前回は渡嘉敷島への行き方および島内の移動の話でした。
今回は、島内の様子です。
渡嘉敷島を一周しよう
前回も書きましたが、渡嘉敷島は原付で2時間もあれば一周できるくらいです。
さて、渡嘉敷島は渡嘉敷、渡嘉志久、阿波連の3つの集落があり、それ以外はちょっとした山(高台など)になっています。
基本的には、3つの集落を周りながら途中途中の展望台などに行くイメージです。
最初は渡嘉敷港に上陸するので、そこからぐるっと回る方法はいくつかありますが、私は北から逆時計回りで攻めました。
北には集団自決跡地
島の北部には、青少年交流の家がありました。
青少年交流の家に行ったことがないのですが、結構大きなスポーツ施設などがありました。
(勝手に入っていいのかよく分かりませんでしたが)
その中に、集団自決跡地がありました。
他にも戦争関連の跡地は多数ありまして、単なる観光だけではありません。
いわゆる鬼畜米兵と言われる(どこまで真実か知りませんが)、「アメリカ兵に捕まるくらいなら死ぬ」というところまで追い込まれていたそうな。
場所を移りますが、こちらは白玉之塔。
こちらは現地ではないですが、慰霊の塔であります。
白玉之塔からは、港も一望(とまではいきませんが)できました。
渡嘉志久ビーチへ
さて島巡りを再開します。
村役場を発見したので、記念に撮影しました。
これくらいの大きさってことは、職員の方も100人くらいなんですかね?
と思って調べると4年前のデータですが35人ということでした。
そもそも村の人口が700人切ってました。へぇ。
集落の外はこんな感じ。農業やっているんですかね。
ハイビスカスで沖縄感をアピール。
少し高台から、ビーチが見えてきました。
(少し記憶と記録が混同していますが、たぶんこっちが渡嘉志久ビーチの画像だと思います)
ビーチのすぐ手前に駐車場&トイレがあり、原付は簡単に止められました。
ちなみにハブ注意でした。
なお、ここにも戦争の残り香がありました。
特攻艇秘匿壕となっており、ここに「マルレ」と呼ばれる特攻艇が隠されていたそうです。
そんな辛い場所でもありますが、ビーチはビーチとして今も青々としていました。
後で書く阿波連ビーチの方が観光地となっていて、渡嘉志久ビーチはどちらかというとひっそりとしています。
手前にホテルもありましたが、逆に言えばそれくらいしかありません。
(ホテルのレストランも、コロナ禍で宿泊客のみでした)
ビーチも誰もいませんで、私(おじさん)が立ち尽くすのみでした。
なので、こんな落書きをしていても、全く恥じることもありません。
阿波連ビーチへ
続いて、(恐らく)渡嘉敷島で最大の集落であり観光地である阿波連(あはれん)ビーチへ。
この地区はネコが多いですね。
アレルギー持ちとしては、警戒しなければなりません。
飲食店や海の家などもいくつかあり、またシュノーケルなどマリンレジャーなどもあるようでした。
ビーチの透明度は、渡嘉志久とそれほど変わらないですかね。
しかし、渡嘉志久よりは確実に人はいました。
といっても11月末ですから、数名程度でしたが。
ビーチに岩山を発見したので迫ってみました。
ひとりじゃ流石に登らないですし、登って良いのかは知りません。
岩のトンネルなんてものもありました。
これを抜けて青い空・白い砂浜・コバルトブルーの海なんて見たらテンションも上がるのでしょう。
海が苦手な私には分かりませんが。
ランチは阿波連ビーチで
それほどお店があるわけでもない島内で、一番充実してそうなのが、阿波連ビーチ周辺でした。
というわけで、海の家で食事をすることに。
料金は前払い制です。
昼過ぎの時間だったせいか、お客さんはほぼいませんでした。
沖縄感を出そうかなと、タコライスにしてみました。美味しかったです。
多くの展望台にも登った
島内を走っていると、いくつかの展望台が点在しておりました。
すぐに登れるものもあれば、(マスクもしていたので)かなりしんどいところもありました。
高台に登ると、ビーチもかなり遠くに見えました。
沖縄っぽい画像。
それにしても、坂&階段がかなり多いです。
レンタル自転車で周ることも検討したのですが、原付で良かった。
湾。
こちらは渡嘉敷島最南端のエリア。
急に(ちょっとだけですが)火山っぽい雰囲気になってました。
地層なんかも見えちゃって。
ビーチ…はもう飽きてましたし、それ以上に階段に飽きていたので下りませんでした。
最南端エリアにも、トイレは綺麗なのがあるので安心です。
急に崖エリア。
ここは本当に人がおらず、誰ともすれ違いませんでした。
東尋坊っぽい崖。撮影にも使えそうですが、立ち入り禁止です。
落ちたら助からないでしょう。
一周して終わりと信号機
そして戻ってきました。
トータルで3時間ちょいの島内巡りでした。
11月末で小雨もぱらつき、少し肌寒い場面もありましたし、マスクが濡れた上に階段続きで呼吸が辛かったりもしましたが、それなりに楽しめました。
海が好きなら、どちらかのビーチに泊まってゆっくりするのもアリですね。
おまけ。
渡嘉敷港の前には、幼稚園&小中学校があります。
車の通行はほぼないので信号機も必要ないくらいなのですが、ここにある信号機が、子ども達が本島に行ってびっくりしないように設置されたというものだそうです。
前にも書きましたが、たぶんこれこそが私が25年くらい前に見た「勉強のために信号機を一個置いてみましたニュース」だと思います。
ようやく見つけましたよ…
という、私しか感動しない話で終わり。