Nintendo Switchインディーズゲーム紹介の第二弾です。
今回は「UN Epic(アンエピック)」というゲームを紹介します。
アクションRPGですが、設定は昨今流行りの「異世界もの?」です。
プレイ時間は今のところ2時間程度です。
(追記)⇒2018年6月23日クリアしました!
<目次>
- あらすじ:ナード(オタク)がいきなり異世界に
- アクションRPG。画面が暗い…
- 即死トラップもあり
- ゲームシステムについて
- 巨大ボスも出現
- 小ネタを挟んでくるけど…
- 最近(?)のゲーム特有のシステムで嫌いな部分
- まとめ:慣れれば楽しめるかも
- (追記)クリアしてみて感想(ネタバレあり)
あらすじ:ナード(オタク)がいきなり異世界に
まずは名前決め。
難易度はノーマルにしときました。
いきなりハードはきついけど、イージーはプライドが許しません。
ここからが物語の始まり。
オタッキーな連中がカードゲームをしているという、ゲームとしては斬新なスタート。
海外だと、オタクのことはNerd(ナード)というそうですね。
よくしゃべるこの人は主人公ではありません。
このヒゲが汚い彼も、主人公ではありません。
ちなみにこのカードゲームはストーリーには特に関係ありません。
主人公はこの人、ダニエル。
トイレに行こうとしたら、道に迷ってしまいました。
人の家にいたはずですが、ライターを片手に暗闇を進んでいくと、ガイコツが。
それにしても突っ込みの多い(長い)主人公です。
そしてやたらとクドイ独白の多いキャラはあまり好きではありません…
この辺も、昨今の「なろう小説」的な部分と言えるのでしょうか。
アクションRPG。画面が暗い…
そして独白が終わり、異世界を進んでいくことにした主人公。
これが実際の操作画面。真ん中やや左にいるのが主人公です。
第一印象は「暗っ!小さっ!」でした。
怖いのは平気なんですが、暗いゲームは好きではないんですよね。
最初は周囲も見えづらく、かなり目に優しくないゲームだなと思いました。
進めていくと、主人公の身体を乗っ取ろうとした幽霊に憑りつかれます。
しかし、なぜか無効化した主人公。
憑りついたまま主人公の命を狙う存在ですが、本ゲームの役割としては世界の案内・解説役になります。
ナード的な自慢をする主人公。
ゲームで剣を使っていても、現実の剣は使えないでしょうが、それでも自由に使いこなします。
剣を拾ってからは、攻撃して敵を倒すこともできるようになります。
剣をかかげる主人公。リーチはけっこう短め。
この辺りで、だいたいのチュートリアルは終わりですが、このあと、レベルやアイテム、魔法などの概念が出てきます。
即死トラップもあり
ちょっと進んでいくと、宝の山が現れました。
ゴールドをどんどん拾っていきます。
ちなみに拾ったものは、左下にログが溜まっていきます。
その後、HPがガシガシ減り続け、あっけなく死亡。幽霊も大喜び。
という夢を見たのさ。
ネタ晴らしをすると、コインはトラップで、HPがどんどん減り続けるというものでした。やられても近くから復活できますが、ゲームのマップどころかシステムを理解していない初見には回避無理ですって。
ゲームシステムについて
ゲームシステムについて説明します。
基本的操作はジャンプと攻撃。敵を倒しながら経験値を得てレベルアップをして成長していきます。
自分の初期HPは150くらい(うろ覚え)ですが、雑魚敵の攻撃で20~30、場合によっては50~80程度受けるため、最大でも概ね5~6発喰らうとゲームオーバーです。
(のちに成長すると徐々に耐えられるようになりますが)
アクションは割ともっさりしていますので、慣れるまではダメージを受けやすかったです。
最初は複数の敵に対して範囲攻撃がないため、囲まれたら逃げないとほぼやられます。
レベルアップするとスキルポイントを5ポイント得て、それを自分の好きなスキルに割り振る方式です。
武器の技術を上げたり、アイテム調合のレベルを上げたりすることができます。
こちらがメニュー画面。
「インベントリ」の意味が最初は分かりませんでしたが、在庫・商品という意味のようです。なら、馴染み深い「アイテム」にしてくれればいいのに…
マップの画像を取り忘れましたが、ほとんどの場面でいつでもマップは確認できます。
イメージとしては、「メトロイド」や「悪魔城ドラキュラ」のようなマップで、現在地は分かるようになっています。
体力回復とセーブは、少し進んだところにいる、箱に捉えられた精霊が行ってくれます。
精霊が箱に捉えられている設定はありますが、日本語訳がイマイチなせいか、あまり頭に入りませんでした…
体力回復は、その他にも敵を倒すとたまに出るハートを取る、回復アイテムを使う(調合もできる)、レベルアップ時、等にできます。
また難易度がノーマル以下だと、一定程度進むごとに自動的にセーブされます。
巨大ボスも出現
雑魚敵は芋虫、こうもり、スライム、ゴブリンなどの小さい生き物が多いのですが、巨大なボスも出てきました。
卑猥な例えが出そうになりましたが、巨大なミミズ?のボスです。
左にビターン!
右にもビターン!
何回かやられてリトライしましたが、何とか倒せました。
ちなみに自分のHPは少しレベルが上がって200くらいですが、ボスの攻撃では120くらい喰らうため、2発でサヨナラです。
ミミズの血は赤いのだろうか?
倒すとカギをゲットして、新しいところに進めるようになります。
ただし、どこのカギかはさっぱり分からないので、自力で歩き回るしかありません。
幸い、そこまで広大なマップではなさそうなので、何とかなるかも。
小ネタを挟んでくるけど…
いわゆる「メタネタ」を挟んでくることもしばしば。
本棚の掃除を頼まれたときのマトリックスのネタ。
観たのが何年も前なので覚えてませんが、クッキー云々のくだりは全く覚えていません。
ちなみに本棚掃除を頼んだのはこの人。見たことがあるよーだな。
スターウォーズネタはもちろんありました。
日本語訳の問題だと思いますが、ジョジョネタ(若ジョセフ)も。
英語音声も流れるのですが、何て言ってるかは分かりませんでした。
ちなみに私はパロネタ、メタネタが繰り返されるのがあまり好きではないので、この辺りで会話を流し読みする癖がついてしまったのでしょう。
最近(?)のゲーム特有のシステムで嫌いな部分
これは言葉にしづらいのですが、最近の和ゲーもそうかもしれませんし、アンエピックに限った話ではありません。
例えばアイテムを取った時。
昔のドラクエならば「なんと〇〇を見つけた! 〇〇をてにいれた ▽」となり、内容確認してAボタンを押すと、メッセージが次に進んだでしょう。
しかし昨今、特に洋ゲーの場合には、「〇〇」を拾った場合、
隅っこや、うっすらと、一瞬だけ「〇〇 拾得」的なメッセージが現れて、こちらが確認してもしなくても、いつの間にか表示が終わっています。
(アンエピックだと、左下にログが残るのでまだマシですけどね)
ゲーム自体の情報量が昔とは比べ物にならないので、多少は仕方ないと思いますが…
もう一つ多いのが、ランダムによる適当ともいえる数字の決め方が苦手。
例えば、武器や防具、アクセサリ等の特殊効果について。
「装備すると防御力が〇〇%アップ」みたいなものが多いですが、〇〇の数字がランダム。
例えば初期モンハンにはありませんでしたが、「発掘」等によって新たな武器や石等を獲得できるようになりました。しかし、それぞれのアイテムが持っている装備スキルは、その掘った時に「ランダム」に決まっていて、「耳栓+2、防御+4」だとか深い思い入れがあるわけではないと聞いています。
まとめると、
- 情報量が多すぎる中で勝手にメッセージ表示しておしまいになること
- ランダム要素が強くて「同じ名前のアイテムでも違った効果がランダムで付いています」ということ
の、いずれもあまり好きではないという個人的な意見です。
まとめ:慣れれば楽しめるかも
このゲームの欠点は、「暗くて細かい」ところだと思います。
少し進めると、燭台やランプがあるので、明かりを灯しながら進むことは可能になります。
しかし、2時間ほどプレイした中で、全ての画面が暗いのは辛いです。
謎の異世界に来たのだから仕方ないのかもしれませんが、暗い中をずっと旅させられるのは、プレイヤーが疲れ果ててしまいます(私の年齢のせいということも多分にあるでしょう)。
しかし慣れていけば、どちらかというと懐かしい2Dゲームです。
説明等に不親切な部分はなくはない(もしくは日本語訳のせいか)ですが、オートセーブによって理不尽な死の影響は多少回避されています。
ジャンルとしても、アクションRPGの中では王道と言えます。
多くの武器、魔法やアイテムを駆使したり、好きなスキルに成長ポイントも振り分けられるという成鳥の自由度があったりします。
スキルポイント振り分け制は、個人的にも結構好きですね。
自分の気に入った武器スキルを伸ばしたりとか、やられたボスの弱点魔法のスキルを伸ばしたりとか。
マップの例えでも出しましたが、メトロイドや悪魔城ドラキュラといったゲームが好きな方には、きっとハマるのではないでしょうか。
(追記)クリアしてみて感想(ネタバレあり)
おおよそですが、ノーマルで20時間弱くらいでクリアしました。
やり込み要素はあまりしてませんが、まあ程よいボリュームと言えます。
最初は移動しづらかったアクションも、慣れれば何とかなります。
※ここからエンディングのネタバレを含みます。
一応、エンディングの分岐が3つあるような事が示唆されていますが、
中身の分からない宝箱3つから好きなのを開けろといわれ、
出てきたアイテム(鍵)でエンディングが決まるため、最初はランダムに等しいですね。
そして、恐らくはそのアイテムによるエンディング変化に大した差はないと思いました。
ちなみに私は右の宝箱を選び、「永遠の服従の鍵」(?)のようなエンディングコースに行きました。
(数年後に結婚した後、嫁の尻にしかれるという内容でしたが…)
他のエンディングも見たかったのですが、難易度がノーマル=オートセーブなので、エンディング分岐前に戻ることは不可能でした。
エンディングの最後は、『「エンディングマジですごかった!」と書かないと、私(プレイヤー)の部屋にもゾンビがやってくる』というメタエンド。
「城を冒険していたダニエルが主人公のゲームを遊んでいたプレイヤー」が、プレイヤーという、ゲーム内ゲームというような感じのオチでした。
(うまく伝わるかしら)
こういう遊び心はインディーズゲームならではですね。
二週目は今のところやる気はしませんが、武器や魔法の種類も多く、成長に自由度があるので、魔法タイプ、戦士タイプ、弓タイプ等々でやってみるのも面白いかもしれません。
他のやり込み要素も結構な量と難易度がありそうなので(例えば、よく出てくる敵のカラスを一切倒さない等)、ハマる人はもう数十時間は楽しめそうですね。
スルメゲーと呼べそうな、やればやるほど面白かったです。