Switchゲーム紹介のコーナー。
今回は急きょ発表・販売されたアクション&国造りの「アクトレイザー・ルネサンス」です。
私と近いアラフォー世代なら、原作の思い出もありそうですね。
(クリア済ですが、ネタバレはありません)
アクトレイザー・ルネサンスの概要
元々は、スーパーファミコン向けに1990年に発売された「アクトレイザー」というゲームがあり、そのリメイクが2021年になって帰ってきたものです。
ストーリーとしては、主人公は「神様」です。
サタンが復活して各地で魔物が暴れる地上で、神が人間を導きながら信仰を集めて力を取り戻し、サタンを倒すというものです。
このゲームの最大の特徴は、アクションとクリエイションに分かれることです。
アクションにより、ボスを倒すと、その土地に人間が住めるようになります。
人間を導いていく画面は、見下ろしタイプになります。
ここでは、街を広げる方向を示したり、神の奇跡で草を焼き払う(雷)、湿地を乾かす(日照り)、火事を消す(雨)など人間を手伝ったりして、地域を発展させます。
そして信仰が集まると、更に地域に潜むボスが出現し、それを討伐するためにアクションへ…という流れです。
人々の悩みを解決するために、別の地域から交易品を運んでくるのも神の仕事です。
こうした積み重ねで信仰を集めるのです。
そうすると、HPやSPが上昇したり、戦闘で使える魔法をもらえたりします。
リメイクの追加要素
まずアクションとしては、操作性がだいぶ改善されました。
ジャンプ中の空中制御もそうですし、三段攻撃や、異常に無敵時間の長いバックステップ、上段攻撃、空中からの斬りおろし攻撃なども追加されました。
ストーリーは深堀りされるようになりました。
各地域の最初の人も、綺麗なグラフィック。砂漠の人がセクシー。
そして各地域には「英雄」と呼ばれる固有キャラが出てきました。
彼らはストーリーに大きく関わってきますし、英雄を目覚めさせるのも目的の一つとなっています。
また、最も大きく変わったのがタワーディフェンス要素です。
砦を設置し、神の奇跡を使いながら、押し寄せる敵の集団を倒します。
ここでも活躍するのが英雄たちで、クリアした地域の英雄を呼び寄せるなどして、敵を倒していきます。
ストーリーと言いますか、ステージとしては、スーファミのラスボスだったサタンを倒した後に、もう1エリア追加されました。
最終エリアにふさわしい、これまでで一番難易度も高くなっていました。
最後に天使について。
スーファミ時代は、裸に輪っかと羽というある意味では没個性的だったのですが、リメイクでだいぶキレイになり、キャラクターも小悪魔チックになっています。
動画はこちら
最初だけ動画を撮りました。
正確にはもっと撮ったのですが、訳あってお蔵入りとなりました。
感想まとめ
スーファミ版を何度かクリアしたことがある私にしてみれば、総じて懐かしさもあって楽しめました。
基本的には原作そのままに、ストーリーやキャラクターが深掘りされていますし、アクションは操作性が向上しています。
難易度は、NORMALでやったらけっこう簡単です。
一方で追加要素のタワーディフェンスがいまいち馴染めず…
敵は数十体が攻めてくるのですが、こちらのユニットが英雄1人(徒歩)といった状況も。
タワーディフェンスってユニットを5~10体くらいは欲しいなと思うのですが、その辺りが戦略性があまりなく、かつ回数はやたらと多かったので無くて良かったかなあと思いました。
またクリエイションは、今プレイしてみるとだいぶ間延びしますね。
こちらで工場を作れとか田畑を作れとか指示はできませんし、その割に「工場から納品される資材を集めろ」といったクエストが発生し、延々と工場からそのアイテムが出てくるのを5分も10分も待つ…といった場面が多々ありました。
逆に新しい地域に行くと、すぐに住民が話しかけてくるので、敵に襲われていたり、奇跡を使おうとしていても邪魔されることも多かったです。
せっかくリメイクしたのだから、この辺りは今っぽくして改善しても良かったように感じました。
追加のステージも、いろいろとセリフはあったものの、ちょっと消化不良でした。
とはいえ、スーファミ版は間違いなく名作だったと思います(美化されてるかもしれませんが)。
なのでまた褒め直しておくと、音楽は相変わらず良いですね。
サントラなども人気のようですが、スーファミ音源、リメイク音源とも良かったです。
ちなみに難易度「HEAVEN」というのがありまして、ボスラッシュに挑んだところ、最初のミノタウロスすら全く歯が立ちませんでした。
3回触られたらもう死亡という世界は、私には厳しかった。