スラムダンク以来、2か月振りくらいの映画を観てきました。
今回は「すずめの戸締まり」です。
イラストで描くとこんな感じです。
ネタバレも多少含みます。
概要
※漢字がよく分からないので、間違ってるかも知れませんし、部分的にカタカナ表記にします。
岩戸スズメは宮崎県に住む高校2年生。
4歳の頃に母を亡くし、叔母であるタマキと2人暮らし。
ある日の登校中、宗方ソウタに「廃墟はあるか?」と聞かれ、住人のいなくなった集落を伝える。
しかし、それが気になったスズメは自身も廃墟に向かう。
廃墟の一角にあるホールのような場所に、ただドアが立っているのを見つける。
そのドアは外から見ると星空が広がっているが、中に入ると単に反対側に出るだけで、よく分からないまま開けっぱなしにしてしまう。
また、近くの石を拾ってみると、ネコに変化して去って行ってしまった。
再び学校に行くと、廃墟のある山の中から、巨大な黒い渦のようなものが吹き出していた。
慌てて再び廃墟に行くと、ソウタが懸命にドアを閉じようと戦っていた。
ソウタは、開いてしまった常世とのトビラを閉じ、災厄(地震)をもたらすミミズを封じる、代々続く「閉じ師」(戸締師?)の家系だった。
感想
思ったよりも、スズメが戸締まりをしていました。
地震を鎮めるため、自分の過去を整理するための宮崎から東北までの大冒険。
短いシーンでしたが、この間行った愛媛県大洲市が出ていたのが印象的でした。
叔母であるタマキさんが、「スズメを引き取って10年も育てたせいで、婚活もロクにできず人生を返してほしい」とスズメに叫ぶシーン。
年齢的にタマキ世代(アラフォー)なので、気持ちは分かる気がしますし、1番グッときた気がします。
子どもを引き取って育てることにやりがいや幸せもあっただろうに、本音ではこういうことも思ってたんだなと。
何かをやる時に、良い・悪いがデジタルに1か0で割り切れる話でもないので、「引き取って良かったし、辛かったと思うこともたまにはある」というのが人間ですよね。
そんな感じが良かったです。
まあ一族が全滅して姪と甥だけ残ったら、私が引き取ることはやぶさかではありません。
あとは、ソウタの友人の芹澤君がいい人過ぎました。
(NHKウェブサイトより)
震災の話
阪神・淡路大震災(1995年(のときはまだ9歳で、千葉に住む私には正直なところあまりピンと来てませんでした。
東日本大震災は被害は本棚が倒れた程度でしたが、その後も計画停電など影響も多少受けました。
家に帰れなくなった同期を実家に泊めて、一緒にカレーを食べたことや、燃え盛る街の空撮映像に、その夜は現実味を感じられなかったことなど覚えています。
3年くらいして石巻市に行き、被災者の方に話を伺いましたが、強く前向きなお話をされていたのが印象的でした。
熊本地震は、被災半年後に行きました。
まだ爪痕も残るなか、益城町の崩れた家の前に立つおじさんを見た時に、ふと涙腺が緩んだことがありました。
熊本城もだいぶ公開されてきたようですね。
いずれにしても、悲しくなりますね。
余談
「すずめの戸締り」と聞くと「アリの門渡り」(とわたり)を思い出してしまいますが、最悪の間違い方なので口に出さないように気をつけています。
(アリの門渡りが分からない人は調べてみてね)