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【秘境】日本三大秘境!徳島県・祖谷の落合集落を目指した話。

日本三大〇〇のコーナー。今回は秘境です。

日本三大秘境は、以下の3つ。

  1. 岐阜県の白川郷
  2. 宮崎県の椎葉村(しいばそん)
  3. 徳島県三好市の祖谷(いや)

 

今回は、その中でも祖谷の落合集落に訪れた話です。

 

 

祖谷が秘境?

今回の旅行では「祖谷のかずら橋」がメインでしたので、その先をあまり考えていませんでした。

その際、適当に祖谷地区について調べていた所、どうやらここが日本三大秘境の一つであることが分かりました。

秘境という割に観光地化しているし本当か?というのが第一印象。

そりゃあド田舎ですが、秘境って言うと西表島みたいな場所を想像しておりました。

 

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その中でも、「落合集落」というのが重要文化財保護地区に指定されているということなので、かずら橋から行ってみることにしました。

 

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道が…道が悪いです…

落合集落は、かずら橋夢舞台から、車でさらに1時間弱かかります。

ただの運転ならそこまで大した距離でもないですが、道路が悪い…

道中は、急こう配の登りの道なので、カーナビがバグりました。

カーナビが立体の道に対応できていないので、現在地がどこを走っているのか分からず、延々と「急ハンドルを感知しました」と「30m先を左折」を繰り返しているだけの機械でした。

 

こんなの、マリオカートかF-ZEROのコースかよ。

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はてなブロックも設置されていました。スターでも出してくれ。

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実際の道はこんな感じです。

車一台が何とか通れる幅で、時折すれ違いスペースがあります。

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廃車もそのまま。

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こちらは途中にあった神社らしきもの。一応、この辺りはまだ人が住んでいる様子がありました。

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神社近くからの眺め。傾斜地に家が何軒か建っていますね。

ここに来るまでにかずら橋から30分近くかかっているので、かなり秘境度は高まっています。

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こんな感じの平屋・かやぶきの古民家もちらほら。

少し歩き回ってみたかったですが、時間もないし、そもそも車を停めるところがありません。

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ここから更に登っていきます。

直線距離では大したことがないのですが、傾斜をうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうねうね登っていく必要があります。

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更に登って落合地区を目指す

さあ更に登っていきます。傾斜も増しつつ、道もかなり狭いです。

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少し分かりづらいですが…180度以上の急カーブもあるので、切り返しをしないと曲がり切れない場所もあります。

下の画像では、左奥から登ってきてターンし、右奥に更に登っていく必要があります。

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途中にも、古民家がいくつか建っています。

綺麗に見えますが、誰か住んでいるのでしょうか?

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こちらがだいぶ登ってきたところの風景。電線が多いのはご勘弁。

昔から山林の非常に多い、日本の原風景と言えるんですかね。

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思えば遠く、高くまで来たもんだ。 

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神経をすり減らす狭くて急こう配な山道

カーナビは壊れたCDみたいにバグった道案内の繰り返ししかしていませんし、たまーに対向車が来るのでそのたびにバックでずっと戻って行き違う必要があるので、運転にかなり神経をすり減らしてました。

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一番怖かったのは、レンタカーに傷がつくことですね。

大したことないだろうとレンタカー保険には入らずに来ており、急な山道で少し擦ったら数万円とられかねないという恐ろしさ。

そもそも運転があまり好きでもないし上手でもないので、もはや心が折れ…

 

ここで力尽きました。

これ以上進んだら、引き返すのもかなりの重労働になります。

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というわけで、最終到達地点はこちら。

無事に落合集落にはたどり着いていたようです。

この先登っても、「桃源郷」と呼ばれる一棟貸しの古民家宿泊所があるだけのはず。

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それにしても、秘境であっても4G電波は飛んでるんですねえ。

まあこれにて秘境到達ということで。

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平家の伝説と東祖谷落合集落

祖谷の中でも、特に落合集落は歴史的価値が高いとされる場所です。

祖谷川と落合川の合流地点から、山の斜面に集落が形成されています。

古くは、平家の落ち武者が逃げ延びて開いた場所とされていますが、その後も南北朝時代に落合氏・菅生氏・西山氏などが治めていたそうな。

時代が飛んで昭和になると、煙草や麦、養蚕など農業地域として維持されていました。

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そして「落合伝統的建造物群保存地区」ですが、江戸中期~後期の建物が現存しているエリアとして選ばれたそうです。

広さは32ha(750m×850m)ですが、高低差が390mもあります。

 

いずれにしても、自動車で行くのは運転技術的に大変です。

私もマイカーならもっと堂々と行けましたが、マイカーで徳島の山の中まで行く気は全く起きません。

かといって公共交通機関もありません。

理想は、原付でもあればなあ。

 

大歩危エリアにも行ったよ

祖谷のかずら橋付近まで戻ってきました。

大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)もセットでよく名前を聞いていましたが、大歩危と祖谷がセットにされることも多いようです。

「道の駅にしいや」。あまり印象はありません。祖谷そばはもう懲り懲りでしたからね…

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こちらは「秘境の湯 平家の里 大歩危・祖谷温泉郷」といろいろ盛り込んだホテル。

日帰り入浴も可能だそうですが、今回は時間の都合で寄りませんでした。

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こちらは「かずら橋夢舞台」から車で10分ちょいの道の駅大歩危。

しかし、妖怪屋敷の方が看板がでかい。

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ここは「こなきじじい」の伝説が残る場所だそうです。

ゲゲゲの鬼太郎チームでも、恐らく人気のないワーストワンの可能性がありますね…

個人的順位は、ぬりかべ、一反木綿、鬼太郎の順ですが、今放送中の「ゲゲゲの鬼太郎シーズン6」だと、大きなお友達にネコ娘がNo.1になってそうです。

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妖怪屋敷は、石の博物館とセットで500円。まあ時間もないので寄りませんでしたが…

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今時の子ども(は、もう飽きてるのかもしれませんが)鬼太郎より妖怪ウォッチの方が馴染みがあるでしょう。

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もちろん、普通の道の駅のように地場産品やお土産類も販売されています。

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すぐ先の「大歩危峡まんなか」では観光遊覧船も

道の駅大歩危から車で1分くらい行くと、「大歩危峡まんなか」という観光商業施設があります。

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こちらも施設としては道の駅に似ていますが、観光遊覧船が出ています。

タイミングが悪く、船を観ることはできませんでしたが、この綺麗な川を下るのは楽しいでしょうね。

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川の近くまでは無料で近づくことができますので、こんな感じでゆったり川を眺めるのもありです。

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季節柄、鯉のぼりもたくさん架かっていました。

鯉のぼり自体もいいですし、影が川面に映えているのもいいなあ。

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ここまできたら、ちゃんと顔も塗れよ。

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この辺りは、タヌキに関する言い伝えもあるそうです。

よく分からないのが「おかゆしか食べられない病人に憑りつき、うどんを腹いっぱい食べるとタヌキは退散し、病人はケロリと治るという」という文章。

タヌキに憑りつかれ身体を操られてうどんを大量に食べさせられ、そうするとタヌキは満足して帰り、代わりに病気を治してくれる??

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リバーステーションWest-Westにて徳島ラーメンを食べる

「大歩危峡まんなか」から更に車で数分行くと、今度はリバーステーションWest-Westというドライブインのような複合施設が見えてきます。

ここには、コンビニやカフェ、ドッグラン、アウトドアグッズのモンベルの店などがあります。

 

徳島ラーメン「にし利」という店がありましたので、せっかくですからこちらでいただくことにしました。

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スープはしょうゆベース。 ネギとチャーシューともやしが具材です。

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麺は固めなので、九州ラーメンに似ています。腹減ってたので何でも美味かったです。

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また、こちらでは、ラフティングなども夏季限定で体験することができます。

2017年には、ここでラフティングの世界大会が開催されたこともあり、秘境といえどもグローバルな活動をしている企業もいらっしゃいます。

以前、ここの社長の講演を聞いたことがありますが、かなりご苦労されたようで。

 

余談:他の秘境たち

白川郷は以前、ひとり旅にて訪問しましたが、だいぶ観光地化されており、秘境という感じもしませんでした。

地元住民の方もいらっしゃいますが、観光業が主産業化してそうでしたし…

一方で、椎葉村は写真等を見る限り、今回の落合地区同様に山の奥の方にあるみたいですね。

ここも同じような道路状況だとすると、車で行くのすら困難かもしれません。

二輪免許は持っていないので、原付レンタルで行けないかなあ。

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