毎度おなじみ、ショート記事のコーナー。
自省の意味も込めて。
1分くらいあれば読めると思います。
先日の仕事中のお話。
サテライトオフィスで一人、あるWEBセミナーを聞き始めました。
始まる前からおねむだったので、寝ないように「講師の話を全部タイピングで打ち込むチャレンジ」をやっていました。
元々タイピングがそれほど得意ではありませんので、当然、普通に人が話すレベルで打ち込めるほど早くありません。
が、打ち込み始めてすぐに気が付くことがありました。
「本日はご参加いただきありがとうございます。貴重な時間をちょうだいしておりますが、私の方で●●について講演という形で話をさせていただきます」
「その前にまずは、弊社の自己紹介と私●●の自己紹介をさせていただこうと思います」
「弊社はこんな事業をやらせていただいていて、おかげさまで皆様のご評価をいただいて右肩上がりで成長させていただいています」
まあ一事が万事、こんな感じ。
話だけ聞いていると、ものすごく違和感があるわけではないのですが、文字にするとよくわかります。
「いただいて」だとか、そんな謙遜風な言い回しばかりなんですよね。
丁寧な話し方、または謙遜したいということは分かるのですが、何十分という話を聞く立場にすると、この回りくどい言い回しが何十回と繰り返されると、これ自体で何分かかるんだ?という気分になります。
「その前にまずは、弊社の自己紹介と私●●の自己紹介をさせていただこうと思います」
⇒「それではまず弊社、そして私の自己紹介です」
「弊社はこんな事業をやらせていただいていて、おかげさまで皆様のご評価をいただいて右肩上がりで成長させていただいています」
⇒「こんな事業をやっていて、右肩上がりの成長です」
これで十分だと思うんですよね。
講師の方も悪気があるわけではないですし、慇懃無礼とは違いますし、むしろ丁寧だとは思うのですが、こうした積み重ねが無駄につながるんじゃないかなと感じました。
最近、私もある程度関係性ができている顧客に対しては、「単刀直入に言えば今は要りません」とか「率直に言うと面倒ですよね」とはっきり端的に言うようにしています。
とはいえ、講演などではよくよく自分の話し方を顧みるに、けっこう無駄な丁寧語、言い回しをしてしまっているように思います。
冒頭のあいさつくらいは丁寧にしておいて、後はもう少し緩めていくなど、少しでも無駄が減らせるような工夫をしていきたいなあと感じました。
このブログ自体が無駄だって?それが売りです。