1か月半ぶりのスマホゲーム紹介のコーナー。
今回は、テレビコマーシャルまで進出したという「放置少女 百花繚乱の萌姫たち」です。
放置ゲームってあまりやったことないんですよね。
こういう露出の多い画像を貼っていると、またGoogleAdsenseに怒られるかもしれません。
その場合、「ぼくのすきなたべもの」に記事を差し替えますので、ご了承ください。
- 放置少女のあらすじ
- 放置少女のシステム周りとゲームの流れ
- キャラクターの育成
- 戦闘と育成以外にやることアレコレ
- 放置するだけ、何が面白い…?
- その他の不満点など
- 全体の感想:中国史が好きなら
- 放置されたいのならば、放置してやろう
放置少女のあらすじ
正直なところ、(本気でやろうと思ってなかったので)よく分かりませんでした。
一応、世界史、特に中国史を元としており、具体的には「後漢」の時代だそうです。
後漢には「ごかん」と「こうかん」がありますが、これは「ごかん」の方。
西暦で言えば25年~220年頃なので、今から2000年~1800年前ということですね。
物語の冒頭、よく分かりませんが、王族っぽい娘が襲われています。
颯爽と現れたのはふなっちょ(少女)。
ちなみに、主人公となる人物は3種類の職業から選ぶことができます。
武将は近接攻撃、弓将は遠距離攻撃、謀士(なんて読むんですかね)は間接攻撃だと思いますが、性能差はよく分かりませんでした。
少女を助けたところ、全幅の信頼を置かれることになりました。
かくして、乱世を統一するためにふなっちょが立ち上がったのだった。
俺たちの戦いはこれからだ!
~完~
放置少女のシステム周りとゲームの流れ
こちらがゲームのホーム画面です。かなりの情報量ですね。
一番下の「戦場」をタップすると、わが軍が戦っている状況を見ることができます。
基本的には、戦闘をしてストーリーを進めていく…のだと思います。
その戦闘ですが、「放置」の名の通り、放置しているだけです。
コマンドや派手なエフェクトなどもなく、ただただ相手をオートで攻撃していきます。
一応、MPを使った必殺攻撃(回復や補助効果なども)もありますが、それもオートです。
戦闘が終われば、すぐに次の戦闘が始まります。
ほっといても、延々と戦い続けます。
「統計」というボタンをタップすると、次のレベルアップまでかかる時間や経験値の効率などが分かります。
最序盤は一人で戦いますが、すぐにチュートリアル的に仲間が追加されます。
副将というポジションで、最初のみちょっとした会話がありました。
名前(「黄月英」)は読めないですけどね。「こうげつえい」で一発変換できたので、たぶんそれで合ってるのかな。
仲間が増えれば戦闘が楽になり、どんどんとステージが進んでいきます。
最初は2ステージだけでした。
徐々に増えていきます。最初のうちは難易度はかなり低いです。
キャラクターの育成
キャラクターの育成について。
主将(主人公)は装備の強化、副将たちは装備&強化・訓練を行うことができます。
そのためには、装備品や訓練用アイテムが必要になるので、戦闘で溜まったら使って育てるの繰り返しとなります。
キャラ個別のステータス画面がこちら。
結構ステータス設定が細かいですね。
「命中値829」と言われても高いのか低いのか全く分かりません(序盤なので低いのだとは思いますが)。
1週間ほど放置&育成を繰り返した結果がこちら。
HPは1,000強から10,000強と約10倍へ。
装備も強化したので、「+30」などとなっています。
仲間も更に1人、グリーンな剣士キャラが増えました。
剣士としては致命的なほど、胸部が邪魔そうですが…
副将の方が訓練ができる分、アイテムさえあればすぐに強くなるようです。
3人揃えば、戦闘もだいぶ楽になります。
胸部が邪魔な剣士は回復スキルも持っているので、かなり有用でした。
戦闘と育成以外にやることアレコレ
戦闘以外に、時間ごとのイベントも設定されています。
闘技場、姫プレイ、傾城の戦い、群雄争覇、少女の調教、皇室の陰謀。
後半の2つは、レベル45以上、レベル50以上にならないとできないため、1週間程度(レベル30ちょい)ではまだまだ足りません。
試しに「姫プレイ」を選択してみると…(1日に12:30からと、19:30からの2回プレイ可能)。
いきなり、攻撃道具を選ぶルーレットが開始します。
何に使うのかはよくわかりませんが、鞭・ハイヒール・ロウソク、金棒、手錠、ロープが選ばれます。
ルーレットで道具を決めたら、少女が現れます。
右下に説明がありますが、「せいかんたいを触ると、攻撃を行う」と書かれています。
それに従ってタップすると、攻撃します。
いわゆるレイドバトルのようなもので、何人もが参加しています。
1分に1回しか攻撃できず、1回に数万しかダメージを与えられませんが、8億のHPも10分ちょっとで終わってしまいます。
こちらは、いわゆるガチャですね。
だいぶ露出が激しいキャラクターが宣伝しています。
上の画像と同じキャラクターのようですが、だいぶ違ったように見えます。
多くの絵師の方がいるので、画風が異なるのでしょうね。
放置するだけ、何が面白い…?
元々のコンセプトである「放置ゲー」の根幹から否定しますが…
まあ課金要素がゴリゴリ推されるのは、基本無料のゲームを維持していくのに仕方ないことです。
しかし、戦闘が放置するのみである以上、ゲームとしての広がりや面白さはほぼありません。
少なくとも、私には、何が面白いのか分かりません。
ほっといても成長していくのはまだいいとして。
上位ステージをクリアできるようになっても、完全に放置するだけの戦闘で勝ったところで、何の達成感もありません。
つまりは、ゲームとして細かいミニイベントみたいなのばかりちまちまやらされて、戦闘は何もしないというよりも、何もできないのはあまり面白くないですね。
ストップウオッチに例えると、今日スタートボタンを押して、1日経ったら8万秒を超えてました!に近いイメージですかね。「だから?」って感じ。
勝手にレベルアップもしますし、勝手にアイテムも手に入っています。
放置ゲームっていうのは、すべからくこういうものなのでしょうか?
その他の不満点など
ゲーム性以外にもいくつか不満点がありますが、代表的なものだけ。
まず、日本語が致命的に下手です。恐らく中国またはその近辺で制作されたゲームなのでしょう。
登場人物の名前が読めないのは私が悪いとしても、日本語としておかしいところもしばしば。
例えば選択肢が出て「実行」したいとき、「保存」「はい」など、表示はバラバラ。
「てにをは」も抜けている部分が多く使い方もあやふやですし、読んでて疲れます。
またバグなのか分かりませんが、「0時更新!」というものが、日中に急に更新されたりされなかったりと、全体的に運営が恐らく雑なんでしょうね。
後は細かい話です。静止画だと分かりにくいのですが、常にキャラクターがうねうね動いています。
この動きが結構気持ち悪いというか…
うねうねした動きというのは、人目を引き付ける効果は確かにあるんだなあと実感しつつも、いちいちキャラクターを無駄に動かさなくていいのでは、と思いました。
あとは、ゲーム性とも多少重複しますが、ストーリー性が全くない事がまずダメかなあ。
最初のチュートリアルこそ、後漢のため云々というあらすじが出ましたが、以降は基本的に何も出てきません。
そして古代中国の中にいると思いきや、急に現れる上杉謙信などの日本の戦国武将。
時代設計も背景も(そして性別も)違っているというのに、導入したのは何か意味があるんでしょうか?
上杉謙信がいることから予想した通り、武田信玄もいました。
もちろん、女体化されています。もちろん?
なお、課金してガチャを回したところで、SSR(最上位)のキャラクターがすぐに手に入るとは限りません。
「証」というアイテムが貰えるだけで、それを集める必要があります。
1日に手に入る「証」の量は、運がいいと数枚~数十枚程度に対して、1キャラクターについて60~240個は必要になるので、新しい仲間が増えることはそうそう期待できないですね。
全体の感想:中国史が好きなら
中国史に全く詳しくないのですが、漢の時代が好きな人にはオススメ…なのか?
いや、好きな人には勧めちゃダメなような気もする。
放置ゲームが好きな人には、当然ながらオススメだと思いますよ。
私には、不自由な日本語と戦略性の極めて乏しい戦闘、そして放置するだけというのは、ゲームと言っていいのか再検討の余地があると思います。
放置されたいのならば、放置してやろう
先ほど、ストップウオッチの例えで、1週間経ったら8万秒(24時間=86,400秒)と言いましたが、これを1か月放置すれば、259万秒になります。
そこまで数字が大きくなると、少し印象も変わるかもしれません。
というわけで、放置ゲーらしく、当面は放置しておこうかと思います。
1か月くらい放置しておけば、急に面白くなっているかもしれない…
(そのままアプリを消す可能性もありますけどね)
ちなみに前回の「八月のシンデレラナイン」については、一向に甲子園への進捗が見られないので消しました。
以上、ありがとうございました。
「ぼくのすきなたべもの」に変わっていたら、お察しください。