和歌山旅の2日目です。
前回は、コンタクトレンズ・ショックを何とか乗り切り、眠りにつきました。
1.旅人の朝は早い。しかし土砂降りでも
しかし、旅人の朝は早いものです。
午前4時には着替えも終え、(前日の)使い捨てコンタクトを目に装着しました。
今日の主な行程は「那智の滝」と「高野山」です。
そして高野山から和歌山市内に戻り、レンタカーを返さねばなりません。
移動時間だけでも6~7時間は軽くかかる計算でしたので、早朝から活動していました。
しかし、朝からかなりの土砂降り。前日に夕日が見えたのが嘘のようです。
時々は弱まってますが、普通なら外出は控えるレベル。
そこで、ファミリーマート白良浜店にてビニール傘を購入。
ありがとう、ファミリーマート白良浜店!
2.千畳敷と気持ち悪いペンギン
まずは白浜町で行きそびれていた「千畳敷」に行ってみました。
車で白浜町内から、10分もかからないくらいのところにあります。
千畳敷の説明看板には、こんなことが書かれていました。
千畳敷は、太平洋に突き出た広大なスロープ性砂岩です。このデコボコの岩畳は、第三紀層のやわらかい砂岩が打ち寄せる荒波に長い間浸食されてできたものです。三段壁とともに白浜を代表する雄大な景勝地です。
確かに岩畳は広く、実際に昇り降りするのも楽しいです。
しかし天気は雨。けっこう滑るので身の危険を感じました。
そして、よく分かりませんが、気持ち悪いペンギンもいました。
ペンギンについて何の説明もありませんでしたが、この気持ち悪いボツボツはなんでしょう?
千畳敷の岩の模様を示しているのでしょうか?
こんな感じの模様が。
ペンギンについて調べたところ、「ペンギンアートが白浜町内(または付近?)にいくつかある説」が浮上しました。
イベント等でスタンプラリー的なものが行われた形跡もあるみたいですが、真偽は定かではありません。
3.エビとカニの水族館をスルーと「橋杭岩」
たまたま通りかかった、すさみ町で「エビとカニの水族館」を発見。
後ろ髪を引かれながらも、この後も行程が長いことからスルー(というかそもそも営業時間前)。
その後、点々と道の駅で休憩を取りながら進みました。
基本的には、午前7時前後でしたので店としては営業時間外。
それでも道の駅「くしもと橋杭岩」では、奇岩による変わった風景を観ることができました。
850mにも及ぶ距離に、様々な「奇岩」が立ち並んでいます。岩の高さは、大きいもので5~10mくらい?あるんですかね。
弘法大師が橋をかけるために作ったものという伝説もあります。
実際には柔らかい泥の地層の隙間にマグマが流れ込み、その後泥の部分だけ浸食されてできたそうです。
また、「道の駅たいじ」は最近できたと思われるオシャレな道の駅でしたが、
モーニングセットが7時からやっており、朝食を摂ることができました(写真は忘れた)。
4.熊野古道と熊野那智大社
この旅のメインの1つ、那智の滝と熊野那智大社です。
いまだに「熊野古道」の正確な位置がよくわかりませんが、今回はその一部を通ったようです。
「大門坂」というところからスタートしました。
ここは無料の駐車場もあるので、車でも大丈夫ですし、バス停もすぐそばにありました。
大門坂駐車場から、歩くこと20分ほどで「熊野那智大社」にたどり着きます。
道中は(花粉が無ければ)素敵な杉林に囲まれていて、
雨と霧により幻想的な雰囲気を醸し出しておりました。
大雨のおかげか、人もほとんどいなかったのも良かったです。
途中の看板資料によると、石段は267段・距離600メートルだそうです。
そして132本の杉が立ち並び、入り口の二本は「夫婦杉」と呼ばれています。
日本一の石段を上ったことのある私には余裕…と思ってましたが、睡眠不足でかなり体力が落ちておりました。
過去記事:石段日本一の話
そして、頑張って上がっていくと鳥居が見えてきました。
鳥居まで来てしまえば、もうひと踏ん張りでした。
そしてたどり着いた先は…!
工事中でした。
もはや左上にビニール傘が写っているのも気になりませんでした。
一応、脇から少しだけ中が見えましたので、撮影しておきました。
5.那智の滝
その後は、那智の滝を目指すことにしました。
袋田の滝、華厳の滝と並ぶ日本三大滝のひとつで、高さは133m。
那智熊野大社から、歩いて下っていくと15分ほどの距離にあります。
途中に展望台こと三重塔があり、これと滝の写真がよく観光資料にも使われているのですが、
三重塔の受付の方から「霧で見えないから登っても無駄ですよ」と言われる始末。
まあこの後ろに滝があると言われても、全く見えませんね。
気を取り直してさらに下っていき、那智の滝のふもとを目指します。
入り口の看板を見ると、「那智御滝 飛瀧神社」とあります。
飛瀧は「ひろう」と読むそうですが、なかなか格好いい名前。
そして階段を3分ほど下ると、いよいよ滝の滝つぼ付近へ。
滝が高い!
これはけっこう感動いたしました。
霧があるので、なかなか見えづらいですが、生では上まで見られました。
iPhoneで画像のコントラスト等をいじってみましたが、上まで見えますでしょうか…
そして「日本一のおみくじ」というものもありました。
比較物がありませんが、これも高さ80cmくらいあって、
大人でも、これを振っておみくじを出すのは大変そうでした。
そして那智の滝を後にして、疲れ果てたので大門坂駐車場へはバスで10分ほどで戻りました。
大門坂駐車場からは、再びレンタカーに乗り、高野山を目指します。
6.エビとカニの水族館、再び
しかし、エビとカニの水族館が心を離れませんでした。
結局、那智勝浦~高野山ルートは、「すさみ町」を通って行っても、
どうせ3時間前後はかかるので、そんなに変わりません。
二度とこないかもしれないので、エビとカニの水族館へ行くことを決心。
こちらは過去記事を参照ください。
結論は、エビとカニだけでこんなに楽しませてくれるとは!という感じ。
道の駅も併設されているので、お土産や食事も完備されています。
7.高野山に行ったけど
そこから高野山を目指すには、紀伊山地を縦断する感じです。
ここは豪雨でほとんど前も見えない中、山道の急カーブをうねうねうねうね…
疲れで眠気もピークの時期で、よく無事に運転できたなあと自分で感心しました。
また、道中は道の駅がいくつかありましたが、車から降りるのがきついくらいの豪雨でしたので、ほとんど寄りませんでした。
何とか高野山についたときには水族館から3時間経過した、15時頃でした。
「こうやくん」がお出迎え。
しかし、高野山についてリサーチが甘かったです。
高野山ってめちゃくちゃ広いんですね。
豪雨も相まって、メインの金剛峯寺と金堂の2か所しか回れませんでした。
撮影禁止のため写真が無いのですが、金堂は非常にスケールが大きかったです。
巨大な仏像・仁王像などが立ち並び、(日本人ですが)異国情緒というか異文化感がすごかったです。
あとは、土砂降りでもしっかり整えられた日本庭園が印象的でした。
カエルの声もケロケロケロケロと素敵な合唱を奏でていました。
しかし、雨と高野山の広大さにすっかり負けたことは否めない。
8.JR和歌山駅~さようなら和歌山県
そしてレンタカーで1時間半ほどかけ、JR和歌山駅にやってきました。
建て替え中の和歌山市駅とは違い、駅ビルMIOや近鉄百貨店が隣接しており、けっこう都会感がありました。
迷ったんですがなかなかグルメが思いつかなかったので、和歌山ラーメンをいただきました。
そしてホテルに戻り、宿泊。
正確には二泊三日ですが、翌日は始発で関空、そして成田へ帰りました。
9.和歌山県の総括
工事中やら豪雨やらコンタクトレンズやらアクシデントはありましたが、
総じて期待以上な和歌山でした。
白良浜の砂浜、円月島の夕日が一番でしたかね(前にも書いたかもしれないけど)。
高野山や紀州徳川家、醤油発祥の地など、歴史を中心にまだまだ堪能しきれていない部分があると思います。
和歌山単独で再度行くかは分かりませんが、奈良・大阪・三重とセット訪問はありかなと思います。
ありがとう和歌山県、また逢う日まで。