いつも読んでいただいている方はご承知の通り、このブログは人間関係に悩むティーンエージャーに向けて書いています。
近年、多様性、ポリティカルコレクトネス、ジェンダーフリー等々の様々な文脈から、「人を傷つける笑い」に対して厳しくなっています。
最近で言えば、オリンピックの開会式でボツになった「オリンピッグ」のネタがその象徴的なモノだったように思います。
つまらないとか相応しくないというのはさておいて、内輪のアイディア出しが流出して辞任にまで追い込んだというのは、想像以上の反響でした。
最近のテレビは見てませんが、ネタ番組などはどうなっているんですかね?
ひと昔前は、芸人なんて7~8割は今で言うパワハラ・セクハラ・自虐ばかりで、特に女性芸人なんて「よくいるいらつく女の再現ネタ」か「ブス・デブ自虐ネタ」くらいしかなかったくらいのイメージでした。
そんなイメージしかないので、余計にテレビを観なくなったのかもしれませんが…
今は、ブスネタはたぶん自虐だとしてもアウトなんでしょう。そもそも女性関係はかなり厳しそう。
男性のデブ・ハゲいじりや自虐はどうなんでしょうね。
怠惰で太っている人ならかろうじていいんでしょうか?
別にやって欲しいとか、それが面白いと思っているわけではないです。
まあいじる・いじらないに限らず、公共の場、特に電波やネットに乗って影響力を発する以上は、ある程度最大公約数を目指す必要があります。
それも、あくまで最大公約数を目指すということであって、不快に感じる人が皆無というものはいかなる情報でもあり得ません。
さらに、その中でも声のデカい人、わざわざ文句を言いに来る人がいて、SNSやネットによって、そうした声が簡単に拾え、かつ拡散されて更に共感され…という流れができています。
話が散らかってきたので、少し収束させます。
私に置き換えると‥
友人のO君とは「2親等以上離れた(=両親・子以外)親族の死までは笑って良いし、馬鹿にしてもいい」という不文律がありました。
なので、お互いの兄弟をボロクソに言って笑い合うこともありますし、恋人は全く関係ないから罪悪感すらありませんでしたし、よく考えるとお互いの親(一親等)もネタにしてましたね。
アメリカンな感じで言えば「お前のママなら俺のベッドで寝てるぜ」的な。
(もちろん、本気の罵倒・嘲りではなく、冗談でのいわゆるイジリです)
ただ、これを客観的に見ればアウトですし、私もそれ以外の人の家族はネタにできません。
私とネットの関係で言えば・・・
今はTwitterのフォロワーの方もそれほど多いわけではないのでいいですが、これが10倍、100倍となったら怖くて発信できなくなるかもしれません。
ブログも然りで、最近は常連さんかティーンエージャーしか読んでいないのだろうということで、昨日のブログみたいな酷い書き出しで始まる記事を書いているわけです。
ご存命のアカウントか別として、この文章を書いている時点で、ありがたいことにブログの読者登録いただいている数が約400人(昨日ので減ってなければ)、Twitterが600人超いらっしゃいます。
これが例えば、どちらか1万人や10万人を超えるようであれば、このブログやTwitterも美しいポエムと素敵な花の写真、前向きで意識高い系ブログに切り替えざるを得ないかもしれません。
それまでは、下劣なことも書きますし、私という人間の汚さを露わにするような記事も書いていきたいと思いますし、それなら法に触れて大炎上でもしない限り、1万人どころか1千人すら超えることはないでしょう。
まとめると、誰もが容易に発信・拡散・監視できる時代が到来し、むしろ「沈黙は金」という時代になってきたのかもしれません。
意外と真面目な形で締められたので、自分としては満足です。
さて、冒頭の人間関係に悩むティーンエージャーが読んでいるかもしれないので一応書いておきますが、人間関係に悩む人はなるべく人と関わらないように生きればいいと思いますよ。
結局は確率論なので、人と付き合えば付き合うだけプラスも増えればマイナスも増えます。
プラスを得ることよりもマイナスを受けないことを重視するなら、断てばそれだけ減っていくでしょう。