キュビスム展からの、今度は東京国立博物館の「やまと絵」展に行ってきました。
事前の興味はこっちの方が高かったんですが、満足度はキュビスム展の方が遥かに高かったですね。
展示について
屏風絵、絵巻、掛軸がほとんどです。
時代で言えば平安時代後期〜鎌倉時代のものが中心。
屏風絵は非常に大きく、「これもらっても家には置けないな」というくらいのものが大半です。
あとは、期間限定で鳥獣戯画の甲も来てました。
カエルやウサギが1番はしゃいでいるときですね。
展示は会期中、ちょこちょこ入れ替わるようです。
ちなみに私はこの入替制は嫌いです。
(画像は公式サイトより)
屏風絵は、でかくて迫力あるのもいいですが、細かいのが描き込まれてるのも好きです。
名前を知ってる屏風絵が洛中洛外図屏風(京都を俯瞰的に描いたもの)しか分かりませんが、あれよりはもう少し、人物が何をしているか・着ているかなどが分かるくらいの縮尺が好き。
まあそうなると、屏風絵じゃなくてもいいんですけどね。
あと百鬼夜行はもっと見たかったなあ。
(公式サイトより)
オペレーションの問題
会場が混みすぎてて、よく見る気すら起きないぐらいでした。
休日は事前予約制なので、もう少し整理されてるのかと思いきや、会場はかなりの人混み。
ただでさえ作品保護のため薄暗い照明な上に、細かい部分が多いのでほとんど見えません。
屏風そのものは大きいんですが、描写は小さいですし。
絵巻なんて後ろから覗き込むのも困難です。
感想まとめ
風景画や貴族の様子が多く、どちらかというと普通の民衆が見たかったのですが…
まあそれでも800年くらい前の作品が残っているというのはすごいことです。
ただ、直前に観たのがキュビスム展&西洋美術だったので、薄暗い環境で薄暗い絵を見るのが、順番間違えたかなと少し思いました。
後は上にも書いた混雑が全て悪いですね。
というわけで、内容というよりオペレーション部分で、最近の企画展系の中ではかなり損した気分になりました。
内容は国宝もたくさん来ていて良かったんでしょうけどね。
おまけ
天気が良く、秋晴れの真っ青な空の日でした。
トーハクには何度も来てますが、改めて見ると建物や木々もかなり立派ですよね。