12月ですが、遅めの夏休みを取り、道後温泉に行ってきました。
羽田空港からひとっ飛び、飛んでいる時間は1時間強です。
愛媛県も松山空港も初めて着陸しましたが、
空港から中心市街地まではかなり近いです。
概ね、バスで20~30分でした。
ちなみにJR松山駅より、伊予鉄道松山市駅の方が栄えていまし、
市内の観光地や道後温泉には近いです。
まずは松山市と温泉について軽く書きたいと思います。
日本書紀にも書かれた最古(?)の温泉・道後温泉
日本書紀と言えば、日本の国の成り立ちが神話として描かれ、初代天皇の神武天皇からの系譜が綴られた、6世紀ころに書かれた書物。
そんな日本書紀にも、道後温泉は登場するらしいです。
一説には、3千年の歴史を誇る温泉地とのこと。
そのため、道後温泉のPRポイントの一つが「聖徳太子」です。
何でも、聖徳太子が道後温泉に訪れ、椿の花が彩る「椿の森」と称したとか。
文豪・俳人の愛した町・松山
多くの文豪と触れる機会が多いのも、松山市の特徴だと思います。
正岡子規、夏目漱石、司馬遼太郎…
明治維新~日露戦争時代を正岡子規、秋山好古・真之兄弟らを中心に描いた、
司馬遼太郎の「坂の上の雲」は、「坂の上の雲ミュージアム」があります。
市内には、正岡子規や秋山兄弟の生誕の地などがあります。
また、夏目漱石の「坊っちゃん」も松山が舞台。
市内には、坊っちゃんにまつわる様々な観光資源が点在しています。
坊っちゃん列車もその一つ。逆光ですけど。
また、私が今回泊まった宿は「ふなや」という、
1627年創業という、400年近い歴史を持つ温泉旅館でした。
その「ふなや」に漱石が泊まった際に、
「はじめての ふなや泊まりや しぐれかな」
と詠んだそうです。そんな記録も残っている町です。
道後温泉へ入ろう
道後温泉といえば、道後温泉本館。写真を見ればご存知の方も多いのでは。
ここに行かねば来た意味がないと、さっそく行ってみました。
一眼レフカメラを持って行ったので、せっかくなのでナイトショット。
やはり建物は立派な感じがしますね。
温泉としては…?
そして中に入ると、料金体系が「入浴のみ410円」から。
二階に上がったり、浴衣が付いたりするとどんどん値上がりしていきます。
時間制限がどのみち1時間20分以内となっており、スーパー銭湯のようにくつろぎすぎるわけにはいきません。
というわけで、410円だけ払って、1階の「神の湯」に入りました。
しかし、温泉としてくつろいで入る感じじゃあなかったかなあ…
まず、湯舟の深さが70~80cm(?)くらいあります。
そのため、165cmの私が座ると鼻くらいまで浸かってしまうため、床に足を延ばして座ることができません。
常にしゃがんでいるか、細くて座りにくい中段部分に座るかの二択。
また天井の構造のせいか、浴室内のいたるところで、天井から水滴がポタポタと落ちてきます。
これが冷たいことも相まって、意外とストレスにつながります。
この「深さと水滴」の2つが温泉の最大の魅力の「くつろぎ」をかなり損なっていました。
両隣に普通の銭湯ではありえない「入れ墨」たっぷりの人達がいたのは、そんなに気になりませんでしたが…
オセロだったら、私も極道になっていたことでしょう。
というわけで、道後温泉の雰囲気は良いのですが、
くつろげるか?と言われると「本館」はややがっかりでした。
その他の松山旅行は、また別記事にて書ければと思います。