ドンドン。
さて何でしょうね。
浦白川のドンドンへの行き方
「浦白川のドンドン」というのを見ても聞いても、何のことだか分かりませんでした。
調べてみると、一応GoogleMapに場所が書かれています。(これで地名?ということが初めて分かりました)
しかし、情報を調べてもあまり出てこなかったので行き方を少し詳しめに。
なお、自動車で手前まで行くことも可能ですが、かなり狭いトンネルを通る上に、正規の駐車場もないので事実上不可だと思います。
そのため、車は月崎駅前に停めて歩くのがいいと思われます。
小湊鐵道の月崎駅から十分歩いて行くことができます。
まず駅の前にあるデイリーヤマザキを右に曲がります。
5分ほど歩き、踏切を超えると左手に永昌寺というお寺に行く坂が見えてきます。
この坂を登る気力がなかったので寺には行ってません。
それをそのまま通り過ぎて数十メートル進むと、再び左側に赤い看板(鳥獣保護区)が見えます。
立体的な位置関係で言えば、永昌寺の下に当たるのだと思います。
そしてこれが永昌寺トンネルです。
手掘りで掘られたトンネルらしく、中はぼこぼこしています。
将棋の駒っぽい形ですが、観音堀りという掘り方らしいです。
(下は私が入った側ではなく、反対側から撮った写真です)
電灯などはなく、出口が明るいせいで、返って足元が暗くてよく見えません。
若干坂になっていることと、あくまでも車道なので車が通ることがあるのには注意してください。
200メートルくらいはあるのかな。なかなか楽しいです。
そこを抜けると森の中に道があります。
そして森を数分歩いていると、右手側の木に紙が貼られています。
こちらが「里山のパワースポット 浦白川のドンドン」と書かれています。
ここから500メートルほどにあるそうな。
ここからは基本的に未舗装の道です。
ですが、人が通った跡はわかるので、その獣道のようなところを通れば大丈夫です。
私が行ったのは10月末なので草木も減っていたのかも知れませんが、夏場は草ボーボーかも知れません。
森を数分歩き、更にそのまま5分ほど歩いていくと、川が見えてきます。
右手側の傾斜を下ると(1〜2メートルくらい)、そこがドンドンです。
ドンドンとは
いわゆる「川廻し」と呼ばれる工事が行われた場所のようです。
要するに川が蛇行している部分を直線的に工事して繋いでしまい、そこを農地にするというもの。
iPhoneの適当メモで描いてますが、たぶんこんな感じ↓。
そしてそのためのトンネルのような水路がドンドンです。
水が流れる音がドンドン聞こえるから、ドンドンと呼ばれ出したそうな(たぶん諸説あり)。
そしてドンドンとは聞こえませんでした。
高さは10メートルくらいはあるんですかね?
機械無しで掘るのは大変だったことでしょう
近づいてみました。朝方、少し雨が降ったようですが、水の量はそれほどでもありません。
見える範囲の水深はせいぜい20cmくらいでしょうか。
さらに近づいてみました。
このトンネルの中は水深もわからず、そもそも濡れるのが嫌なので侵入は諦めました。
奥の方にチラリと明かりが見えたので、それが反対側のようです。
ドンドンの先へ
①の方がドンドン方面ですが、そこを曲がらずに②方向に進んだ場合。
うっそうとした竹のトンネルがありました。
だいぶしなっています。
また途中には小湊鐵道の線路が。
馬鹿なおばさんトリオが線路内で写真を撮っていましたが(犯罪らしい)、普通の人はやめましょう。
そして10分ほど歩くとその先には、同じく素掘りのトンネルである柿木台第二トンネルがあります。
また、第二と第一のトンネルの間には、農地が広がっていました。
一応、人家もありましたね。
たぶんこっちが第一トンネル。
第一トンネルには、人家が近いせいか電灯がともっていました。
車とも何台かすれ違いましたが、トンネル内では避けきれなそうなので、いったん避難しました。
電灯が等間隔であるので、ちょっとしたトンネルの模様のようになっています。
感想まとめ
というわけで、ドンドンの正体は川廻しの名残でした。
まあネットで調べた時点でそれくらいは分かっていたのですが、いい天気でしたし、変わったトンネルも通れたので良かったです。
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