宇都宮が「ジャズとカクテルの街」ということは知りませんでしたが、それならばとBarに行った話。
カクテルと宇都宮
宇都宮がなぜカクテルの街なのか?
宇都宮観光コンベンション協会にいろいろ書いてありました。
要約すると、
- 1970年代にバーテンダーの人材育成に注力
- 宇都宮発のバーテンダーが全国大会で史上初の4連覇
- 市内の総合的なレベルが向上
そこから、カクテル協会が1999年5月5日5時55分55秒に誕生したそうです。
時間の意味はよく分かりませんが、もう20年以上前から、以降はカクテルの街としての知名度向上に努めていたそうです。
カクテルカーニバルやカクテルナイトなどのイベントも行われているそうですね。
ムッシュの存在
そんな宇都宮のカクテルですが、「宇都宮 カクテル」などで検索すると、1つのお店に行きつくことが多かったです。
それが「夢酒OGAWA パイプのけむり」というお店。
夢酒と書いてムッシュと読みます。
小川さんと言う方は1989年に全国のバーテンダー大会で優勝。
以降、自身もお店に立ちながら後任の育成に努めた方だそうです。
5年前の記事で69歳となっていたので、現在は74歳くらい。
せっかくなので、そのお店に行ってみることにしました。
夢酒OGAWA パイプのけむりの場所など
「夢酒OGAWA パイプのけむり」はJR宇都宮駅ではなく、東武宇都宮駅の近くにあります。
(JR宇都宮駅から歩いて行ったら、約20分かかりました)
宇都宮駅西口から伸びるメインの大通りから、一本入ったところにあります。
この辺りは、バーやスナック、飲食店が多い通りのようです(閉まっているところも多いですが…)
さっと通ると気が付かないかもしれませんが、下の建物です。
この看板が目印。味のあるキャラクターの看板ですが、ムッシュ自体はこんな感じではありませんでした。
18時開店で少し前に着いてしまったので、まだ空いていませんでした。
この右手のところが入口ですが、開店するとライトが付きます。
店内はカウンターとテーブルで合計20数席。
私ともう一名、お客さんがカウンターについた形でした。
カクテルを堪能する
バーにほとんど行った経験がない以上に、お酒・カクテルにはそれほど詳しくも強くもありません。
注文をするにも、かなり悩んでしまいました。
というわけで、何を飲んだかという名前はあまり覚えておりませんが、こちらの3杯です。
柑橘系などを中心に、甘めで色の綺麗なお酒を注文です。
目の前でカチャカチャ混ぜてくれました。
酒には弱いので、3杯も飲めば多少は酔っぱらいます。
なお、私は基本的に酔う=気分が悪くなるので、飲み過ぎるとデメリットしかありません。
基本的にはフードメニューはない様子ですが、パンにアンチョビ(?)か何かを挟んだおつまみを貰いました。
これが美味かったなあ。
トークを堪能する
ムッシュともう一人の私より少し若そうなバーテンダーさんの2名体制でした。
私ともう一人(地元の方?)の2名しかいなかったので、ほぼ必然的にカウンターで話をすることに。
私の数少ないバー経験からしても、バーテンダーって話が上手いですよね。
適度な距離感と膨らませ具合があるというか。
ムッシュは芸術関係にも明るく、千葉県の話をしていたら「ホキ美術館」のことを知っていたのは驚きました。
県外の人から言われるほどメジャーな美術館ではない認識でしたのでつい。
その後は、東日本大震災シーズンでしたので、そんな話をしていました。
全くの第三者と話をする機会もめっきり減ったので、私ですらそこそこ饒舌でした。
ムッシュとバーテンダーさんのトーク力のおかげかもしれません。
バーは思ったより楽しい
酒がそんなに好きでもないですし、社交性もそれほどありません。
ですが、これまで旅先で行ったバーは、そこそこいい経験になっています。
自宅近辺にもいくつかバーがあるようなので、たまには行ってみるのもいいかもしれません。
そのためにも、「好きなカクテル」くらい即答できるように、ひとつ・ふたつは味と種類を一致できるようにしとこうかな。
なお、ムッシュは切り絵が趣味だそうで、バーテンダー仲間やその他人物・風景などを作っているそうです。
アルバムを見せてもらいました。
こちらはGoogleMAPから転載した、ムッシュの画像。
そしてこれがムッシュから貰った名刺に描かれた自画像(切り絵)。
似ている。
【京都・先斗町のバーにて】