました。
私にもちゃんと挨拶をして偉いものです(不審だったからかもしれませんが)。
かなえボーなる謎のボー(Stick)も立っていました。
オニが願いをかなえるのでしょうか?
こちらは三社宮。3つ並ぶといいですね。
廻廊から少し外れると、ちょっとした森林浴を楽しむこともできます。
少しだけ坂道になっています。
岩山宮。本殿の裏手にあり、地味ながら地王神を祀っているそうな。
また、学問・芸能の神様を祀る一童社という建物も。
わらわら。
神社も人手不足なんですね。阿曽女っていうのは初めて聞きました。
向かいにある宇賀神社
吉備津神社の向かいには、宇賀神社という小さな神社があります。
周りを池に囲まれており、防御力が高そうです。
吉備津神社と比べれば小粒ですぐに参拝終わりますが、雰囲気はいいですね。
次回は鬼の住処に向かうわよ
今回は、桃太郎側の吉備津彦の祀られた神社でした。
次は、鬼の住処「鬼ノ城」(きのじょう)に向かいます。島じゃないのね。
どんぶらこ。